グリフォンの日記

時事のニュースについて書いていきます

新しい風を起こす政治家を輩出せよ

2009-07-12 23:30:20 | 日記・エッセイ・コラム

暑い・・・蒸し暑い。厚い雲に覆われた空から雨の襲来。まとわり付く湿気に、焦燥を覚える7月。先月から書かない日々が続く。別に変わった事があったわけでも、生活の忙しさの所為でもない。ただ、日々の政治ニュースすら見ることに、嫌気が差しているだけだ。

 

最近の政治のニュースは、麻生総理の解散総選挙へがクローズアップされ、まるで、政権を取ったかのような、民主党のニュースにうんざりする。麻生総理の失策は、「定額給付金」から始まり「エコポイント」「1000円高速道路」なのだろう。

 

無論、恩恵を受けたうちの1人である自分は、文句を言えた義理ではない。しかし、政治情勢として、余りにずさんで安直な税金の使い方ではないのか?この恩恵をたくさん受けたのは、自動車業界に携わるものだけだろう。派遣切りを行い、自社の社員のみが恩恵を受け、肝心の元派遣社員たちには、そのおこぼれすら、貰えない現実。

 

老害議員が幅を利かせ、若い議員を育てようともせず、挙句、そのまんま東氏(宮城県知事)や橋下氏(大阪府知事)を自民党に引き入れようとする浅はかさは、有権者を馬鹿にしているとしか思えない。

 

勝ちたいとか、負けとか、そんな悠長な事をやっていられる程、世界情勢は甘くない。近年のニュースで、北朝鮮のミサイル発射が小さく取り上げられているが、北朝鮮の台所事情を察するに、下手すると年内に大きな動きへと発展する可能性がある。

 

そんな世界情勢と対峙し、日本を牽引していけるような議員が、果たしているのであろうか?もう、老害議員は、引っ込むべきなのだよ。そして、新たなる風になる清潔、清楚、凛としたたくましい政治家が必要だ。

 

変な話、小泉元総理の息子さんである小泉孝太郎氏は、適任だろう?別にいきなり総理をやって欲しいとは思わないが、清潔感や正直さ、真面目さを印象付けており、政治家になっても、「何かやってくれそう」と期待感を持たせるに十分である。

 

最近になって、というか今更だが、世襲について訳知り顔で言う馬鹿がいるが、ならば、自ら出馬してみろ。今のネット時代。そう簡単に、政治家なんてなれないのが、現実だ。大体、二世でも駄目なものは、落選している。相当な美男子、美少女ではなく、やはり、清潔感、清楚、たくましさがイメージできるような人間を選択するのは、そういった政治家を望んでいるからなのだ。

 

かつて、アメリカの大統領選で、ケネディとニクソンがテレビ討論(対決)を行った。額の汗を拭うのに必死なニクソンに対して、涼しい顔で受け流すケネディ。どちらが勝ったかを見れば、そのイメージ作戦が如何に大切かが判る。

 

あたふたと狼狽する政治家に誰が投票したいと思う?未だに小泉元総理が、また総理をやって欲しいと考える人が大勢いるのは何故だ?凛と構え、叩き切る。まさに居合いだ。その気迫と信念が、自民党大勝利へと導いたのである。

 

そして、今の麻生総理は、下で狼狽する老害どもを蹴散らせないから、首相としての器と品格が問われているのである。ならば、今こそ、党首として、総理として、叩き潰す覚悟を持って、叩け。そして、言ってやれ、「お前らが、俺を蹴落とすならば、お前の選挙区に小泉孝太郎を送り込むぞ」って。それこそが、自民党の大逆転劇の幕開けを告げるであろう。

 


聖者と愚者

2009-06-07 23:35:47 | 日記・エッセイ・コラム

春の終わり。まもなく、梅雨を迎え、暫し、稲穂を実らせ、生活に欠かせない水を運ぶ恵みの雨の日が続く。それと同時に、むせ返るような湿気を帯びた空気が体中にまとわりつき、心と体を不快にさせる。それでも、やがて、紅く燃える太陽は、その日差しの強さを増し、狂犬の如く押し寄せる、暑さが戻ってくるのである。

現在の世界情勢の悪化、日本の政治・経済の不安。疫病の蔓延・・・。それらは、ただ、我々の気力を奪い取り、どんよりとした空気に包まれていくのである。本ブログも既に断片化ブログと化し、書きたい事柄もたくさんあるのに、無気力、脱力感に包括されているのが原因である。

マスコミ達の流す情報は、湯水のように流れては消え、特に重要とは思えないような事柄が、新聞記事、テレビニュースのトップを飾る日々にうんざりする。特に、政治の話になると、与党の自民だけを叩き、創価学会の公明は、ろくに叩こうとしないマスコミ。インチキ世論調査の化けの皮が、小泉郵政解散の時に剥がされた事実を忘れた訳があるまい。公平性に欠けるマスコミ達によって、何時まで、我々は翻弄され続けていくのだろうか?

