以前から黒部に行きたいと思いつつ、実行できなかった旅がやっと実現した。
この歳になると 今のうちに・・・冥途の土産に・・という気持ちが強くなって。
実は8月に 予約していた2泊3日のツアーをやむを得ずキャンセルして、今回は1泊2日と短い旅になった。
短い分だけ忙しくてハードである。
朝の早さは海外旅行かと勘違いさせられる。
一日目
朝8:40大阪発(サンダーバード)ー金沢駅(新幹線)ー富山駅(貸し切りバス)ー宇奈月駅。
宇奈駅から扇沢駅まで片道1時間のトロッコ列車の旅。
この鉄道は関西電力が経営している。
現在の列車は その昔発ダム建設工事用に作られたトロッコ鉄道を観光用に改良したもので、結構長い列車である。
黒部渓谷をゴトゴトと走るこの列車は老若男女を問わず人気が高い。
高い山々、深い峡谷、エメラルドグリーンの水をためたダム湖、などなど次々に変わる沿線の景色は見飽きることがない。
黒部川は川床から湯が沸いているところが多いらしく、天然の露店風呂もあるらしい。
トロッコ列車の鐘釣駅の下の川床でお湯が沸いているというので降りて行った。川床へ続く141段の階段は厳しい。
足元も危うい。帰りの上りは大汗をかいた。
二日目
6:40にホテルを出発し、バスで扇沢へ。
ここから まずは電気バスに乗ってトンネルをくぐり黒部ダムへ登る。バスが到着した黒部ダム駅からダムの展望台まで220段の階段を上がる。途中で湧き水飲み場で休憩あり。途中何度か休みながら無事展望台へ。前日の川床への階段といい、この日の220段の階段と言いい、悲しいながら体力の減退を痛感した。かみさんはスタスタと登るのに・・。
やっとこさで登った展望台からの景色は写真で見た雄大なダムと湖、それを取り囲む切り立った山々。すばらしい!
ダムの放水や景色を楽しんだ後、サイトを散策しながら ケーブルカーの黒部湖駅へ。
最大斜度30度の急坂トンネルを抜けると次の黒部平駅からは全長1,710メートル、標高差500メートルの立山ロープウェイ。黒部湖や後立山連峰を360度で眺めることができる。
ケーブルカーで景色を楽しんだ後は 大観峰駅からトロリーバスで標高2,450mの室堂平に到着。気温は26℃。
ここは立山登山の起点になっているところで大きなリュックを背負ったハイカーの姿が多く見られる。
室堂平の一番の目当ては 神秘的と評判の「みくりが池」だ。
空と背景の山を映す湖の色が美しい。評判どおりの池を見て満足する。
1時間余りの散策が終わると 室堂平を後にしてバスやケーブルカーで立山駅まで下山。
旅行社の最後のサービス(?)は 高岡の大仏見物。この大仏さんは日本三大大仏の一つとか。
道の駅「万葉の里高岡」でお土産を買い、高岡―金沢ー大阪着21:49。
階段昇降頑張ろう!
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黒部の旅