湯布院から高千穂峡に、やまなみハイウエイを飛ばしました。
やまなみハイウエイは、大分県由布市から阿蘇市一の宮町を結ぶ県道の通称で、由布岳や九重連山を見渡す絶好のハイウエイなのだそうですが、この日は残念ながらガスがたちこみ、視界が遮られ、山などは何も見えませんでした。
湯布院では、良い天気だったのですが、山間部に入ればだんだんとヤミに包まれました。途中の瀬の本高原は、標高850mで阿蘇北外輪山、九重連山の間にあって、雄大な阿蘇山周辺が見渡せられるはずでしたが・・・・・
高千穂峡のあるこの界隈は、天孫降臨の神話や伝説が一杯詰まった山里です。
天孫降臨とは、古事記や日本書紀に載っている神話です。
乱れた地上界を心配した天照大神が、孫にあたるニニギノミコトに地上界に降りて国を治めるよう命じ、降りたところが日向の高千穂の二の上の峰だったそうです。
真名井の滝の上にある公園 滝の上から
高千穂峡は、昭和9年に国の名勝、天然記念物に指定され、昭和40年に祖母傾(そぼかたむき)国定公園に定められました。
阿蘇山の火山活動によって、今から約12万年前と約9万年前の2回にわたって噴出した溶岩流が五ケ瀬川に沿って流出し、急激に冷却されて出来たものだそうです。
高さ80~100mの断崖が7kmにわたって続いているのが高千穂峡で、その中でも渓谷に流れ落ちる日本の滝百選の一つである「真名井の滝」が有名です。
<!-- 高千穂峡 -->
渓谷に沿って遊歩道が作られ、そこから”三代橋”と呼ばれる三つの橋が、五ケ瀬川にに架かっています。
三代橋 渓谷の沿った遊歩道
一番下にあるのが大正時代に造られた古い石造りの神橋、真ん中の橋は、昭和30年に竣工した鋼製の国道218号線の高千穂大橋、一番上の橋が平成5年、コンクリート造りで国道のバイパスで神都高千穂大橋です。
この景色は、真名井の滝と同様、高千穂峡のシンボルになってきました。
この日の宿泊は、宮崎リゾート温泉、宮崎観光ホテルですが、ここで一騒動が発生します。 その事については、次回に・・・・