自分の意志、思想、主張が無いのは、他人との摩擦を避けたいだけの口実であり、正義とはかけ離れた幻想でも、多勢が言えば、巻かれていく。それが、一般人であり、凡人というものだ。だが、それは、まるで、日本と言う囲いの中で、飼育されているブタのような存在だと、誰もが気づき始めている。

マスコミ達の不気味な朝鮮半島をヨイショ、中国をヨイショ。「日本は、過去の戦争でたくさんの過ちを犯した」、「九条を守れ」、「武力では解決できない」、「話合いが世界平和」・・・。その癖、同じ日本人に対する仕打ちは、これでもかと言うぐらい残酷な批判を浴びせる。話し合いが世界平和に繋がるなら、他人の所為にして、批判を繰り返すことが、いかに生産性の無い議論であるか、判りそうなものだ。

仮にも一国の首相を卑下するような、報道関係者も、得意げに非難する馬鹿市民も、自分達が選んだという事実と責任を忘れていないか?そう言う人間に限って、「だから、今度は民主党にやらせてみよう」「政権交代しないと腐った政治は、直らない」とか、詭弁だけは、達者である。

民主党に変わって、「人権擁護法」「外国人参政権」が通れば、「差別した」と言う容疑だけで、牢獄につながれる可能性もある。言っちゃあ悪いが、この世に「差別」が無くなることは、ない。そんなこと、幼稚園児でも知っている。「人権擁護法」に基づき、逮捕が簡単にできるようになれば、民主党に入れた、お馬鹿さんも、苦渋を呑まされる羽目になるだろう。そして、言論の自由は奪われ、他人に、外国人に、一生、気を使って生きることが、日本人として、本当の幸せか、よく考えてみるがいい。

民主党は、マニュフェストから「外国人参政権」の事項を削除したらしいが、所詮「公約」と言うものから除外しただけであって、「法律を作らない」と「公約」したわけではない。それでも、民主党が良いと言う人間は、今の窮屈で退屈な世の中を見渡して、民主党は目新しいと思っているだけだ。「選択肢がない」「何か面白いことをやってくれそう」。そうした、期待感だけで、民主党を選ぶのは、危険である。

今回の選挙は、愚者に成らざるを得なかったリストラ社員・派遣社員・その他、非正規労働者の意志を汲み、一般サラリーマン達の不安を如何に払拭できるかが、焦点である。同時に社会情勢不安を解消できるような、日本を強く牽引し、世界と対等に渡り合える国家へと導くものが、今必要なのだ。聖者となるべき、導き手は、何時現れるのであろうか?それは、我々、日本国民全員が、日本の未来に対して責任を負う覚悟を決めた時であろう。

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【Yahoo版 産経ニュースより】

民主党の鳩山由紀夫代表は31日、これまで政権公約(マニフェスト)に明記していた在日外国人への地方参政権付与について「個人的には前向きに考えるべきだと思うが、党内で結論が出ている状況ではない」と述べ、党内の異論を踏まえマニフェスト記載を見送る考えを示した。

 埼玉県八潮市で講演した際、市民の質問に答えた。鳩山氏は「選挙で多くの新人が入り、党内に2つの意見が併存してバトルを続けている最中だ」と説明。「今一度考え直してみようということだ。いずれ結論を出さなければならない」と述べた。

 鳩山氏は推進派として知られるが、次期衆院選を控え、党内の対立を深めることは得策ではないと判断したとみられる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090531-00000554-san-pol

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【室蘭民報ニュースより(一部追記)】

民主党の鳩山由紀夫代表と岡田克也幹事長の「ポスター」に3日、民主党を非難する文章「日本列島は日本人だけのものではない」が記された紙が、上張りされているのが見つかった。


 文字は1枚1枚すべて手書きで、カラー文字などで強調している。鳩山総連合後援会などによると、中傷した紙がポスターに張られていたのは室蘭市内のみで、東町や小橋内、絵鞆地区の計10カ所以上。

