今日は午後からアーグラへ移動します。
デリーからアーグラまでの列車は事前にネットで予約してあります。
New Dehli(ニューデリー)駅。
ホテルからニューデリー駅まで歩いて10分ぐらいです。
電光掲示板で自分が乗る列車を確認しますがありません。
ん?
しばらく待っても表示がないのでとりあえずホームへ行ってみることに。
入口で荷物のセキュリティチェックがあります。
バックパックを受け取るとすぐにポーターが近づいてきます。
インドの駅はホームがいくつもあり、そして車両は長いです。
大きな荷物を運んでもらう以外にも、
自分が乗る列車がどのホームで、
車両がどのあたりかを見つけてくれるので
ポーターを利用する人も多いようです。
私は荷物が小さいので利用するつもりはありませんでしたが
ポーターが「チケット見せて」と。
とりあえずホームだけ聞いてみようと思って見せると
「この列車はこの駅発ではない」と。
ん?
「この列車はハズラトニザームッディーン駅始発だ」と言うんですよ。
いやいや。
そんなはずはないでしょう。
ニューデリー駅の南の方にそんな名前の駅が
あることは知っています。
アーグラ行きの列車を探していた時も
ハズラトニザームッディーン駅発もありました。
でもニューデリー駅近くのホテルを取った私は
オートリクシャーやタクシーでその駅まで行くのは面倒だと思い、
あえてニューデリー駅発の列車を選んだんです。
チケットもニューデリー14:05発となっています。
ネットで調べてもニューデリー駅が始発です。
ハズラトニザームッディーン駅は2駅目です。
でもニューデリー駅に表示がないし、
さすがに不安になってホームに座っていた
若いインド人夫婦にチケットを見せて聞いてみると
ご主人がスマホで調べてくれました。
すると「この列車はハズラトニザームッディーン駅発だね」と。
ありゃ。
えーどうやって調べたらその駅が始発だとわかるんでしょう。
私が調べた限りではニューデリー駅と出るんですけど。
インド鉄道ナゾですよ…
そうですか~
まぁ、2人が言うのだからそうなんでしょう。
とにかくハズラトニザームッディーン駅へ向かわないと。
インド人ご主人がオートリクシャーは時間がかかるから
タクシーで行った方がいいよと教えてくれました。
ニューデリー駅を出るとタクシードライバーが
わらわら群がってきます。
ここで本来じっくり交渉すべきですが、
なんたって時間がありません。
ハズラトニザームッディーン駅はニューデリー駅から
8km以上離れています。
そもそもハズラトニザームッディーン駅なんて長い名前を
覚えられなくて行き先を言えません。
携帯で表示させて「ココ」と指差します。
そんなヤツ、格好のカモですよね。
一応交渉を試みましたが、
相手も私が焦っていることに気づいていて、
「列車に乗り遅れるか、払うかどっち」と言われてしまいました。
500Rs.(約880円)から400Rs.(約700円)に
値切ったところであきらめ、タクシーに乗り込みました。
後から考えると相場は多分200Rs.(約350円)ぐらい。
こうなったら乗り遅れることだけは避けたい。
急いで!と頼み、ビュンビュン飛ばしてもらいます。
シートベルトはしっかり締めました。
約20分でハズラトニザームッディーン駅に到着。
間に合いました~。
とりあえずひと安心。
Hazrat Nizamuddin (ハズラトニザームッディーン駅)。
この駅にはちゃんと表示がありました。
私が乗るのは12191番の列車。
5番ホームのようです。
この時点で14:00ぐらい。
ネットによると列車の到着が14:18予定なので
写真を撮ったり余裕でいたら、
列車がすでにいました。
ニューデリー発ジャバルプル行き12191番。
あの到着時間情報は何なんですかね。
インド鉄道ナゾ…
長~い車両の中から自分の車両を見つけます。
乗り込むと、私の席にはすでにインド人が座っていました…
普通の人はこの状況に困り、
なんとかどいてもらおうとするでしょう。
私はというと、心の中で小さくガッツポーズ。笑
だってあまりに予想通りだったので。
この状況「ガンジス河でバタフライ」でも見ましたよ。
ドラマの中で長澤まさみも自分の席にインド人が座っていて
「ココ私の席です」と言うとインド人たちは横にずれるだけで
どいてくれないという。
私も言いましたよ。
「ココ私の席です」
インド人たちは横にずれて「どうぞ」。
同じだー。笑
ホントにインド人座ってるし。
ホントにどいてくれないし。
作ってくれたわずかなスペースに座り、
心の中でクスクス笑っていました。
インド面白すぎます。
写真ではよくわからないかもしれませんが、
通路の右側は2人掛けの向かい合わせで4人、
左側は1人掛けの向かい合わせで2人で
計6人が定員です。
夜はそれぞれ上段と下段に分かれますが
昼は上段の人も下段に並んで座ります。
私が乗り込んだ時点で2人掛け席に3人×2で6人、
1人掛け席に1人×2で2人の計8人座っていました。
そこに私も加わったわけです。
計9人。
おいおい。
しばらくすると、1人掛けの席に座っていた
おじさんが席を譲ってくれたので移りました。
そのおじさんはどこかへ行ってしまったんですよ。
そして6人のうち2人も同じくどこかへ行ってしまいました。
あの人たちは何だったんだろう。
無賃乗車かな…
ナゾ。
残ったのは定員通りの人数ですが、
私は結局自分の席ではない席です。
う~ん。
実に面白い。
読書をするフリをしながらインド人を観察すること
約2時間30分。
Agra Cantt(アーグラカント)駅に到着。
なんとほぼ定刻通りでした。
ちょっと驚き。
まぁ始発ですからね。
この先徐々に遅れるのでしょう。
ここでも宿の無料ピックアップを頼んであります。
しかし迎えは来ていません。
ボーッと立っているとリクシャーワーラーが寄って来ます。
断ってウロウロするも駅前にいるしかないので、
すぐにリクシャーワーラーに囲まれます。
宿に電話してみようと紙を取り出すとサッと奪われ、
「この宿までなら100Rs.(約170円)だ」と。
100Rs.ならオートリクシャーで行こうかな~と思い始めたところで
ようやくドライバーと合流できました。
車はオートリクシャーでした。
初オートリクシャーです。
ドライバーの他にガイドさんもいました。
日本語が話せるインド人。
このガイドさんは宿と契約しているガイドさんで、
明日1日観光どうですか?という売り込みでした。
明日はタージマハルは歩いて行けますが、
それ以外の観光地はオートリクシャーでしか行けません。
もともとオートリクシャーをチャーターしようと思っていたので
この人にお願いすることにしました。
宿にチェックインしてから宿と同経営のレストランMayaへ。
カレー以外のものが食べたいと言うと、
鶏肉をトマトソースで煮込んだという料理をすすめられました。
食べてみると、、、、、カレーでした。
インド人にとってはカレーではないのでしょうか。
私からすると完全にカレーですけどね。
インド面白い。
チキンマッカーニー 495Rs.(約870円)
プレーンナン 80Rs.(約140円)
トロピカルヒュー 195Rs.(約340円)
チャイはレストランのオーナーのおごり。