徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”

タイガース、水彩画、鉄道などの、僕の気ままな”独り言”

九州旅行 五日間⑤ -高千穂峡ー

2009年12月11日 12時21分40秒 | 旅行・観光

湯布院から高千穂峡に、やまなみハイウエイを飛ばしました。
やまなみハイウエイは、大分県由布市から阿蘇市一の宮町を結ぶ県道の通称で、由布岳や九重連山を見渡す絶好のハイウエイなのだそうですが、この日は残念ながらガスがたちこみ、視界が遮られ、山などは何も見えませんでした。

湯布院では、良い天気だったのですが、山間部に入ればだんだんとヤミに包まれました。途中の瀬の本高原は、標高850mで阿蘇北外輪山、九重連山の間にあって、雄大な阿蘇山周辺が見渡せられるはずでしたが・・・・・

高千穂峡のあるこの界隈は、天孫降臨の神話や伝説が一杯詰まった山里です。
天孫降臨とは、
古事記や日本書紀に載っている神話です。
乱れた地上界を心配した天照大神が、孫にあたるニニギノミコトに地上界に降りて国を治めるよう命じ、降りたところが日向の高千穂の二の上の峰だったそうです。

   

   
    真名井の滝の上にある公園            滝の上から

高千穂峡は、昭和9年に国の名勝、天然記念物に指定され、昭和40年に祖母傾(そぼかたむき)国定公園に定められました。

阿蘇山の火山活動によって、今から約12万年前と約9万年前の2回にわたって噴出した溶岩流が五ケ瀬川に沿って流出し、急激に冷却されて出来たものだそうです。
高さ80~100mの断崖が7kmにわたって続いているのが高千穂峡で、その中でも渓谷に流れ落ちる日本の滝百選の一つである「真名井の滝」が有名です。 

 <!-- 高千穂峡 -->

渓谷に沿って遊歩道が作られ、そこから”三代橋”と呼ばれる三つの橋が、五ケ瀬川にに架かっています。

            
        三代橋                 渓谷の沿った遊歩道


一番下にあるのが大正時代に造られた古い石造りの神橋、真ん中の橋は、昭和30年に竣工した鋼製の国道218号線の高千穂大橋、一番上の橋が平成5年、コンクリート造りで国道のバイパスで神都高千穂大橋です。
この景色は、真名井の滝と同様、高千穂峡のシンボルになってきました。

この日の宿泊は、宮崎リゾート温泉、宮崎観光ホテルですが、ここで一騒動が発生します。 その事については、次回に・・・・

 


赤星 突然の現役引退

2009年12月09日 20時25分50秒 | 野球・タイガース

突然の現役引退の報道に接し、今日はエイプルフールだったのかと思ったほど、電撃的で唐突な出来事でした。

その会見が9日午後5時からあり、本人も信じられない表情でした。
それほど、首のヘルニヤが悪かったのか、それも多くの医者を訪ねてどの医者も同じことを言われたようです。

  

  

医者から、これだけ回復したことを良かったと思わなくてはならない、今後同じことが発生すれば、命にかかわると・・・・

復活を考えていたのでしょうが、プロとして全力プレーが出来ないと思い、決断したそうです。
当分は静養するにしても、今後、赤星の身の振り方はどうなるのか、これも注目です。

トラには、生え抜きの選手がドンドン少なくなってきているように思われます。
今季も、今岡、藤本が、退団し、その上赤星までとなると、寂しくなります。

外野のポジションが一つ空いたというのには、余りにも大きすぎます。
その空いたポジションに誰が入るか、出来れば生え抜きのトラの戦士が活躍して欲しいものです。
8日に、球団から大リーグの2塁打王と言われるロッキーズのマートン外野手(28)の獲得を発表しました。
まさか、赤星の退団を想定したものではないと思いますが・・・・

また、今、城島が渡米しています。
マリナーズのメッセンジャー投手(28)の獲得交渉とも言われています。
ウイリアムスの代わりと言われています。
球団のあらゆる動きも来期の戦力アップのためなのですが、一番手っ取り早いのは、やはり現勢力のレベルアップなのです。

