少数派シリーズ/政治情勢
国葬16|エリザベス国葬は「英国を1つ」にしたが安倍国葬は「日本を2つに分断」した
■「国葬が終わっても反対⑧」<仮まとめ>岸田首相は歴史に『大きな汚点』を残した
国葬が終わっても反対の8回目、国葬が終わって時間が経過したが国葬の誤りは糾しておけねばならぬ。一応ここで、<仮まとめ>をする。ここまで投稿して、投稿者の総括的な感想は『エリザベス国葬は「英国を1つ」にしたが、安倍国葬は「日本を2つに分断」した』ではないだろうか。どちらもTV中継をご覧になった方、あるいはニュースだけでもその相違に愕然としたのでは。国民から愛された方と、嘘ばかり並べ国民を蔑視した人物との相違が顕著に表れたと考える。
▽13.立憲・野田元首相の「衆議院追悼演説」によって唯一安部元首相の“影”を糾した(投稿者指摘)
政府・自民党は国葬を使って「政治利用」をしたと、散々申し上げた。実は、「皇族利用」もしていたのだ。天皇は国葬に参列しない慣習になっており、それでも勅使が派遣される。また秋篠宮以下7人の皇族が参列したのは、「皇室利用」「政治利用」に他ならない。単なる一政治家の死に、皇室の権威を添える形になった。やはり、この点も問題だ。
国葬とは別に、10月25日に立憲・野田元首相の「衆議院追悼演説」が行われた。これは戦後の慣例として、立場は変われど同じ政治家として競ったライバル政党が受け持つことになっている。全く歴史や政治を勉強していない自民党(岸田首相も知らなかった?)は、当初、甘利前幹事長に依頼した。またネトウヨも、ろくに調べもせずになぜ野党なんかにさせるのだと騒いだ。その野田氏の演説の内容は、かなり歯が浮くような美談が多かったが、相当に練った内容だった。特筆したいのが本当に国葬に値するのか、また安倍氏の影の部分も問うている。演説のごく一部~『あなたがこの国に遺したものは何だったのか。そうした「問い」だけが、いまだ中ぶらりんの状態のまま、日本中をこだましています。その「答え」は、長い時間をかけて、遠い未来の歴史の審判に委ねるしかないのかもしれません。そうであったとしても、私はあなたのことを、問い続けたい。国の宰相としてあなたが遺した事績をたどり、あなたが放った強烈な光も、その先に伸びた影も、この議場に集う同僚議員たちと共に言葉の限りを尽くして問い続けたい。問い続けなければならないのです。』
▽14.自民党一部議員「安倍肖像3万円札」発行要求!今年の漢字は『壺』で決まり?(SNSと投稿者指摘)
SNSによると、自民党の一部・右翼思想議員はこの期に及んで「安倍肖像3万円札」新発行の要求をしている。安倍首相の在りし日の姿を描いた図柄を入れ、永久流用とぬかす。英国のように、エリザベス女王の肖像が描かれたようにするのか。あまりの感覚のズレに呆れる。この調子だと、安倍氏肖像の”安倍10万円金貨”や500円~1円硬貨(50円・5円は中心円部分を無くす)も安倍氏の顔が・・・、”安倍記念切手”も作れと言い出すかも分からぬ勢い。これなら、ますますキャッシュレスやペイなどのポイント化が進む(笑)。一方、狙撃された奈良市の近鉄大和西大寺駅付近の例の一角を、「慰霊の地」にする一部の政治家・国民から要請があった。しかし地元民の反対があって、さすがに市は却下した。しかし全国至る所で銅像が立ったり、安倍記念と付く建物や広場が作られると思われる。
投稿者の指摘は、火葬を風習としない諸外国は式次の「遺骨」の存在にギョ!としたのではなかろうか。ここからは笑いネタ、弔辞では菅前首相が安倍氏と焼鳥を食いながらの談話~通訳は外国の参列者に、日本独特の焼鳥をどう説明したのかなと考えてしまう。七面鳥料理やケンタッキーのイメージで、伝えた可能性あり。安倍再出馬に3時間掛け説得したと簡単に言うが、両氏の秘書・運転手・当然新聞記者等(安倍氏用SPも付いていた?)20人・30人が、他所や料理店の前や脇など飲食不可の状態で長時間待たされたと思われる。庶民は人を待たせることに気を遣うが、政治家は慣れっこになっているんだろうね。なお政治関係者によると、この会合もフィクションだった説が濃厚だ。
