偽装魚の実態シリーズ
開発魚・偽装魚ガイドブック5
開発魚や偽装魚を知って回転寿司店・飲食店・惣菜の食品偽装を見破ろう
ナ・ハ行の名前が付いた魚
●ご案内/
は、開発調査センターのサイトから魚の写真を見ることができます。
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「開発魚・偽装魚を見よう」からリンクして下さい。
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ナイルパーチ →鱸(すずき)、平政(ひらまさ)、鰤(ぶり)
回転寿司ネタ・刺身・コンビニ・持ち帰り弁当のフライ、200cm
エチオピア・ビクトリア湖産、アフリカの河川・湖沼
日本やヨーロッパの白身魚として活用される。鱸や平政・鰤とは全く異なり、大型の淡水魚。ブラックバス・ブルーギルと共に鱸、オキメダイ・シルバーワレフと共に鰤、そして平政と、数々の白身魚に偽装される。アメリカナマズと同じく、偽装魚の王様です。
ニシアジ →真鯵(まあじ)
ヨーロッパ産のニシアジが、回転寿司や沼津などの名産品の真鯵に偽装されます。
ニシシマガツオ (
開発魚)
刺身・切身・薫製、50cm、南太平洋、大西洋の亜熱帯から亜寒帯域、地中海
ニジマス →鮭(さけ)
バイオ技術を使った淡水の養殖魚のニジマスが偽装されます。餌に着色料を混ぜ、元々の白身を黄色くするのです。
ネズミゴチ →目鯒(めごち)
目鯒とは別種ネズッポ科の魚で、天婦羅ネタにも偽装されます。<他偽装=トピヌメリ>
ネズミザメ (
開発魚)
→鱶鰭(ふかひれ)
フカヒレ・魚ステーキ・すり身、200cm、最大300cm
北日本から北太平洋、ベーリング海、北大西洋、南半球
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バラクータ (
開発魚)
→鰆(さわら)
回転寿司ネタ・刺身・粕漬、70~80cm
ニュージーランド、オーストラリア南部、チリ、アルゼンチン南部、南アフリカの沿岸→オキサワラとも言われるが、サワラやカマスの仲間ではない。
ヒモダラ →鮎魚女(あいなめ)
日本近海の怪奇な面構えの深海魚です。
ヒメジンドウイカ →槍烏賊(やりいか)
東南アジア産で、ゲソも含めてベトナムなど東南アジアで加工されて輸入されます。
<他偽装=アジアジンドウイカ>
ビルチャード →鰯(いわし)
ビルチャードは鰯の仲間で、米国・カナダ・オランダ産のものが偽装されます。
<他偽装=スプラット>
ビワコダイ・ビワコスズキ (その他・各地の湖などの淡水魚) →ブラックバス・ブルーギル
琵琶湖・霞ヶ浦、その他の有名観光地の湖・沼で獲れる淡水魚に名を借りたり、ありもしない魚名を命名し、その湖沼に生息する外来駆逐魚のブラックバス・ブルーギルを、名産“なれ寿司”や特産フィッシュバーガーとして食べさせる。
養殖ブラックタイガー →車海老(くるまえび)
東南アジア産の養殖ブラックタイガーが偽装されます。車海老は高価なので、回転寿司店に限らずあくどい一般寿司店でも、車海老と称してブラックタイガー使っている店があります。
ブラックバス →鱸(すずき)、真鱈(まだら)
回転寿司ネタ・刺身・ムニエル、最大100cm、原産地はアメリカ東部
ご存じのように駆除魚。米国では数州が州魚になっている。アメリカナマズ・ナイルパーチ・ブルーギルと共に鱸に、シルバーヘイク・ホキ・ミナミダラ・メルルーサ・ブルーギルと共に真鱈に偽装される。
ブルーギル →鱸(すずき)、真鱈(まだら)
回転寿司ネタ・たらのすり身、10cm以下、原産地は北アメリカ中・南部
ご存じのように駆除魚。アメリカナマズ・ナイルパーチ・ブラックバスと共に鱸に、シルバーヘイク・ホキ・ミナミダラ・メルルーサ・ブラックバスと共に真鱈に偽装される。
ブルーホワイティング (
開発魚)
すり身の材料、15~30cm・最大50cm、水深350~600mの深海魚
グリーンランド南部、北大西洋西部、北西アフリカ沿岸、地中海西部
ベニメダイ (
開発魚)
→鯛(たい)の塩焼き
25cm、アフリカ西岸沖
ペヘレイ →細魚(さより)・鱚(きす)・公魚(わかさぎ)
ペヘレイは、アルゼンチン産などの外来種の白身魚です。細魚・鱚・公魚・など、回転寿司や天婦羅、佃煮の多くにこの魚が偽装されます。<他偽装=モトギス>
ホキ (
開発魚)
→真鱈(まだら)
切身・惣菜品・ムニエル・フィッシュバーガー・フライ、60~100cm
ニュージランド南方、アルゼンチン及びチリ南部
シルバーヘイク、ミナミダラ・メルルーサ、ブラックバス・ブルーギルと共に、真鱈に偽装される。