客観的事実

先日、成り行きで、例の真似っこ奥さんと一緒に映画に行く羽目になった。
急遽決まった事なので、駅に行く途中で、彼女が財布と携帯を忘れてきたことに気がついた。

まぁ、携帯の方はなにか連絡がしたければ私のから家に留守電でも吹き込めるし、お金は私にいくらかの持ち合わせがあったので、そのまま映画館に行った。

私は前売り券をもっていたが、彼女は持っていない。
チケットカウンターに行く直前に、財布に入れていた運転免許証がないと言いだした。

つまり、彼女はシニア料金になる年齢なのだが・・・・それを証明できるものがないので1800円の通常料金を取られるかもしれない、と心配し出したのだ。
えっ？と思ったけれど言えない（笑）

確かに、彼女は小柄で細身。　娘さんのものなのか、派手なチュニックにジーンズ姿ではある。
あるが・・・私より１０個上なのだ。
いくら若く見えると言っても、５０代に見られるかもしれない・・・というのはおこがましい（笑）

でも、彼女の中では、完璧に1000円で済む所を1800円の通常料金を請求されて、とっても損をする、という考えで凝り固まっている。

「とりあえずシニアなのだと言ってみて、それで証明書がなくて信じられないからダメって言われたら1800円払えばいいやん」と。

カウンターでおずおずと・・・
「私・・・今日・・・証明できるモノを持ち合せてないんですが」と切り出したとたんに、カウンターにいた子が

「証明書って、ああ、シニアですね」ってきっぱり言い切った（笑）
1000円で済んで良かったね、めでたしめでたし・・・とならないのが、この話の落ち着かないところで、1000円で済んだから良かったものの、それはつまり・・・何も証明するモノがなくったって、ちゃんと他人はシニアに見えている、って事で。。。

なんというか、、、お気の毒さま半分で（笑）イヤイヤ　ワタシモ　キヲ　ツケヨウ

ちょっとその場の気まずい雰囲気を取り除くのに楽母さんはじたばたしましたとさっ。