「国葬」が散々批判され、今や「酷葬」呼ばわりに。ところでSNSでは、年末に京都・清水寺で発表される「今年の漢字」や「新語・流行語大賞」は、霊感商法の統一教会にならい、断トツ『壺』で決まりだろ!の声(笑)、あるいは「霊」か?と。ところが、新語・流行語大賞候補30選には「宗教2世」が。政府・自民党への忖度、統一教会へのビビりか? これでは流行語の意味を為さない。もう1つ投稿者は、メディアは誰も言っていない?気が付いていない?来年4月に実施される、「統一地方選」の言い方を変更しろと言いたい(笑)。このままでは、「統一」教会信者が仕切る「地方選」に! 国会議員以上に、地方選挙の選挙区には統一教会が浸透していると言う。彼等に依存してきた自民党は、彼等の票や活動がなければ、バタバタと倒れる。それこそ自民党が大惨敗して、岸田政権が終わる可能性が高い。国政選挙が向こう3年間なく「黄金の3年間」と言われたが、もはや岸田政権は虫の息。政治は「一寸先は闇」の言葉通り、それもこれも「国葬」を政権浮揚に使ったことが命取りか。
■国葬といっても所詮は政治ショー、政府自民党自ら「死者を見せ物」にしてしまった
8回に渡った連載の<仮まとめ>。自民党層や右翼思想自民党議員は、「国葬反対」の国民に弔意はないのか!と迫り、二階元幹事長に至っては「非国民」と罵った。投稿者はコロナが始まった20年の春から、コロナ情報や感染者数・死者を追い掛けてきた。コロナで悲惨な思いや我慢に耐えている方は、国民のほとんどだろう。なかでも病院や介護施設で亡くなった方に対し遺族は”最期”に立ち会えず、遺体は葬儀社が用意した非透明の収納袋にくるまれたまま火葬される。コロナがこれほど長期にかつ拡散したのは、安倍政権による初期対策の失敗、安易に考え確固たる取り組みをしなかった安倍首相の姿勢に起因する。続く岸田首相や菅前首相もやる気がなく、対策はことごとく失敗した。満足に葬式が挙げられなかった国民にとって、コクソーもクソもない。そんな感情が、一人一人の底にある。それにしても、安倍首相の”ピアノ演奏”や功績の披露など見たくなかっただろう。率直なところ、却って国民を逆なでした。だから岸田氏の目論見は外れ、国葬が終わった直後の世論調査でも、国葬を評価する数値は上がっていない。”葬儀委員長”は、全く国民の気持ちが分かっていなかったようだ。
国民全体を対象にするより、自民党葬など有志で静かに見送ればよかったのだ。懸念されていたように投稿者が掲げた14項目の通り、まさしく国葬は政府・自民党自らが”政治ショー化”させてしまった。こんな演出を行った結果、却って自民党層と右翼層自らが「死者を見せ物」にした。国葬は終わったからこれで終わりではなく、様々申し上げた点を国民レベルで「検証」すべきだ。吉田茂国葬の際に問題点を先送りしたことが、「安倍国葬」で一気に吹き出した。ここでキッチリと手順・ルールを定めておかねば、後世の方々がさらなる紛糾を起こさせることになる。でも今の政府自民党の体質では、何の反省もなく再び先送り・事なかれ主義で進められるだろう。もはや天皇以外の国葬は、不要なのではないだろうか。いずれにしろ、若い方は、将来、時の首相が亡くなり”国葬話”で出てきたら、しっかり見定めて下さい。
まとめに当たり、投稿者は3つの点を申し上げたい。(1)国民の国葬反対の声に、岸田政権は弔意も半旗も求めないと、どんどんと国葬のトーンを下げていった。つまり国民が必死で声を合わせれば、政府・自民党の悪政も少しずつ変えられることを国民が知ったこと。(2)既号の文章を再び。国民の声に耳を傾けなかった岸田氏は、歴史に『大きな汚点』を残したと言わざるを得ない。(3)過日、エリザベス女王の厳かな「英国国葬」を見た。つくづく感じることは、国民のために”故人”が何を施したのか、”故人”がいかに国民から親しまれたかが国葬の「意義と価値」を高める。そして「エリザベス国葬は『英国を1つ』にしたが、安倍国葬は『日本を2つに分断』してしまった。
※一旦ここで終わるが、国葬検証が出されたら再び投稿を始める。
前号/国葬15|フジテレビも国葬反対の国民の意思を見誤り大規模放送企画番組は視聴率大惨敗
