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根子岳山窓

(阿蘇住人の山行記です。)

南外輪山トレツキング 1/24日(日)

2010年01月24日 23時43分13秒 | インポート

    地蔵峠1086m⇒大矢岳(1220m)⇒地蔵峠⇒冠ケ岳(1154m)
     ⇒護王峠898m⇒俵山(1095m)⇒萌の里   (縦走)    

                 快晴                  ※ 文字サイズは(大)・表示は(125%)が最適                                   

(行程) 路肩駐車場(発11:35)⇒地蔵峠(着12:00)⇒大矢岳(着12:30~
     発12:40)⇒地蔵峠(着13:00)⇒グリ-ンロ-ド出合手前の展望所
     (着13:15~昼食~発13:45)⇒冠ケ岳分岐(着14:30)⇒冠ケ岳
     (着14:45~発15:00)⇒護王峠(着16:10)⇒俵山(着16:45~
     発16:55)⇒萌の里(着18:15)

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〇「明日は、寒が緩み穏やかな快晴」との天気予報を熊本市内からの帰りの
 (子供の家に庭木を植えに行く) 車の中で聞き、夜、楽人に山行の誘い
 を入れ、「冠ケ岳」に登る事となり「萌の里(西原村)」で10時に落ち合う事
 となった。

〇予想通りの素晴らしい天気に恵まれ、絶好の山行日和となる。
 天気に元気を貰い・・・「車が2台あるから、縦走しよう」という事になり、
 「萌の里」に車を残してスタ-ト地点となる地蔵峠へと向かった。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

▼地蔵峠までのアプロ-チは、グリ-ンロ-ドが開通するまでは峠への道で
 あったという牧野道で、元アスペクタの手前から右折して保養所地の中を通
 る狭い道路を走る。 (←地図添付:クリック)

▼直ぐに行く手には原野が広がり、外輪山側の山付きを蛇行しながら高度を
 上げて行く。
 岩が突き立っている奇岩群(羅漢岩)の景観を仰ぎ見ながらコンクリトの
 牧野道を進む。高城山(838m)を右下に見下ろして、グリ-ンロ-ドに出る
 手前の坂で道路がアイスバ-ンとなってタイヤがスリップする。
 この道を断念してグリ-ンロ-ドに戻る。

9:43 久木野村より白銀の                                                       〔10:50 アイスバ-ン
 烏帽子岳と
御竈門山を望む〕       〔羅漢岩付近のの奇岩群〕         の為ココで Uターン

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▼グリ-ンロ-ドも「地蔵峠登山口駐車場」手前で氷結している為、途中の路
 肩駐車場に置く。(11:35)
 楽人の車は先ほどの道でキズが無数に付いていた。
 阿蘇の地に住みながら南阿蘇の外輪山に登るのは、私は初めてである。
 その為に私が知らない場所を案内しょうという楽人の危険承知(道路沿いの
 木立による車キズ)の上での配慮に感謝する次第であった。

▼駐車場先の左側の道標に従い段下がりの道を入る。
 登路は、涸れ沢の地形で石の上を踏んで杉・桧の植林地の中を歩く
 グリ-ンロ-ドを2回横切って「地蔵峠登山口駐車場」に着く。ここから階段
 を上がると5~6分で地蔵峠に至る。(12:00)
 祠が在る広場からは、透明度抜群の高岳・根子岳が間近に見え、南郷谷の
 先には祖母山が高く聳えていた。

〔環境省の案内板〕   〔11:37 グリ-ンロ-ド脇から入る登山道〕  〔12:00 地蔵峠〕

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▼道標には「駒返峠6.2km」と標されている。その方向に進み、霧氷のトン
 ネルを抜けて大矢岳(1220m)に立つ。(12:30)

〔地蔵峠にて: 霧氷〕

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▼頂上からの展望は抜群で、熊本平野の先には雲仙岳が雲から高々と突き
 出ていた。
 東側には大矢野岳(1236m)の奥に延びる外輪山縁から、南郷谷側に長く
 流れる落ちている尾根が幾重にも重なり、南阿蘇外輪山の凄さを堪能した。

