農研機構様HPの発芽率低下を軽減する方法が簡単。
水稲種子の低水温浸種による発芽率低下を軽減する浸種方法 |
[要約] |
10℃未満の低水温浸種によって発芽率が低下する水稲種子でも、浸種直後24時間の水温を10℃以上の適水温に保つことで、その後が5℃程度の低水温となっても発芽率の低下は軽減される。 |
浸種直後24時間の水温を10℃以上の適水温に保つ
ーーー朝、何もしないで浸種を始めると次の日の朝まで10℃以上水温を保つ。温湯消毒してから浸種を始めても同じ。
一日なら井戸水のかけ流しで対応できる。水はかえない、というようなことは前提になっているのかどうかわからないが。一週間やれるが一日で良いのでその後は貯めておいて交換する。寒い日はかけ流し。
農研機構様のグラフを掲載させていただきます。
苗立率も変わるが井戸水は13℃ぐらいだ。
種まきにも井戸水で苗箱を並べた後はパイプラインの水で温度は低いが並べた後のことは問題ないのかもしれない。薬剤消毒なら最初から問題ないことは、この前調べた北海道の例があるがそれはやりたくない。普通の農家はこのような温度など考えてはいないだろう。
まず、発芽率、次に苗立率、という言葉。
保険をかける意味で毎年、数百枚廃棄処分するほど苗箱を並べたが、そのようなことは必要ないようだ。予定通りいくだろう。
それにしても、この研究は10年以上も前に行われているのだから、田植がどれほど早くやるようになったかがわかる。普通の農家で薬剤消毒の苗箱に問題が出るようになったのだろうから、もともと早すぎるわけだが、この研究で水温にあまりこだわらないで早くできることがわかった。