過去の新任監督、星野も岡田も初年は4位でした。が翌年はどちらの監督も優勝をしています。
真弓監督も、今年は4位でした。来期は絶対優勝しなくてはならないという思いで、今年の失敗を教訓にしなくてはならないのです。
城島の活躍次第などと思うのでは、少し悲しく、寂しい感じがします。

 


九州旅行 五日間 ④ -湯布院ー

2009年12月09日 15時12分58秒 | 旅行・観光

九州旅行 二日目
 昨日、旅行の初日は、別府湾の日出温泉に泊まり、二日目は、まず同じ大分県内にある湯布院へ向かいました。

近年、湯布院温泉が全国的に有名になったのですが、この温泉地には、今でも団体客が泊まるような大きなホテルはありません。
ここには、落ち着いた、田舎的な雰囲気があります。

数年前に一度訪れたことがあり、今回2回目ですが、その時より、色々とみやげもの店が増えたようです。それに従って観光客も増え、静かなたたずまいが少々騒がしくなってきているようです。

  
     金鱗湖  右の湖面には、かすかに湯気が・・・・写真では分かりにくいですが

でも、余りこれと言って、格別な見るべきものというものはありません。
が、唯一、温泉町にふさわしい湖があります。
金鱗湖と呼ばれていますが、湖というよりは、大きな池という方がふさわしいと思われるのですが・・・・

湖底の半分に温泉が、もう半分には冷泉が湧いて、冬でも水温が高く、いつもうっすらと湯気が立ち上っています。

名前の由来は、魚のウロコが光に反射して水面が金色に輝いて見えたことから付けられたそうです。

   
  亀の井別館周辺      金鱗湖にそそぐ大分川    湯布院民芸村

以前から疑問に思っていたのですが、湯布院と言ったり、由布院と言われたり、どう区分されているのかということです。

ここの住所は、大分県由布市湯布院町です。
昭和30年に、由布院町と湯平村が合併して湯布院町となりました。
従って、昭和30年以前は、湯布院という”湯”の字のつく地名はなかったのです。

町全体を言う場合は、”湯布院”ですが、昔からある地名などは”由布院”と”由”の字を使われているようです。
JRの由布院駅、由布岳、由布院温泉協会などは、”由”の字が使われていますが、比較的新しい湯布院観光協会、湯布院映画祭などには、”湯”の字が使われているようです。
ちなみに、由布市は、平成17年に庄内町、狭間町、湯布院町が合併して出来ました。

二日目は、ここ湯布院を後にして、やまなみハイウエーを経由して高千穂峡に向かいました。


九州旅行 五日間 ③ -富貴寺ー

2009年12月08日 15時11分27秒 | 旅行・観光

昨日は、24節気の一つの”大雪”でした。
このころから、北国では、本格的な雪になり、積った雪は根雪となって春まで大地を覆うと言われています。
でも、九州旅行の五日間(11/29~12/3)は、比較的暖かく、雨にも降られず、快適に過ごせられました。 

宇佐駅を下車し、両子寺(ふたごじ)から、富貴寺(ふきじ)に向かいました。
富貴寺の大堂は、国宝で、平安後期に建てられ、総素木(カヤ)造りです。
内部は、板敷で、四天柱で内陣が区切られ、阿弥陀如来坐像が安置されています。

大きさは違うのですが、お顔は、宇治の平等院の阿弥陀如来像とそっくりで、藤原時代末期の作で、現在は県指定有形文化財になっています。

  
    富貴寺 阿弥陀堂                 

国宝・大堂は、九州最古の阿弥陀堂だそうです。
周りは、静かで四季折々に美しい表情を変える古寺なのだそうです。
でも、今は、紅葉の季節が少し過ぎ、少々色あせていましたが・・・・

  
    仁王門                        日出温泉から別府湾の夕日

今日の宿泊は、別府湾の日出(ひじ)温泉です。
別府湾を挟んで、別府温泉郷がすぐそばにありますが、ここ日出温泉は、いわゆる温泉街ではなく、山と海に囲まれた静かなリゾート地という感じでした。