「南阿蘇外輪縦走」 (←クリック) を完歩している楽人から、縦走ル-トの説
 明を聞きながらの眺望であった。
 野草の宝庫であることも聞き、花の時季が楽しみとなった。

12:30 大矢岳頂上〕  〔大矢岳より雲仙岳遠望〕    〔大矢岳より駒返峠方面〕

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▼大矢岳から地蔵峠に引き返し、「←150分・駒返峠/冠ケ岳90分→」
 道標を見て広い尾根道を歩く。
 グリ-ンロ-ドに出る手前の「尾根道展望テラス」でランチタイムとした

  (13:15~
13:45) 一組の老夫婦と自転車を持った若者と出会う。自転車の若
  者は「吉無田」 から入り「冠ケ岳」に走るとの事であった。

▼抜けるような青空に映える阿蘇五岳を眺めながら・・・食事を終えて、
 尾根道から短い階段を下るとグリ-ンロ-ドが縦走路を断ち切るようにして
 走っていた。
 グリ-ンロ-ドを西原村方面に少し歩くと右側に丸木段階段があり、入口の
 道標「
0.7km←地蔵峠/冠ケ岳→3.8km」に従い冠ケ岳を目指す。        

〔縦走路より阿蘇五岳を望む〕 〔快適な縦走路〕   〔13:48地蔵峠からグリ-ンロ-ド出合い〕

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▼縦走路はやや平坦コ-スとなり、杉林やアセビの密集地やブナも混在する
 雑木林等変化のある樹林帯を行く。途中で昼食時に遇った自転車の若者が
 「進入禁止になっていました」と呟いてすれ違う。

▼グリ-ンロ-ドから55分で冠ケ岳分岐に着く。(14:30)
 道標には「冠ケ岳頂上までは15分」 ←3km地蔵峠/護王峠2.3km→」
 
と標されていた。
 分岐から左方向に進むと視野が広がり、冠ケ岳の山容を眺めながら緩やか
 な下りとクマザサの中を登り返すと冠ケ岳頂上に立つ。(14:45)

14:07  冠ケ岳への縦走路〕    〔アセビの群生〕                 〔14:45  冠ケ岳頂上

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▼台状の頂上広場を横断するように西南側への登山道が延びていた。(ガイド
 ブックによると宮山ル-トの一ノ峯に至る)
 頂上からは先ほど登った大矢岳からの登路も一望出来素晴らしい眺めであ
 った。

▼冠ケ岳分岐に戻る途中、目下にピ-クが在るのに気づく、このピ-クはガイト
 ブックにある「本谷越」であろうと思いながら縦走路に戻り護王峠を目指す。

▼分岐から6分で崖に遭遇する。急勾配のザレ場の斜面は凍結している。
 楽人と声を掛け合いながら下る。(15:19)
 ガイドブックでいう「外輪壁」とは、この付近を呼称しているのであろか・・・?

冠ケ岳より根子岳
・祖母山を望む
〕          〔15:13 冠ケ岳分岐に戻る〕          〔15:19  氷結している縦走路〕

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▼昨年、「一ノ峯」 (←クリック)に登った時「冠ケ岳」へのル-トを古澤先輩と下
 見に来たのであるが「外輪壁」を探索できず断念した思い出があった。
 そんな想いで、「一ノ峯へのル-ト」を気にしながら歩いたが特定出来なかっ
 た。左、眼下には山容に特徴の在る「一ノ峯・二ノ峯」が視えているのである
 が・・・・・。

▼幾つかのピ-クを乗り越えて、ひたすら歩く。それでも護王峠への道は、
 くねくねした外輪壁の稜線が長く続いている。
 暗くなる前までには「萌の里」に着かねばならない、楽人の足の運びが一段
 と速くなる、風景を楽しむ余裕がない、楽人について行く。
 だが、しかし、写真を残しておかねばならない・・・・。振り返り~振り返りして
 僅かな時間で撮る。

