新型コロナウイルスで世界中が翻弄され、日本では、今後第2波がどうなるのか戦々恐々となっています。
6月に入り、蒸し暑い梅雨時や今夏も猛暑の予測も出ている中、3密はもちろんマスクの携帯を続けなくてはならない状態で、熱中症対策も同時に必要で、今年は、長い熱い夏になりそうです。
今年の梅雨入りと平年比、平年
さて、今年の入梅は、6月10日でした。
この日は、芒種から5日目、立春から数えて135日目で、この日を入梅と言います。
実際の梅雨入りは、気象庁がその日までの天気経過と1週間先までの天気の見通しを判断して発表します。
従って、梅雨入りは毎年異なります。
なお、中国地方、近畿地方、東海地方は、6月10日に梅雨入りしたと発表されました。
沖縄は5月11日ごろ、奄美は5月10日頃、九州南部は5月30日ごろ、四国は5月31日にそれぞれ梅雨入りが発表されています。
梅の実
ところで、入梅にしろ、梅雨入りにしろ、なぜ、梅という言葉が使われているのでしょうか・・・
これも諸説あるようですが・・・・
まず、「梅の実が熟する時期に降る雨」という説です。
次に、「カビが生えやすい時期」ということから「黴(かび)雨」(ばいう)と呼んでいたという説。
「黴雨」(ばいう)では、語感も悪く、同じ呼び方でこの季節にあった果物である「梅」を使ったのではないかと言われいます。
他に、「露(つゆ)けき時節」からとか、「漬(つ)いゆ」でものが湿り腐る季節であるからとか・・・
入梅は暦の上での呼び名、梅雨入りは気象条件があった際の呼び名として使い分ける必要があるようです。
”参考”
芒種とは・・・二十四節気の一つで、芒(のげ)とは麦や稲などの先端にある針のようなツンツンしたもので種は稲のタネののことで、種を植える時のことです。