探索・採集・飼育みたいな雑記的記録

北海道の自然探索と生物の飼育観察・採集記みたいなものを漫然と、かつ自己中心的に紹介するとかしないとか。

国内移入種から在来種へ

2017年11月05日 | ご挨拶・お知らせ・ひとりごと

「下北自然学巣」の大八木昭さんらが組織する研究グループが、人為的移入とされていた本州(下北半島)に分布する「エゾホトケ」が、北海道産個体群とは異なる独自のDNA塩基配列であることを発見し、自然分布(在来種)であることを科学的に証明されました。
この純淡水魚が津軽海峡を越えて分布していたという事は、生物地理学的障壁とされているブラキストン線の重要性を疑問視する事にも繋がるのであります。

論文は日本魚類学会の学術雑誌(電子版・英文)に掲載されております。
わたしも頭からを流しながら北海道内のサンプル採集に微力ながら協力させて頂いたので、この発表は嬉しい限りです。(論文の謝辞に名前が載っております。)


エゾホトケ



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6 コメント

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Unknown (Unknown)
2017-11-09 23:02:10
おぉー!すごい興味深い研究ですね。
そんな研究に関われるだなんて実にうらやましいです!

北海道には国内移入なのか在来なのか曖昧な生物が多々いるのでそういったものも徐々に明らかになっていったらいいなぁと思います。
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Unknownさん、こんばんは。 (gecko)
2017-11-10 03:11:28
今はDNA解析の技術が進んで、かつて曖昧だったものが、どんどん解明されていますね。
ただ、一個人の趣味で結果を出すということが困難となったことが悩ましいところです。
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大八木さん (タケシン)
2017-11-15 18:16:16
日本列島の成り立ちからしてそんなはずは・・という方もおられたのですが、大八木さんの執念ですね。やっぱりすごい人ですなぁ。
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タケシンさん、こんばんは。 (gecko)
2017-11-15 20:30:51
30年以上もエゾホトケの研究をしてきた大八木さんだからこそできた偉業だと思います。
見習いたいものです。
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こんばんは (大八木)
2017-11-15 22:17:00
今、見ました。タケシンさんはお元気ですね。いただいたナチマイマイしか生きていません。ゲッコーさんにいただいたアポイは毛がなくなりましたが生きています。
ここで会えるのは?嬉しいですね。人の出会いはホントに楽しい嬉しいものです。タケシンさんが下北に来て、ゲッコーさんを教えてもらい、ゲッコーさんにウトナイで会って、勇払札幌を教えてもらい、さらにサロベツと加速できたのですからお二人あってのことなのです。感謝感激なのです。
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大八木さん、こんばんは。 (gecko)
2017-11-16 17:23:50
うちのアポイも4年ほど飼育していますが、すっかり禿げてしまいました。
以前はたくさん産卵してましたが、今ではたまに1つ産むくらいで、孵化もしてない気がします。

人の繋がりって面白いものですね。
こちらこそ大八木さんとタケシンさんと交流を持つ事が出来て、視野が広がり勉強になりました。感謝です。
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