 同様の行為は5月末にも、高平町地区など3カ所で見つかっており、同後援会の加藤徳治郎幹事長は「2日から鳩山代表と岡田幹事長の新ポスターに張り替える作業を進めていただけに、続くなら警察に届け出る」としている。

 市選管によると、衆院選の公示前日までの間、政党掲示板に張られたポスターに妨害する行為などは、器物損壊容疑に問われるという

http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2009/06/04/20090604m_03.html

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数字の魔力に騙されるな

2009-02-15 21:42:33 | 日記・エッセイ・コラム

春の兆しが見え始めた昨今。春に向けて、新入学、新入社を控え、心なしか景気の波も動き出すであろう。本日、久しぶりにテレビをつけてみる。「バンキシャ」なる番組が冒頭で麻生政権の支持率「9.7%」と過去最低を記録だそうな。まるで、「お前らのテレビ番組、そのものの視聴率じゃないのか?」とお笑いダネを見せ付けられた格好だ。

http://www.ntv.co.jp/yoron/200902/soku-index.html

支持率のフリップボードに目をやると、赤字で9.7%の数字がデカデカと載り、小さく黒字でサンプル世帯992世帯 回答率58%と書いてあった。576世帯の回答を元に9.7%だそうな。相変わらず数字マジックで釣れるのかね?今回に限らず、テレビや新聞の大抵の世論調査はRDD(Random Digit Dialing)と呼ばれる電話調査が主だ。無作為にコンピュータが選んだ電話番号に電話をかけて世帯として協力してもらうのが、この方式。ただ、最近では、携帯のみを持った若い独身世帯も増加しているのに加え、「オレオレ詐欺」などの横行によって回答率も下がっていると言われている。

今回は、まともな質問をぶつけているようであるが、質問の仕方によっては、回答者本人の意図としない場合も往々にしてあるわけだ。例えば「麻生総理の政権運営は、正しいと思いますか?」と言う質問があったとする。「はい」「いいえ」の二択しかない。当然、バラマキ政治が駄目と思っている人は「いいえ」を選択する。全部の政策に不満ではないが、一部の政策にノーと言う人まで全部ノーにしてしまうことができる作為的質問なわけだ。

世論調査は、8000万人の分母に対して約400世帯と言う疑問のつく方法で統計を取っている。一応、これはこれで成り立つらしい。

http://q.hatena.ne.jp/1222752807

だが、とても公平に取られた統計とは、言えまい。47都道府県、性別、年齢、日本人なのか否かによって回答は明らかなバラツキを見せるからだ。それこそ、視聴率でも本当に視聴している数なんて当てになるのか?新聞の発行部数が、販売店が無理やり買わされるという、見せかけの数字であることは既にネットに精通している人なら誰でも知っている事実だ。

世論を無理やり捻じ曲げようとするのがマスコミ。失業者200万人と事実を謳うのであれば、結構だが、自分のところも派遣だの請け負いだのを雇って切り捨てて、どの口がほざくのだ。そのうち、どの程度が職に就いているのかが、判らない。「切られる切られる」と連呼するばかりで、国民を怯えさせるだけのマスコミなんて、この世から消えて無くなれ!

本来なら、ここでデフレ傾向になっていくのだから、もっと消費しましょうと煽るのが、マスコミの役割じゃないのか?そうやって、国内消費を増やして、国内商品を買うことで、景気が徐々に回復するのに、首絞めてどうする?だから、テレビも新聞も信用が落ちるのだよ。今必要とされるのは、判り易く左も右もない公平な報道番組だけだ。不要な世論調査なんてしている暇があったら、視聴率を上げる番組作りに徹するべきだと思う。


破壊と創造の果てに

2009-02-01 22:35:45 | 日記・エッセイ・コラム

冬の寒さが徐々に春に向かう2月。先月はブログ更新一回と言う有様。別に特別忙しかった訳ではない。現在の日本の経済情勢も政治情勢も社会情勢もマスコミの煽る「不安」「焦燥」「怒り」に掻き回され、まるでネガティブという泥沼の中をもがき、底を這いずり回るような感覚に落とされていることが、書く気力を減退させているのだ。

昨今のニュースは、暗く、未来への絶望を抱(いだ)くようなものばかりが続く。この連鎖が、自らの首を絞めると、今更、気づいたのかマスコミ諸氏は、なんとか誤魔化そうと、他の話題を持ち出すが、回帰するのは、やはり「不景気」と言うレッテル経済状況の事だ。

