食品のカラクリと暮らしの裏側

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東京大空襲①|今年で80年・一晩で10万人以上が焼死、明らかに民間人の殺害を狙った残虐性/少数派

2025年02月27日 | 戦争を繰り返すな
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/二度と戦争を繰り返すな
東京大空襲①|今年で80年・一晩で10万人以上が焼死、明らかに民間人の殺害を狙った残虐性

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米軍撮影|左・東京大空襲直前の1945年3月8日  右・4月2日

■焼夷弾とは日本各地の民間人を“生き地獄”焼き尽くすために開発された大量殺戮兵器
事前に申し上げます。戦争の悲惨さをお伝えする関係上、どうしてもセンシティブルな文章が途中にあります。気になる方は、最初の項でおやめ下さい/終戦直前の1945(S20)年3月10日未明、米国爆撃機B29・325機が焼夷弾(しょういだん)を投下。この東京大空襲のたった2時間半の爆撃により、10万人以上が焼死した。その日から、今年で80年を迎えた。投稿者は戦後生まれで戦争実感はないが、被災した地元出身(江東区)であり、どうしても「東京大空襲」当時の状況をお伝えしたく思い資料を集めてきた。悲惨な状況を、何回かに分けて皆様に伝えたい。まず、上記の画像をご覧頂きたい。右下が現江東区(当時は深川区・城東区)、その北西が墨田区(主に本所区)。流れる川が隅田川、その川をまたいで北西部が台東区(浅草区・下谷区)、南が中央区(主に日本橋区・神田区)だ。米軍が撮った空襲前(左)とその後(右)の比較において白い部分が焼け跡で、かなり広範な面積に焼夷弾1665トンをばら撒いた。焼失面積は41平方キロ、命からがらの被災者が100万人を超えた。

センシティブルな文章がある項/特に焼夷弾の投下が激しかった深川区と城東区の死者は36521人、本所区28660人、浅草区が14784人、この地域だけで約8万人にも及ぶ。米国は事前に相当な調査を行い、大型爆弾よりも焼夷弾を開発した。それは燃えやすい日本の木造民家用に、水を掛けても火が消しにくい油脂焼夷弾32万発の大量投下したのだ。原爆を除き、一晩で殺した人数は群を抜いていると言う。焼夷弾とは、ガソリンに特殊な粘着剤を混ぜた爆弾。着弾後に炎が建物に付着したら離れない仕様で、人や家を焼き尽くすように作られた。構造や特徴は、後号でお伝えする。言わば、東京下町の密集地帯の住民を殺戮するための爆弾だ。米国は兵器・兵隊との対戦を避け、民間人の“皆殺し”を狙った作戦だ。地震災害に起きる「火災旋風」によって、また四方を炎に囲まれ逃げ場を失い、赤ちゃんを抱きしめたまま母親の黒焦げ遺体、マネキン人形が焼けたような裸の遺体、ピンク色に化した遺体。炎の熱さに耐え切れず川に飛び込んだが、上半身だけ焼けてしまった遺体が川面に無数浮いていた。あるいは火災風によって、窒息した人も多数いた。過去にない“生き地獄”、大量殺戮である。<次回に続く・3月10日予定>

Ntopkeiji

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