2016年.12月.冬至.
DBと出会う
DB:僕の地元にある自然豊かな野球場のある緑一杯のB型作業所
僕はそれまで闇の世界をさ迷っていた。生きる希望が見えない毎日。なんとか時間を潰すため、
無理して自分を奮い立たせ、自己啓発本を読む毎日。夜には強引にたくさんの親友に電話をし、
迷惑をかける。
そんな時、地元の精神保健福祉士の方に、三ケ所、仕事場を提供される。
(1).DB(B型作業所)
(2).地元の某B型作業所
(3).知的障がい者の支援員(正規雇用)
とりあえず、三ケ所見学に行った。
まず(2)。
内職が主な仕事。僕の印象ではイマイチパットしない雰囲気。
次に(3)。
とても男気のある職員。この人について行こうと思った。ここで働くことができれば?経済的にも安定し、自立もできる。
(1)を見にいくまでもなく、この時点でほぼ(3)で地に足を固めることを決意。
もう(1)の見学はいいかな…
担当の精神保健福祉士「とりあえず三ケ所見学に見に行きましょうか。」
最後に(1)を見学。
衝撃を受けた。
山、川、緑、そして広大な野球場。
眼を輝かして懸命に野球ボールを縫う利用者達。
心がその僅かな時間だったが、凄く浄化された。
その見学後、そこの利用者として働くことを即決意。
入所。
最初の三か月、懸命に我武者羅に(無理して)頑張る。
次の二か月、反動が来たのか、原付で通所しては30分、1時間で帰るルーティンを繰り返す日々。
活力、生命力、共に低迷。
そして、筋肉注射という自心の病の現在の医療の最先端を走る治療法、名医と出会う。
劇的に病が回復していくのが分かる。
朝は7時~8時に通所し、他の利用者、スタッフが来る前、一人、球場のトイレ掃除、草引きをするルーティンワーク。
利用時間終了の15時以降は、恩師からこのドリームボールの理念、考え、ノウハウを学ぶ毎日。
そして、人間として大きく成長していくのが、自分で客観視できる。
僕は昔からいつか自心の病を乗り越え、「当事者」という経験を活かし、精神障がい者の施設を運営したいと思っていた。
恩師の考えは、僕の理想の形。いや、それ以上。そしてこれ以上にない恵まれた環境。
この恩師についてく、そう日に日に決意が固まる毎日。
一時期、将来に焦り、外の社会に羽ばたくことも考えたが、その考えも色々吟味した挙句、利用者として残って訓練を続けることを決意。
順風満帆な毎日。妄想も日々少しづつ減少。日々成長。
そんな時、一人の入所希望の利用者が遠方から現れた。
ボサボサの髪型。生きる気力を失った眼つき。猫背。
ただ、筋肉だけはプロボクサーの様な体系。
その利用者とは、はっきり言って、親友であり旧友。
僕は逃げた。過去が蘇ったからだ。
その利用者は、受信用の携帯しか持つことができないくらいお金に貧しかった。
そういったことから、過去にお金のトラブルから、愚行ではあるが携帯電話番号を変え「縁」を切っていた。
過去を順調に肯定していっている段階。
恐怖だった。
しかし、顔を合わせてしまった以上、対話するしかない。見学初日、20分だけ話す時間を設けた。
昔のように、無謀な夢を語らない。落ち着いている。聞けばその利用者も僕と種類は違うが筋肉注射を打ち始めたというのだ。
「人の心」を持っている。僕はそう判断した。
と、同時に、この人を恩師から学んだノウハウを元に立派な社会人、人間に、成長させ導く事が、自心の急速な成長に繋がる、そう判断した。
利用初日、その利用者は、ボサボサだった髪形を五輪狩りに丸めて来た。
その意気込みを買い、その何日か後に、僕は
・作業用の手袋
・水筒
・帽子
・ウォークマン
をプレゼントした。
その利用者が日に日に成長していく姿が分かる。懸命に草を引く。眼力が上がっていく。
これがこの人の本来の「眼」なのか。
昔のように、公衆電話から理不尽な時間に電話を掛けてこない。お金を貸してくれとも言わない。
僕なりに懸命に指導した。まだまだ弱い部分は見える。ただ生命力は過去に比べ段違い。
今では10年ブランクがあったMTの軽トラを、後ろに金属の網をつなぎ僕が運転し、その利用者が助手席に乗り地面を確認し、二人で広大な球場を一式ある程度、グラウンド整備できるまで成長できた。
恩師がそんな僕とその利用者に与えた、今月の工賃の金額の差は僅か千円。
この金額の数字の意味、真意を考えた。
この事業所の給料(工賃)は決まっていない。完全出来高制。努力すれば努力するだけ結果が実る。
恩師が工賃を判断する。
与えすぎると 己惚れる。 少なすぎると やる気を失う。
そういったことから、今回の僕の工賃は、「今後の更なる期待」と自分なりに判断した。
そんな恩師は、毎日10数人分の利用者の豪華な昼食を自分のふところから張り込み、本人はカップラーメンや小さなオニギリを、うまいうまいと食べる、そんな方だ。
今では、地元のプロボクサーや、ラーメン屋を営む若い店主や、教師時代の教え子も恩師に会いに、毎日色んな人がこの『DB』へ訪れる、そんな毎日だ。
『人間を救い 共に生きる』
それが DB
そんな恩師の意思 考え DBを 四年かけて修行し しっかり引き継ぎたい そう決真している
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DBと出会う