潰し合い、憎しみ合い、泥沼の罵り合いが、如何に醜いものか、我々は知っている。しかし、今の日本には、「誰かの所為」にすることだけが生き甲斐のような老人達が、大量に溢れかえっている。それは、見た目や実年齢に関係なく、自らの業を背負い戦う姿を失った者達だ。

若さは、何かを掴み取ろうと行動するバイタリティを持っている。それは、先走るばかりではなく、自らの責任を持って行動することによって、失敗も成功も糧となり、初めて自信をつけることができるのである。それが今や多くの若者が、「政治の所為」、「社会の所為」、「世界の所為」と何でも「何かの所為」にして、のうのうと生きている。他人を卑下するのも、自信の無さの表れだ。

マスコミの影響と言えば、それもまた他人の所為にする事になるが、目標とする大人の姿を見失った結果とも言える。目標とする大人、すなわち知的と呼ばれた人間達が、金の奪い合いに興じ、罵り合いと潰し合いに終始する人間の腐った姿を見たら、そこに理想や未来への明るさを照らし出すとは到底思えまい。だが、こんな意地汚い連中が世界を操っていたと思っていたのも束の間、金の亡者となった人間達への地獄からの招待状は、刻一刻と速度を速めて近づいているのも事実だ。

破壊と創造へのプロローグにしたくなければ、国内消費と円高解消が真っ先に課題として上がる。はっきり言えば、今の不景気を即座に立て直すことは、神以外に誰が出来ようか。要は、どう足掻(あが)こうが、今の不景気をドル100円台まで回復させ、日本企業の業績黒字への転化し、世界経済が安定するまで、最低でも3年は、かかると言いたいのだ。

ところが、麻生総理になって数ヶ月しか経たないのに、もう政府の支持率は急降下を辿る。福田元総理が辞める時は、どうだった?首相と言う首が変わり、政府が民主党に変わるぐらいで、目に見える「経済効果」なんて直ぐ出るものなのか?

馬鹿の一つ覚えのように、麻生総理を叩くマスコミや野次馬どももそうだが、民主党への転換により、在日朝鮮人への利益と権利の供与は過多になり、韓国への出資も過多になり、そのツケは、後の日本人全員が被ることになることは、もう見えている。それでも民主党を連呼するのであれば、自らお灸を被って貰いたい。それが、どのような結果を招こうとね。

仲良しこよしで遊んでいる暇は無い。「世界平和」「人権」「公平」などといった言葉を並べ、抗議し続けた連中は、自ら生贄になることは、しない癖に、他人を蹴落とすことだけが生き甲斐なゴネ得連中だ。そして、ゴネ得連中の連鎖がますますこの国に負の連鎖を生み出す。

「負の連鎖」を「正の連鎖」に戻す時に来ているのだ。国内消費を増大させ、多くの日本製商品を買うのである。今、目の前にある現実は、必ず元へと戻る。大切なのは、他人の所為を止め、自らの業として背負い立つことで、1人1人の力が大きな力になる。そして、同じ日本人同士助け合うことで、世界の経済を早く立て直したお手本になれるようになるだろう。


2009年明けましておめでとう御座います

2009-01-04 23:29:14 | 日記・エッセイ・コラム

今年は丑年。ゆっくりと絶え間なく前へ歩き、時には荒ぶる丑の如く、波乱含みの平成21年の幕明けで御座います。まあ、兎角(とかく)礼儀正しい言葉を並べて見ましたが、昨年の21日以降更新をせず、本日4日目にしてようやく更新すると言う断片化ブログへようこそ。

昨年を振り返ると、事件、事故、経済も何故か大波乱だったような印象を受けます。特にリーマンブラザース破綻に端を発した世界恐慌は、日本の製造業を直撃しました。これは、一昨年に起きた(発覚した)サブプライムローンの不良債権過多による、連続破綻劇が、地下でマグマのように沸々と煮えたぎり噴出した結果であったと思うのであります。

アメリカ経済の一時的な好調は、まるで溶岩に押し流された後の如く滞(とどこお)りを見せ、GM、クライスラーなどのアメリカ車業界が今や風前の灯を迎えるに至っております。昨年、春から夏にかけての化石燃料の高騰が、まるで嘘であるかのような現在の情勢。むしろバイオ燃料への投資や円買いが進み、株価の乱高下が続き、投資家たちの投資先も分散傾向へと移っています。アメリカ経済の建て直しが、急務であることを踏まえるとオバマ大統領がどのような対策を打ち出すのかが焦点となります。

