2月12日に、昨年9月20日にこの世を去ったヨネヤマママコさんの偲ぶ会が立川市のスタジオLaLaLaで開催されました。
会場は、ママコさんがお好きだった公園のスタジオ。立川駅から徒歩20分程度で、立川とは思えないほど自然が豊かで、自然の中に溶け込むようにスタジオはたたずんでいました。
偲ぶ会は、ママコさんの過去の数々の写真や衣装などが所狭しと飾られた小さなスペースに、関係者20数名が集まり、一般向けの展示のあと、夜に行われました。
最初に、当時、一番弟子だったあらい汎さんが挨拶し、ママコさんの略歴を紹介。加えて、海外から帰国したママコさんのスタジオに訪れて、無理矢理(?)に、あらいさんが弟子入りしたエピソードなどが披露されました。
ママコさんに30数年にもおよび付き添っていた明神位米太良さんは、ママコさんが天国に旅立つ前に残した言葉を紹介。これから、この世を旅立つことを確信していたママコさんの覚悟やお気持ちが静かに伝わってきました。そして、最後には、ママコさんと何度も音楽で共演したことがあるクラリネットの橋爪恵一さんの演奏に合わせて、参加者による即興ダンスが躍られました。
何人かの関係者の方とお話しましたが、とても2、3時間では語りつくせないようなさまざまな想いが溢れるようなひと時でした。
ママコさんは、晩年まで舞台に立ち続け、マイムリンクの舞台にも5回ほど喜んで出演していただき、多くのパントマイミストとの交流を心から楽しんでいたことが非常に印象に残っています。ママコさんが日本のパントマイムに残した数々のものは、多くの人々の心の中にしっかりと受け継がれていかれることでしょう。