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僕はそれまで闇の世界をさ迷っていた。生きる希望が見えない毎日。なんとか時間を潰すため、
無理して自分を奮い立たせ、自己啓発本を読む毎日。夜には強引にたくさんの親友に電話をし、
迷惑をかける。
そんな時、地元の精神保健福祉士の方に、三ケ所、仕事場を提供される。
(1).DB(B型作業所)
(2).地元の某B型作業所
(3).知的障がい者の支援員(正規雇用)
とりあえず、三ケ所見学に行った。
まず(2)。
内職が主な仕事。僕の印象ではイマイチパットしない雰囲気。
次に(3)。
とても男気のある職員。この人について行こうと思った。ここで働くことができれば?経済的にも安定し、自立もできる。
(1)を見にいくまでもなく、この時点でほぼ(3)で地に足を固めることを決意。
もう(1)の見学はいいかな…
担当の精神保健福祉士「とりあえず三ケ所見学に見に行きましょうか。」
最後に(1)を見学。
衝撃を受けた。
山、川、緑、そして広大な野球場。
眼を輝かして懸命に野球ボールを縫う利用者達。
心がその僅かな時間だったが、凄く浄化された。
その見学後、そこの利用者として働くことを即決意。
入所。
最初の三か月、懸命に我武者羅に(無理して)頑張る。
次の二か月、反動が来たのか、原付で通所しては30分、1時間で帰るルーティンを繰り返す日々。
活力、生命力、共に低迷。
そして、筋肉注射という自心の病の現在の医療の最先端を走る治療法、名医と出会う。
劇的に病が回復していくのが分かる。
朝は7時~8時に通所し、他の利用者、スタッフが来る前、一人、球場のトイレ掃除、草引きをするルーティンワーク。
利用時間終了の15時以降は、恩師からこのドリームボールの理念、考え、ノウハウを学ぶ毎日。
そして、人間として大きく成長していくのが、自分で客観視できる。
僕は昔からいつか自心の病を乗り越え、「当事者」という経験を活かし、精神障がい者の施設を運営したいと思っていた。
恩師の考えは、僕の理想の形。いや、それ以上。そしてこれ以上にない恵まれた環境。
この恩師についてく、そう日に日に決意が固まる毎日。
一時期、将来に焦り、外の社会に羽ばたくことも考えたが、その考えも色々吟味した挙句、利用者として残って訓練を続けることを決意。
順風満帆な毎日。妄想も日々少しづつ減少。日々成長。
そんな時、一人の入所希望の利用者が遠方から現れた。
ボサボサの髪型。生きる気力を失った眼つき。猫背。
ただ、筋肉だけはプロボクサーの様な体系。
その利用者とは、はっきり言って、親友であり旧友。
僕は逃げた。過去が蘇ったからだ。
その利用者は、受信用の携帯しか持つことができないくらいお金に貧しかった。
そういったことから、過去にお金のトラブルから、愚行ではあるが携帯電話番号を変え「縁」を切っていた。
過去を順調に肯定していっている段階。
恐怖だった。
しかし、顔を合わせてしまった以上、対話するしかない。見学初日、20分だけ話す時間を設けた。
昔のように、無謀な夢を語らない。落ち着いている。聞けばその利用者も僕と種類は違うが筋肉注射を打ち始めたというのだ。
「人の心」を持っている。僕はそう判断した。
と、同時に、この人を恩師から学んだノウハウを元に立派な社会人、人間に、成長させ導く事が、自心の急速な成長に繋がる、そう判断した。
利用初日、その利用者は、ボサボサだった髪形を五輪狩りに丸めて来た。
その意気込みを買い、その何日か後に、僕は
・作業用の手袋
・水筒
・帽子
・ウォークマン
をプレゼントした。
その利用者が日に日に成長していく姿が分かる。懸命に草を引く。眼力が上がっていく。
これがこの人の本来の「眼」なのか。
昔のように、公衆電話から理不尽な時間に電話を掛けてこない。お金を貸してくれとも言わない。
僕なりに懸命に指導した。まだまだ弱い部分は見える。ただ生命力は過去に比べ段違い。
今では10年ブランクがあったMTの軽トラを、後ろに金属の網をつなぎ僕が運転し、その利用者が助手席に乗り地面を確認し、二人で広大な球場を一式ある程度、グラウンド整備できるまで成長できた。
恩師がそんな僕とその利用者に与えた、今月の工賃の金額の差は僅か千円。
この金額の数字の意味、真意を考えた。
この事業所の給料(工賃)は決まっていない。完全出来高制。努力すれば努力するだけ結果が実る。
恩師が工賃を判断する。
与えすぎると 己惚れる。 少なすぎると やる気を失う。
そういったことから、今回の僕の工賃は、「今後の更なる期待」と自分なりに判断した。
そんな恩師は、毎日10数人分の利用者の豪華な昼食を自分のふところから張り込み、本人はカップラーメンや小さなオニギリを、うまいうまいと食べる、そんな方だ。
今では、地元のプロボクサーや、ラーメン屋を営む若い店主や、教師時代の教え子も恩師に会いに、毎日色んな人がこの『DB』へ訪れる、そんな毎日だ。
『人間を救い 共に生きる』
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