対して、昨年の日本経済、政治、マスコミ達の対応は、如何にボンクラだったのかと頭を抱える次第です。日銀のドルの介入は敏速でしたが、「定額給付金」「国籍法改定」などといった愚策を打ち出した。「国籍法改定」については、実行されてしまい、麻生総理の指導力、分析能力を疑われるような行動、言動が内閣支持率を下げる要因ともなりました。

今現在は、大手製造業の派遣を解雇された人間達が抗議活動を通して、寮滞在期間の延長や契約期間までの雇用を勝ち取るなど労働基準法や生存権を盾に必死に抵抗しています。しかし、自らに期限を課さない人間がいるとするのであれば、結果として働くという義務を果たさずに、要求だけをする「ゴネ得人間」を生み出さないか、それだけが気がかりです。要求をする以上、そこには義務が生じる。それが社会のルールであり、それを曲げようとする意地汚い人間に成り下ることが、果たして平等や正義を遵守出来る社会となるかは、少し考えればわかることです。

自らが社会から受けた恩は、何れ返さねばなりません。それは、宇宙のルールであり、人間として生まれた以上、そのルールを変えることは、絶対にできません。「因果応報」と言う言葉をもし知っておられるのであれば、それは、原因が先にあり、その結果が必ずあり、それは巡る巡って何れ自らに帰ってくると言うことがわかるはずです。

無論、職が無いというのも判ります。何故ならば、多くの職種の中から自分が出来そうなものに応募しても、採用に至らないことが往々似してある事を転職活動を通して、自分も実感してきたからです。それは、年齢だったり、技量不足だったり、様々な要因があったと考えます。しかし、仕事にせよ、人間関係にせよ、全ては縁です。仕事があるうちが花と捕え、いざとなったら農業でも何でもやると言う覚悟があり、生きる糧を得る方法があることを知れば、恐れるものはありません。

東京で無駄に時間を費やすことより、農地を耕したり、米を作ったり、魚を釣ったり、酪農に携わったりすれば、食べる事、住む事、生きることに事欠くことがあるでしょうか?堕落したホームレスに成り下るよりも、田舎でそうした作業で死ぬ事を考えない生活をすることも一つの道と考えます。他人の所為(せい)にしていても、結局前進するのは自分なのです。今年は始まったばかりですが、チャンスは必ず巡ってくる、そう信じて職活動をして頂ければと思います。


ブラックユーモアにしかならない

2008-12-21 01:07:51 | 日記・エッセイ・コラム

先日、以下のようなニュースが報じられた。

【日経ネットよりKDDIとテレビ朝日、朝日新聞の連携】

KDDI株式会社(代表取締役社長兼会長 小野寺 正)、株式会社テレビ朝日(代表取締役社長 君和田 正夫)、株式会社朝日新聞社(代表取締役社長 秋山 耿太郎)は、3社が連携して、それぞれが持つ経営資源を活かしたビジネスの開発・実行を共同して推進することに、本日、合意しました。

(中略)

  本サービスでは、朝日新聞およびテレビ朝日のグローバルな取材網による幅広いジャンルの最新情報や付加価値の高い番組関連コンテンツを、KDDIがau携帯電話への一斉同時配信(マルチキャスト)により、多くのお客さまにお届けします。

 また、重大ニュースなどの号外情報を、24時間体制でいち早くお届けするサービスや、お客さまの興味・好み・地域などに応じて、配信情報をカスタマイズできる機能の開発を予定しています。

 社は、今後も、新聞、雑誌、テレビ放送、au携帯電話、PCインターネットと各種イベントなどを連動させたクロスメディアでの広告をはじめ、幅広い分野で連携していきます。

http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=207736&lindID=1

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傍から見れば何のことは無い。ただの業務提携のお知らせである。しかし、今更言うまでも無く、「独自」路線を行くauと”捏造””陰謀””黙殺”三拍子揃った朝日”朝鮮””中国”犬新聞が提携と聞いて、呆れた。と言うか、自分の携帯がauだったから尚更、幻滅した。折りしも、携帯のキャリアを変えようと選定中(機種変更は高い!)であったから、一念発起し、乗り換えするしかない。そう考えた結果、docomoへと転入してしまった。~割とか言うのが、中途半端だったので、その分の金額をauに支払う派目になったが、それでもキャリア0円で手に入れられたことが幸いであった。