15:19 俵山を望む〕〔15:27 縦走路より一ノ峯・ 二ノ峯を望む〕 [15:54 俵山を望む]                                                                                                      P1080981_editedP1080984_editedP1080986_edited 

 

 

 

 


▼草原が広がる平坦な縦走路を歩くと開放感の在る護王峠に着く。(16:10)
 自然石に刻んだ明治6年の歌碑がある。「道守 甲斐有雄」(←クリック)の著名
 
詩を詠んでも意味がよく判らない・・・・。

▼護王峠の道標は文字が風雪に耐えて薄れている。誰かがメモしたのであろ
 う「西原村 出ノ口90分」と記してある。東側にもル-トがあるが文字が
 消えている。(ガイドブックによると久木野村堀渡に至るらしい)

(考察)この護王峠は東西南北の交差点に位置しているようである。
     の集落:久木野村・西の集落:西原村との地蔵峠・の俵山峠
     の十字路となっている事が判った。
     道守が建っているので先人達が歩いた由緒ある峠であったのであろ
     うと思われる。
     次は、東の登山口と西の登山口の両方から登ってみることを決意し
     た。 また一つ・・・・山行の課題が増えた。

                                              〔16:29  俵山直下から大矢岳
16:10  護王峠の歌碑〕  〔護王峠の道標〕             からの道程を振返る
  

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▼先は、まだまだ苦行が残っている。「俵山への登り」と「萌の里への下り」が
 ある。早々に切上げて俵山への急坂を必死になって登る。休憩を取る分、日
 が暮れる。そんな想いで我慢の歩きで俵山頂上(1094.9m)に立つ。(16:45)

▼初めて立った俵山頂上、眺めは圧巻。まさに360度の大パノラマである。
 北外輪山・南外輪山の全容、並びに阿蘇谷と南郷谷を並列して一望できる
 ロ-ケションは阿蘇広しと云えどもココだけであろうと思った。

▼モット~モット眺めたい気持ちを切上げて、暗くなる前に着く事を念頭に
            スタコラ~サッサ ♪♪ で下る。
 「二の坂」から望む風車の先に見える、黒川水力発電所の水路管の上部に
 位置する北外輪山の縁から大津市側に流れている山腹の平らなスロ-プ
 (後で調べたら「瀬田裏原野」と判った)は夕陽に輝き印象に残る光景であった。 

〔16:45  俵山頂上にて                                17:16  二の坂より夕陽に照る     
  縦走路を振り返る〕        
俵山頂上にて〕                      瀬田裏原野を望む

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▼17:43分、夕日が沈む。
 先週「観海アルプス」の帰り、温泉に浸かって観た、海に沈み行く夕日。
 今日は山に沈み行く夕日、2週続けて観る夕日。
 海の神・山の神が与えた「夕日の無限な美」・・・・幸せだナぁ~ (笑)  

17:26  一の坂・                                  〔薄暮の熊本                       
二の坂の道標〕          〔17:43  沈み行く夕日〕           平野を望む〕

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 ▼萌の里には思ったより早く18:15分に下山した。
 駐車場は薄暗くなっている。爪先きは強行軍で痛みを感ずる。加えて駐車場
 は鍵が掛かって開かない、館内には誰も居ない・・・・。(最悪)

▼楽人が西原村役場に電話する。東側に出口があるとの案内、あア~あ~
 助かった。

〔18:11 暮れ行く萌の里駐車場に下山〕   〔冠ケ岳頂上〕       〔俵山頂上〕

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〇デボした車を取りに地蔵峠に廻り19:00丁度に楽人と別れる。
 我が家に着いたのは8時頃であった。
         今夜のビ-ルは格別だ♪♪ 
 初めて踏み入れた南阿蘇外輪山、素晴らしい・・・そんな想いで食卓につく。

 (2010/02/02加筆)

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