徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”

タイガース、水彩画、鉄道などの、僕の気ままな”独り言”

映画 「 たたら侍 」

2017年05月24日 10時35分03秒 | 映画・社会

劇団EXILEの青柳翔が主演の本格的時代劇という触れ込みで、EXILE HIROが映画のプロヂュースしたもので、三代目の小林直巳と他EXILEフアミリー作品。

「たたら」とは・・・日本古来の砂鉄製錬炉。送風装置のふいごのことを”たたら”と呼び、また製錬炉とふいごを備えた建物全体を「高殿」と書き”たたら”と呼んでいました。

   

映画は、戦国時代の末期、錆びない鉄を作っていると言われる奥出雲の村で、その技術を世に伝えようとする人々の思いを描かれています。

ある時、たたらの技術を取り仕切る村下(むらげ)の長男として生まれた伍介(青柳翔)の少年時、鋼を目当てに山賊に村が襲われ無残な姿に変わり果てた村を前に伍介は成長し村を守るために幼なじみの新平(小林直己)とともに武術調練に励んで村を守ろうとしました。

  

この秘伝の技術を我が物にしようと企む商人との戦いが始まります。
この商人との駆け引きがこの映画の見所なのでしょうが、やはり芸達者な脇役に喰われてしまったようです。
村長の長次郎(山本圭)村下の喜介(高橋長英)、伍介の父親、弥介(甲本雅裕)母親の八重(宮崎美子)鍛冶大工の源蔵(でんでん)そして商人には、惣兵衛(笹野高史)与平(津川雅彦)等

  

音楽と出雲の景色は素晴らしく、日本の原風景が見事に映し出されていました。
それが評価されたのか、モントリオール国際映画祭で「最優秀芸術賞」受賞作品。
そこで、この映画は、EXILEファンには応えられないのではと思ったのですが、派手なダンスがあるわけがなく(当たり前か・・・)映画観客は、お年寄りが多かったのも、要は話の内容に興味があったからではないでしょうか・・・
かくいう僕もそうですが。