ただそれだけの理由で携帯電話会社を変えるのかと問われれば、「欲しい携帯キャリアは(携帯如きに)手が出せない程の金額。携帯料金もほぼ同じ。おまけに、インチキ捏造新聞との連携なんて、御免である。」と答える。要はauである必要性は全く無いということだ。その昔は、音楽携帯として先駆けを行っていたauも今は何の取り得も無い携帯へと成り下り、その魅力を半減させていった。なんで?今まで使い続けた既存ユーザーを大切に扱わないのだろうか?結局、そのツケを払うのは企業なのだが・・・?

今日に続く日本人搾取。真面目にコツコツと働くものが馬鹿を見る社会構造。真面目に仕事をこなし、必要なものを作るのに、社員も派遣もパートも差別なんてない。それも、輸出関連が今や大打撃を受けて、多くの派遣社員を切ろうと躍起になっている。その一つの要因に、現在の円高があるのだから、日本政府は一刻も早く為替介入をするべきだ。ドルを大量に買って、ユーロファイターを10機ぐらい買う時にドルで決済する。そうやって経済を廻せよ!本当に何を考えているんだろう?麻生総理よ。

麻生総理も「言葉狩り」や「景気低迷の責任」を押し付けられて大変だろうが、そうやって円高を抑えない事には、輸出産業が大打撃を受ける事ぐらいわかっているだろうに。そう言う、自分も国内消費を廻せと書いてきたが、円高がここまで進むとは予期できなかった。このまま、円高、株安進行が止まらぬのなら、日本の会社が乗っ取りを受ける可能性が高い日本政府が今やらねばならぬ事は、無駄な還元はするなということと、ドル買い介入を示唆することだ。(脅しで言ってみるのも外交だろう?)

それだけでも、急激な円高を幾分か緩和する事ができるはずだ。無駄な金を国内にばら撒いても預金が増えるだけ。それは、マスコミの馬鹿が不景気と煽りまくって財布の紐を締める事に繋がっているからで、結果としてマスコミも自分の首を絞めることになっているのだから、「なんて、ブラックユーモア?」と首をかしげるしかない。もはや、一刻の猶予も無いのだから、還元策に使う金でドルを買って、そのドル使ってヨーロッパのモノを買いまくれ!ユーロ安の状況を一転させてユーロ高にし、円高を止めるのだ

しかし、自民も落ちぶれたものだ。何を言い出すのかと思えば、定額給付金を在日朝鮮人までにも無料で差し上げますと言う馬鹿さ。さすが内閣支持率16%は伊達じゃない、当たり前だ!麻生総理よ!死ぬ気でやらねば、国が滅びるぞ!ブラックユーモアはせめて、苦笑できるぐらいが望ましいのだよ。

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【47ニュースより 在日にまで定額給付金を配布する馬鹿政府】

総務省は20日、1人当たり1万2000円の定額給付金について、8000円を加算する年齢などは2009年2月1日を基準とすると発表した。

 1990年2月2日以降生まれの18歳以下と、44年2月2日以前に生まれた65歳以上の人が2万円支給の対象で、2009年2月2日以降に生まれた子どもには支給されない。支給窓口も2月1日現在で住民登録をしている市区町村になる。

 在日外国人の支給範囲は、観光客などの短期滞在者や不法滞在者を除き、基準日となる2月1日時点の外国人登録原票の登録者とする。在日韓国・朝鮮人などの永住者や日系人などの定住者のほか、留学生や研修生など約200万人が対象となる。

 「年齢計算に関する法律」では、生まれた日の前日の「24時」に加齢されるため、2月2日が65歳の誕生日の人まで加算対象に含まれる。

 総務省は、申請書が確実に届くように、住民基本台帳の住所と異なる市区町村で生活している人に対し、基準日までに現住所で住民登録をするよう呼び掛ける。支給期間は今後各自治体が決めるが、基準日以降、支給日までに転居した場合は、新住所に申請書が届くようにする。

http://www.47news.jp/CN/200812/CN2008122001000486.html


凍りつく日本

2008-12-15 00:19:46 | 日記・エッセイ・コラム

一段と厳しい寒さになり、暮れも押し迫ってきている昨今。日々更新するブロガーの皆さんとは程遠く、グリフォンの日記と銘打っていながら、日記にならない断片”言いたい放題”コーナーと化して来ている。自己嫌悪も然ることながら、国籍法改正を行った今の政治に希望の芽が見えない事にほとほと愛想が尽きたのが原因である。

