昨年、石狩市と稚内市で採集したセスジガムシ
最初、同種のエゾセスジガムシだろうとそれほど気に留めなかったが、よく調べてみると違うようだ。
石狩市と稚内市で確認した種
体長は大型で5mm近い。
爪と「ふ節」末端部のみ黒いのが特徴。
稚内市で採集した種
体長は約3mm。
爪と「ふ節」全体が黒いのが前種と異なる。
側面(同サイズに修正)
上が大型種で下が小型種
前胸背板の側方部と前角に明瞭な違いが感じられない。
大型種は、キタセスジガムシの体長範囲内ではあるが、若干上翅先端が反っているが尖っていないのでに該当しない。以前に北大雪の亜高山帯で採集した個体(5.5mm)に似ている。同種ならどちらもキタセスジガムシではないのか?
小型種はエゾセスジガムシ、クロセスジガムシ、Helophorus orientalis(和名なし)が該当する。
おそらく陳腐なエゾセスジガムシだろうと思うが、確実に同定できる資料がないので、もうお手上げ。
このストレスを解消するため、明らかに上翅先端が反って尖っている「これぞキタセスジガムシ!」という個体を採集してスッキリしたい。
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白石区に住む59歳の♂です。
私は昆虫類の予備知識さえもありませんが、なぜか楽しく読ませていただいております♪
これから春になり、geckoさんの活動期に入るのを楽しみにしております。
*ヒグマのお庭に侵入の際は、充分お気を付けなさいませ。
コメントありがとうございます。
わたしも数年前まで約20年間白石区に住んでいました。
koitelさんのような昆虫の予備知識のない方に楽しくご覧頂けるとは嬉しく思います。
本格的な探索開始まであと2~3ヶ月ほど、しばしお待ちください。