国葬16|エリザベス国葬は「英国を1つ」にしたが安倍国葬は「日本を2つに分断」した
■「国葬が終わっても反対⑧」<仮まとめ>岸田首相は歴史に『大きな汚点』を残した
国葬が終わっても反対の8回目、国葬が終わって時間が経過したが国葬の誤りは糾しておけねばならぬ。一応ここで、<仮まとめ>をする。ここまで投稿して、投稿者の総括的な感想は『エリザベス国葬は「英国を1つ」にしたが、安倍国葬は「日本を2つに分断」した』ではないだろうか。どちらもTV中継をご覧になった方、あるいはニュースだけでもその相違に愕然としたのでは。国民から愛された方と、嘘ばかり並べ国民を蔑視した人物との相違が顕著に表れたと考える。
▽13.立憲・野田元首相の「衆議院追悼演説」によって唯一安部元首相の“影”を糾した(投稿者指摘)
政府・自民党は国葬を使って「政治利用」をしたと、散々申し上げた。実は、「皇族利用」もしていたのだ。天皇は国葬に参列しない慣習になっており、それでも勅使が派遣される。また秋篠宮以下7人の皇族が参列したのは、「皇室利用」「政治利用」に他ならない。単なる一政治家の死に、皇室の権威を添える形になった。やはり、この点も問題だ。
国葬とは別に、10月25日に立憲・野田元首相の「衆議院追悼演説」が行われた。これは戦後の慣例として、立場は変われど同じ政治家として競ったライバル政党が受け持つことになっている。全く歴史や政治を勉強していない自民党(岸田首相も知らなかった?)は、当初、甘利前幹事長に依頼した。またネトウヨも、ろくに調べもせずになぜ野党なんかにさせるのだと騒いだ。その野田氏の演説の内容は、かなり歯が浮くような美談が多かったが、相当に練った内容だった。特筆したいのが本当に国葬に値するのか、また安倍氏の影の部分も問うている。演説のごく一部~『あなたがこの国に遺したものは何だったのか。そうした「問い」だけが、いまだ中ぶらりんの状態のまま、日本中をこだましています。その「答え」は、長い時間をかけて、遠い未来の歴史の審判に委ねるしかないのかもしれません。そうであったとしても、私はあなたのことを、問い続けたい。国の宰相としてあなたが遺した事績をたどり、あなたが放った強烈な光も、その先に伸びた影も、この議場に集う同僚議員たちと共に言葉の限りを尽くして問い続けたい。問い続けなければならないのです。』
▽14.自民党一部議員「安倍肖像3万円札」発行要求!今年の漢字は『壺』で決まり?(SNSと投稿者指摘)
SNSによると、自民党の一部・右翼思想議員はこの期に及んで「安倍肖像3万円札」新発行の要求をしている。安倍首相の在りし日の姿を描いた図柄を入れ、永久流用とぬかす。英国のように、エリザベス女王の肖像が描かれたようにするのか。あまりの感覚のズレに呆れる。この調子だと、安倍氏肖像の”安倍10万円金貨”や500円~1円硬貨(50円・5円は中心円部分を無くす)も安倍氏の顔が・・・、”安倍記念切手”も作れと言い出すかも分からぬ勢い。これなら、ますますキャッシュレスやペイなどのポイント化が進む(笑)。一方、狙撃された奈良市の近鉄大和西大寺駅付近の例の一角を、「慰霊の地」にする一部の政治家・国民から要請があった。しかし地元民の反対があって、さすがに市は却下した。しかし全国至る所で銅像が立ったり、安倍記念と付く建物や広場が作られると思われる。
投稿者の指摘は、火葬を風習としない諸外国は式次の「遺骨」の存在にギョ!としたのではなかろうか。ここからは笑いネタ、弔辞では菅前首相が安倍氏と焼鳥を食いながらの談話~通訳は外国の参列者に、日本独特の焼鳥をどう説明したのかなと考えてしまう。七面鳥料理やケンタッキーのイメージで、伝えた可能性あり。安倍再出馬に3時間掛け説得したと簡単に言うが、両氏の秘書・運転手・当然新聞記者等(安倍氏用SPも付いていた?)20人・30人が、他所や料理店の前や脇など飲食不可の状態で長時間待たされたと思われる。庶民は人を待たせることに気を遣うが、政治家は慣れっこになっているんだろうね。なお政治関係者によると、この会合もフィクションだった説が濃厚だ。