今の世には、「派遣切り」による義理も人情も無い暗いニュースばかりが日本全体を覆い、その情報に何の意味があるのかなどと考える余地もなく、頭の中を駆け抜けていくのである。それは、点いては、消え、消えては現れる、まるで、切れ掛かった裸電球のように・・・。そして、記憶は現在の情報スピードに付いていけず、まるで走馬灯でも眺めるかのようにぼんやりとした輪郭だけを残して流れて去っていく。

民主党には政権を絶対に渡してはならないと以前から言ってきた。それは、日本人、日本の文化を破壊しようとする法案を通そうとしている事が一番大きい。14年前の社会党を与党にしてしまった結果を見てきた者として、絶対に阻止せねば、日本の未来が終わる。歴史検証もままならぬまま、村山談話を生み出し、河野談話と言う愚話を継承しなければならなくなった原因は、多くの国民の無関心、無感動、無知とマスコミによる扇動であった。本ブログを読んでいる方々(日本人に限る)は、そんな扇動に右往左往されることは、きっと無いであろうと信じたいが・・・。

だからと言って自民党がいいとも言い切れない自分がいる。河野、山崎、加藤を筆頭に売国奴が蠢いていること。それでも、小さな希望が安倍元総理だったわけで、完全保守を貫けない今の状況を作り出したのは、内部分裂を恐れ、次の選挙の根回しに支障が出るのを恐れるからなのだろう。そして、国民も今の生活を考えるだけで精一杯だ。ところが、多くの無知な市民を扇動するマスコミどもは、自分達の高い給与は棚に上げて、何でも政治家の所為にする。「無策政治」「混沌政治」と非難する。本当にそうなのか?無策というのであれば、「どうにかしてくれ」ではなく、知恵を絞って、代替案を出せ!それこそ、政権の支持率なんて、電波と紙の無駄遣いだ!支持率になんの意味がある?多くの切捨てられた非正規雇用者たちにタダでお金を配る政党でもあるのか?

寧ろ、これからどう進めていくのか、都市、都市近郊、地方との所得格差、就業格差、人口格差のアンバランスな位置関係から見直すべきだろう。今回の大量派遣切りで言えば、「派遣を解禁した事が悪い」と派遣社員の方が叫んでおられる。しかし、派遣を解禁にした原因は、企業のバブル経済のツケであり、就職氷河期と呼ばれた人間達を職に就かすための唯一の手段でもあったに他ならない。麻生政権に非があるのではなく、過去10年の社会の歪みこそが元凶にあるのだ。

それを正すためには、問題点の解決案と解決策を練る必要がある。それは、基本に立ち戻ることである。それは、日本人らしい発想力を活かすことが、大事なのである。敗戦からわずか10年で経済大国へと立ち上がった日本は、まさにそうした発想力で再生・復活を果たしたのである。

ところが、今の政治家も企業家もマスコミどもからも、こうした発想力は生まれてこない。単純な話だ。軸がぶれて右往左往しているから発想力が芽生えないのである。現代における正論とは、あくまで現代の倫理感、道徳感に照らし合わせてと言う前提がある。ただこれらの倫理感も道徳感も戦後左翼教育の中で歪められたために、日本人としての自立が出来なくなってしまった。誰かの所為にして、そこに優しさや喜びが生まれるはずがない。

とりわけその筆頭は、マスコミだろう。政治が酷いと非難するが、自分達は何だ?人を非難するだけの人間としての誇りとか器量があるとは到底思えない批判と愚痴ばかりが並ぶ。さながら汚いゴミダメ商店だ。その汚れた情報を与えられた喜ぶ人間がいることが信じられない。そんな情報をありがたがる人間は相当なマゾなのだろう。下らないテレビも新聞も見なければ心は歪まない。必要な情報をネットで選択できる時代が今なのだ。凍りついた日本を再生する鍵は、我々一人ひとりが持っている。後はその鍵を活かす術を身に付けることが重要だと考えるのである。

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【”売国”民主党の宣伝なんてしたくないが、”馬鹿”韓国と連携しようとしてるのだ】

