1泊2日の船旅が終わり、6日目の朝を迎えました。
デンマークからノルウエー オスロに入り、今回の旅行も4カ国目になりました。
まず、オスロでの最初の訪問先は、フログネル公園です。
この公園は、1921年にオスロ市が彫刻家 ヴイーゲランのために敷地と材料を与え、彼の彫刻のみを展示する公園をフログネル公園の一部に造りました。
そこをヴィーゲラン彫刻公園と云われ、彼の作品 212点程が展示されています。
この彫刻は、すべて人間と人生をモチーフにしたもので、この彫刻には600人以上の老若男女で構成されているそうです。
この異様な?彫刻を後にして、ムンクの「叫び」がある国立美術館を訪れました。
この美術館のセキュリテイは非常に厳しく、手回り品は、小さいものに限られ、リュックなどは小さくとも全てロッカーに預けさせられました。
勿論、撮影は厳禁で、美術館の外観のみの撮影となりました。
ムンクの「叫び」の絵は、実は4枚あるとか、2枚はムンク美術館に、あと1枚は、ここ国立美術館に、そしてもう1枚は、個人所有だそうです。
「ムンクの叫び」ではなく、ムンクの「叫び」なのです。
これは、「叫び」という作品は多くあり、日本では、それを区別するために、ムンクの「叫び」と表現しているのだそうです。
そして「叫び」は、叫んでいるのではなく、自然を貫く果てしない叫びに怖れ慄いて、耳をふさいでいるという作品です。
友人と歩いていると、突然空が真っ赤になり、その自然の急変に恐ろしく不安になり、耳をふさいだとムンクは、日記に書いているそうです。
そのムンクが耳を塞いだという場所を、訪れました。
そこは、なんの変哲のない橋ではなく、アスフアルトのカーブのある道路でした。
全く、その面影はなく、名所と言う割には、ここも道路があるだけで、駐車場も土産屋もなく、そこに銘版がなければ、気が付きません。
でも、そこから眺める景色は絶景で、オスロ市内が見渡せました。
今、ノルウエーは、バルブの真っ最中だそうで、市内は建設ラッシュでした。
今日、これから一路バスでフイヨルド観光の玄関口 ヤイロに向います。
210Km、4時間のバス旅行で、ノルウエーの自然を楽しみました。
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