「国葬」が散々批判され、今や「酷葬」呼ばわりに。ところでSNSでは、年末に京都・清水寺で発表される「今年の漢字」や「新語・流行語大賞」は、霊感商法の統一教会にならい、断トツ『壺』で決まりだろ!の声(笑)、あるいは「霊」か?と。ところが、新語・流行語大賞候補30選には「宗教2世」が。政府・自民党への忖度、統一教会へのビビりか? これでは流行語の意味を為さない。もう1つ投稿者は、メディアは誰も言っていない?気が付いていない?来年4月に実施される、「統一地方選」の言い方を変更しろと言いたい(笑)。このままでは、「統一」教会信者が仕切る「地方選」に! 国会議員以上に、地方選挙の選挙区には統一教会が浸透していると言う。彼等に依存してきた自民党は、彼等の票や活動がなければ、バタバタと倒れる。それこそ自民党が大惨敗して、岸田政権が終わる可能性が高い。国政選挙が向こう3年間なく「黄金の3年間」と言われたが、もはや岸田政権は虫の息。政治は「一寸先は闇」の言葉通り、それもこれも「国葬」を政権浮揚に使ったことが命取りか。
■国葬といっても所詮は政治ショー、政府自民党自ら「死者を見せ物」にしてしまった
8回に渡った連載の<仮まとめ>。自民党層や右翼思想自民党議員は、「国葬反対」の国民に弔意はないのか!と迫り、二階元幹事長に至っては「非国民」と罵った。投稿者はコロナが始まった20年の春から、コロナ情報や感染者数・死者を追い掛けてきた。コロナで悲惨な思いや我慢に耐えている方は、国民のほとんどだろう。なかでも病院や介護施設で亡くなった方に対し遺族は”最期”に立ち会えず、遺体は葬儀社が用意した非透明の収納袋にくるまれたまま火葬される。コロナがこれほど長期にかつ拡散したのは、安倍政権による初期対策の失敗、安易に考え確固たる取り組みをしなかった安倍首相の姿勢に起因する。続く岸田首相や菅前首相もやる気がなく、対策はことごとく失敗した。満足に葬式が挙げられなかった国民にとって、コクソーもクソもない。そんな感情が、一人一人の底にある。それにしても、安倍首相の”ピアノ演奏”や功績の披露など見たくなかっただろう。率直なところ、却って国民を逆なでした。だから岸田氏の目論見は外れ、国葬が終わった直後の世論調査でも、国葬を評価する数値は上がっていない。”葬儀委員長”は、全く国民の気持ちが分かっていなかったようだ。
国民全体を対象にするより、自民党葬など有志で静かに見送ればよかったのだ。懸念されていたように投稿者が掲げた14項目の通り、まさしく国葬は政府・自民党自らが”政治ショー化”させてしまった。こんな演出を行った結果、却って自民党層と右翼層自らが「死者を見せ物」にした。国葬は終わったからこれで終わりではなく、様々申し上げた点を国民レベルで「検証」すべきだ。吉田茂国葬の際に問題点を先送りしたことが、「安倍国葬」で一気に吹き出した。ここでキッチリと手順・ルールを定めておかねば、後世の方々がさらなる紛糾を起こさせることになる。でも今の政府自民党の体質では、何の反省もなく再び先送り・事なかれ主義で進められるだろう。もはや天皇以外の国葬は、不要なのではないだろうか。いずれにしろ、若い方は、将来、時の首相が亡くなり”国葬話”で出てきたら、しっかり見定めて下さい。
まとめに当たり、投稿者は3つの点を申し上げたい。(1)国民の国葬反対の声に、岸田政権は弔意も半旗も求めないと、どんどんと国葬のトーンを下げていった。つまり国民が必死で声を合わせれば、政府・自民党の悪政も少しずつ変えられることを国民が知ったこと。(2)既号の文章を再び。国民の声に耳を傾けなかった岸田氏は、歴史に『大きな汚点』を残したと言わざるを得ない。(3)過日、エリザベス女王の厳かな「英国国葬」を見た。つくづく感じることは、国民のために”故人”が何を施したのか、”故人”がいかに国民から親しまれたかが国葬の「意義と価値」を高める。そして「エリザベス国葬は『英国を1つ』にしたが、安倍国葬は『日本を2つに分断』してしまった。
※一旦ここで終わるが、国葬検証が出されたら再び投稿を始める。
前号/国葬15|フジテレビも国葬反対の国民の意思を見誤り大規模放送企画番組は視聴率大惨敗