九州旅行 5日間 ② -両子寺ー

2009年12月07日 11時13分28秒 | 旅行・観光

初日、レールスターでJR小倉駅に行き、ここで特急ソニック19号に乗継、JR宇佐駅(12時56分着)で下車しました。

   
  新幹線 小倉駅標      日豊本線 小倉駅標       宇佐駅標
  (余談 宇佐をローマ字ではUSA=アメリカとなりますが・・・・)

ここは、国東半島の根元にあり、この近くには、宇佐神宮が有名なのですが、今回は、そことは違い、旅程では、ここからバスで国東半島のど真ん中にある両子山の中腹にある両子寺と富貴寺を訪れ、宿泊先の別府湾の日出温泉に向かうのが、初日の旅程です。

   
  
 特急ソニック          ソニックの車内         宇佐駅

両子寺(ふたごじ)は、国東半島最大級の石の仁王像があるので有名だそうです。
718年に開基されたというこの由緒ある古寺に紅葉がかすかに彩をそえていました。

江戸期は、山岳修行の根本道場として、全山を統括していたのですが、時代とともに往時の姿が薄れてきたのですが、境内は瀬戸内海国立公園、大分県史跡に編入され、全国森林浴の森百選に選ばれているそうです。

      

  

この両子寺が、有名にしたのは、子授けの祈願所として、多くの信仰を集めていることだそうです。
子授けは、犬の日が普通と思っていたのですが、ここは毎月午の日が子授けの祈願の日なのです。
その祈願には、夫婦揃って供物を持参する習わしがあります。
供物とは、33枚のハギレ(約8cm四方)で袋を本人が作って、その中に米一升三合三勺を入れ、線香、ロウソク、お神酒(1升)を添え、祈願を受けます。
ハギレの33枚のうち、32枚は、子供を産んだ32人の人からもらい、後の1枚は本人のハギレを加えて作るそうです。

最近は遠方から、子授け祈願を受けに来るそうで、お寺と言えども、お経を読んでいるだけでは、生きていかれず、ここのお寺に限らず、どの商売(失礼)も、そこの”売り”と”宣伝”が必要なようです。


九州旅行 五日間 ① -広島経由?ー

2009年12月06日 08時00分59秒 | 旅行・観光

初めは、紅葉を訪ねて と思っていたのですが、事情により、少し遅くなりました。
でも、少しは紅葉の効用がありましたが・・・・
某旅行社の列車と温泉という文字に誘われて、参加し、3日に帰ってきました。

朝、新大阪から新幹線で一路広島へ・・・・
九州に行くのに、なぜ一旦広島に・・・・

  
   広島駅     駅に入る手前で、新幹線から広島マツダ球場が見えました。

このツアーは、フルムーンを利用するのも一つの売りなのです。
フルムーンは、どの特急列車のグリーンに乗れるのですが、新幹線の”のぞみ”だけは乗れません。
新大阪から新幹線で九州に直行するには、”のぞみ”と”レイルスター”しかありません。 が”のぞみ”は、フルムーン切符では、乗れませんので直行するには”レイルスター”となるのですが、そのレイルスターには、グリーン車が連結していません。

グリーン車にどうしても乗らしたい旅行社は、広島止りの”ひかり”でグリーン車に乗せ、広島から”レイルスター”に乗り換えるという時間のロスを生じさせたのです。

今までは、”ひかり”も博多まで行っていたのですが、”のぞみ”の増発と”レイルスター”の利用率の低下を解消させるため、”ひかり”を広島止りにしてしまったようです。
JR西日本の策略にひっかかったのは、ビジネス客ではなく、一般旅行者なのです。


このツアーでは、九州内での特急に乗るのですが、折角のフルムーン切符がありながら、グリーンに乗らないのです。
これは、ツアー客全員をグリーン車に乗せるには、九州のグリーン車の数が少なく、折角のフルムーン切符は、もったいない限りです。
だから、せめて新大阪・広島間の”ひかり”だけでもグリーン車に乗せたのです。

しかし、このことは、事前のパンフレッドには載っていません。
乗車時刻が分かったのが、出発の1週間前で、それもその説明は、出発時も出発後もありません。
帰路の時に、添乗員に説明を求めている人もおられましたが、その他多くの参加者は、不思議と思いながら、そのままだったようです。

次回から、その旅程を追って載せてゆきます。