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「#検察庁法改正案に抗議します」。小泉今日子

2023年05月06日 | 竹中平蔵を市中引き回しの刑に!
「#検察庁法改正案に抗議します」投稿広がる 380万超に。
2020年5月10日 16時59分。

「#検察庁法改正案に抗議します」。

3年前の5月。
政府の判断で検察幹部の定年延長を可能にする法案に、
SNSで批判が広がった。

数日間で数百万件とも言われた賛同の投稿の中には、
芸能人のものもあった。

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俳優の小泉今日子さん(57)もその一人だ。





あのころってコロナ禍で私の会社もお休みにして、
ずっと家にいたんですね。


コロナのこともまだ情報が混乱していたし、SNSを見ると、

みんな仕事ができなくなっていることにすごい不安や不満を抱えていて、
今にも爆発しそう、っていうふうに見えてたんですよ。


そんな時に、何だか勝手に事が進んでいることがあるってことに、
よりみんなが不安になっているって見えて、

これはちょっと小さな風穴を開けた方がいいのではないかなと思って。

それで自分も、意見を言ってみようかなと思ったんです。

〈だが投稿への風当たりは強く、中傷の標的になった〉。


「芸能人のくせに」とか「アイドルのくせに」とか、
ツイッターでたくさん来ました。
事務所に電話がかかってきたり、メールや手紙が来たりも。


「芸能人が政治的発言をして」みたいな批判をよくされるんですけど、

これって政治的な発言なのかな? って思うんですよね。
国民的な発言なのではないか、と。

でも、(中傷を)色々言われるのも仕事のうちだって思うんで、
傷つくって感覚ではないですね。

ドラマに出ても、下手だ、ブスだ、太った、老けたとか、
何をやっても言われる立場で仕事しているので。


いけない性格かもしれないですけど、
逆に少し闘志が燃えるってところもあるんですね、
自分を否定されると。
ぐっ、とおなかに力が入る感じ。




当時、「#検察庁法改正案に抗議します」を投稿して、
私と同じように攻撃に遭ってツイートを取り消さなくちゃいけない状況になった人も見かけました。


私はもう50歳も過ぎた人間だし、
言い続ける強さみたいなのも見せてあげないと、とも思いましたね。


「声を上げる。上げ続ける。あきらめないで、がっかりしないで、根気よく」。
社会を変えるには結局、それしかないのだと思います。

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小泉今日子 神奈川県生まれ。
1982年に歌手デビューし、「なんてったってアイドル」などヒットを連発。
俳優として「あまちゃん」などに出演。
社長を務める会社「明後日」では舞台や映画制作を手掛ける。
作曲家ビバルディとつながりのあった女性たちの運命や絆を描いた舞台
「ピエタ」を7月27日から本多劇場(東京)などで上演する。








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