おばばの冷や水発信

年に数回 思い出した時にゆるく更新しています。そろそろ〇桶に片足突っ込んでます。

信じる事

2015年04月26日 | その他
結婚の決まった娘ですが
実は 大きな爆弾を抱えています。

中学生になった頃
時々 貧血をおこしました
気にはなったのですが
そういう時期かな・・・と
様子を見守っていたら

お腹が痛い

と 言い出し
病院に行ったら

盲腸でした


でも、
お医者様が

ちょっと気になる・・・

と おっしゃり
色々検査したら










ガンが見つかりました


たまたま
その部位の専門家の先生をご紹介頂き
慌てて 手術

でも



病理検査は




悪性でした






ごめんなさい
ごめんなさい
健康に産んであげられなくて

病院の窓から
娘を連れて
飛び降りてしまおうかと思いました

お医者様からは
抗がん治療に向け
娘に 簡単な説明がありました

私は 不覚にも泣いてしまったのですが

先生が 大丈夫って言ってくれたから
大丈夫だよ!!


笑顔でした。

本人が
1番辛いのに
私に安心させようと
終始笑顔でした。

抗がん治療で
髪が抜け
酷い吐き気に悩まされても
笑顔でした。
同じ病棟には
同じような患者さんがいて
亡くなって行くのを目の当たりにしていたはずです。

でも

まだ 中学生の
彼女は
私には 笑顔を
見せてくれました。

祈るような
一ヶ月

三ヶ月

半年

一年

そして

15年

私の心配は尽きないし

何より
彼女の不安も 多くあるはずです。

でも、
夫となる人が
全て知って
一緒に生きてくれる事になりました。

私の 役目は
終わりました

もちろん
再発もあるかもしれません
そういう爆弾を抱えています

でも
一緒に乗り越えてくれるでしょう

今までは
私の仕事でしたが

それを
さらに 強く引き継いでくれる人がいます。
彼には
大いなる感謝を持っています。

私が
結婚報告を聞いて
泣いたのは
そのためです。


そして
医学を信じてよかった

人間の生きる力を信じてよかった

そう・・
生きようとする力の大きさが
治癒力なのだと
ある人が
私に教えてくれました


1番の薬は
医者がくれる薬じゃない
本人が治ろうとする気持ちと
家族が 治ると信じる強さだ

私は
その言葉に励まされ
その言葉を信じました

きっと治る!!
きっと 生き抜く!!


そして
それを教えてくれた もうひとりの人である娘に
感謝します。

一度は
病院の窓から・・・と思ったけれど
あなたを産んでよかった。

I'm so proud of you!!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする