1年前の玄米を常温保存した。
紙袋を開けると、
虫は袋の外側についているが内側にはいない、玄米にもついていない。
玄米は蜘蛛の巣のように団子にもなっていない、
籾摺りした時はものすごく硬かったが、爪で割れるほど柔らかくなっている。
柔らかくなったのは湿気を吸ったせいだ。
すぐ側には大豆を常温保存している。
大豆にも虫はいないが、ほんのすこし蜘蛛の巣のようになっているが気にならない。
今年はもうれつな暑さが続いた。
虫も大繁殖だろうがずいぶん少ない。
玄米自体がほこりも粉も出ない。
古米特有の臭いがない。
籾からは少しほこり、粉が出た。
籾保存より玄米保存が良い昨年の米。
予想外。今まで籾の常温保存が玄米保存より優れていた。
玄米は田畑にまいた。食べられないので。
これからは、玄米保存だ、常温で。
その前に、もう少し実験しましょう。
籾保存なら芽が出るのでいつまでも生きている、と思っていたが湿気で柔らかくなり虫が食って粉を出す。
なぜ、昨年は玄米が籾より優れているのか、意外だった。
昨年は稲刈りが遅れた。
雑草が繁茂して枯れるまで待った。
籾は乾燥機の風だけで乾燥して籾摺りできた。
雨が降るので送風をやめる、と言うこともなかった。
寒くなればなるほど連日快晴。
刈り遅れたので鳥にサンザン食われたため収量は減収、過去最低。
大豆もあまりにも遅い収穫に汎用コンバインでおつきあいしていただく農家様もないので、鳥の残りを刈払機と脱穀機を使い庭に広げて天日乾燥した。
鳥も食わなければ虫も食わない残った米と大豆。
よほど硬かったのだろう。
1年後の今、玄米は爪でつぶれるほど柔らかくなって食べごろになった。
これも予想外。
玄米の古米は田畑に散布していた。
これからは何年もつか実験できる。
爪でつぶれる玄米なら圧力が必要ない。
普通の鍋で圧力もかけないで100℃で調理できるかどうか。
とりあえず、一晩冷やしておく。
来年はグーーーーーーーーーーーんと稲刈りを遅らせる。
品種も晩生に変える。
今までの品種はすべてやめる。
途中で鳥にくわれるから。
晩生なら食いたいときは未熟米、最初から鳥も食わないだろう。
寒い快晴の日に稲刈り。
田植えもそのために遅らせる。
鳥、虫、病原菌、ウイルスにかからない、作り手のための米。
ウイルスフリーどころかオールフリーの米を古米で食べる。
普通の鍋で玄米を、おもしろそう。
食べて、あらゆるものからオールフリーになれるかな。
何の心配もないなら、最高。