回転寿司の真相シリーズ284皿目 第3部/回転寿司に行くなら店を選ぼう編
ROUND17 中小店を利用するワザ
回転寿司店ではサビ抜きを注文すれば必ず新鮮ネタを握ってくれる
今号も、パネル注文システムがない中小店での上手な注文の仕方です。回転寿司店の板前さん
が、大きな声で「お好きなネタが流れてなかったら注文して下さい」と声を掛ける店なら頼みやす
いでしょう。でもファストフード店のようにマニュアル化された画一的な言い方や、横着そうな板
前の態度、心が込められず仕方なく言わされているような店は逆効果です。感じが悪いと思ったら
最小皿数で出て、2度とその店に行くべきではないでしょう。
それはともかく、気が弱い方の上手な注文の仕方を、次号に掛けて3通りお伝えします。鮪
(まぐろ)を注文したいが、板前に流れている古い皿を持って来られたら?あるいは睨まれたらど
うしようとドキドキする方(失礼!)は、こんな注文の方法があります。第1は、「鮪、サビ抜き
で」と注文すれば、酷い店でも間違いなく握ってくれます。サビ抜きを注文した場合は、こっそり
後でカウンターやレーンを回っている山葵(わさび)を付ければ済みます。
雲丹(うに)やいくら軍艦巻きの場合は、「サビ入りですか?」と板前さん聞きます。板前さ
んの返事がサビ入りなら“抜きで!”。サビが入っていないなら“サビ入りで!”と臨機応変に注文す
れば、同じく新鮮なネタが食べられます。軍艦巻きは握りと異なり、食べる際に山葵の調整が大変
ですが乾燥ネタより遥かによいでしょう。回転寿司もヒット曲も、「サビ」がポイントです。※第
2・第3の上手な注文の仕方は、次号でお伝えします。
酷い実態は全ての回転寿司店を示すものではありませんが、多くの
店で横行しているのも事実です。
このROUNDはグルメ・回転寿司評論家の柳生九兵衛氏、松岡大
悟氏の著書、その他書籍を参考に投稿者の経験を加え記事にしました。