鳩山由紀夫幹事長は11日夕、党本部で李明博韓国大統領の実兄の李相得韓国・韓日議員連盟会長一行を党本部に向かえ、意見交換した。

 鳩山幹事長は、岩國哲人国際局長の司会のもとで挨拶に立ち、歓迎の意を表したうえで、「民主党として日韓関係を重視している」と表明。前回1月に、李会長が来党されて小沢一郎代表と会談した際は、新大統領への移行期間であったと振り返り、新大統領誕生後、経済的にはきびしい環境下にある韓国における、新大統領の取り組みに敬意を表した。

 同時に過日、韓国大統領室から通貨スワップに関する協力を求められたことを明かし、「スワップに関して当然のことながら、民主党としても日本政府としてもご協力を申し上げたいという思いだ」と語った。

 そのうえで幹事長は民主党のPRをすると前置きし、「麻生政権が低迷するなか、国民の心がかなり離れている」と指摘。「来年に必ず行われる総選挙において、衆議院で勝利をおさめて政権交代を確実なものにしたいということで力を入れている」と表明した。

 「民主党が政権をとった暁には対日関係はなお一層進展するとご理解いただきたい」とも求め、過去の問題に目をそむけることなく未来志向に転じていきたいとの意向を示している政党だと改めて紹介した。

 同時に、強制連行などによって日本で亡くなられた韓国人の方々の遺骨の返還の問題などにも取り組んで行くと語り、さまざまな問題が残っているが、できるだけ誠意を込めて過去の問題の清算を行って行きたいと決意を示した。

 李会長は1月の際には実弟の李明博次期大統領の特使としての来党だったと振り返り、今回は日本と連携・協力の表明の意味での訪問だと述べた。

 そのうえで、韓日の協力関係については鳩山幹事長と認識を一にすると述べ、「過去にこだわって未来の協力関係が妨げられてはいけないという大統領の哲学・方針がある」と語った。また、麻生首相にも表敬訪問したが、日本の政治を率いる民主党幹部と意見交換し、経済協力に高い関心を持ってくれたことに感謝するとの意向が示された。北朝鮮問題にも言及があり、韓国が米国と同様に連携してこの問題が実現されるように努力するとした。

 さらに、1月の来党時に小沢代表が在日韓国人の地方参政権について「検討する」「推進する」との回答を示したことについて、「この場を借りて改めて感謝する」との発言があった。

 意見交換で「衆議院総選挙で大勝するという報道があるが、選挙について自信を持っているか」との問いに鳩山幹事長は、「自信はありますし、民主党としてはここまで政権に対する不信感が高まっているとき、政権交代は使命だと思っている」と強調し、「韓国からご協力を」と求めた。「政権交代はしなければならないが容易ではない。使命感を持って成し遂げたい」とも重ねて語った。

※民主党のURLは宣伝するつもりがないので載せません。

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たまには日本を休もう

2008-08-18 21:58:15 | 日記・エッセイ・コラム

長い盆休みも終わり、今日から出勤した人も多かろう。しかも盆の間は、北京五輪に一喜一憂し、戦争責任の忙(せわ)しないニュースに彩られ、辟易してきたのも事実である。

たまには、心休めて、しばし日本に耳を傾けてみよう。素晴らしい原由子さんの楽曲を聴きながら。

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【花咲く旅路 】


知らぬが仏

2008-06-09 23:02:46 | 日記・エッセイ・コラム

昨日、東京・秋葉原で7人が死亡し、10人に怪我を負わせるという事件が発生した。逮捕されたのは、派遣大手の日研総業に所属していた派遣社員 加藤 智大 容疑者(25)である。犯行動機について、「人生に疲れた」から何の関係もない人間を次々と殺したそうである。

  

まず、言っておく。この容疑者の行動は決して許されるものでない。そして、亡くなられた方々にご冥福をお祈りする。怪我を負わされた方々にも、早く回復して頂きたい。だが、それらを踏まえた上で、これから自分の持論を書いていこうと思う。

 

ここ十数年の間に日本という国家が、様変わりしたように感じないだろうか?ほんの十年前まで、ここまでギスギスとした淀んだ空気が流れていただろうか?その答えは、否である。

 

それは、Windows95発売時期からインターネットへの接続が年々増加したことによるものであった。今まで、我々日本人が知る手段は、新聞、雑誌、ラジオ、テレビ、とほぼこれだけが我々の知る唯一の手段であった。

 

ところが、インターネットの接続件数が、テレホーダイからISDNを経て、ADSL時代へと突入した時 、飛躍的に伸びたのは言うまでもない。24時間接続し放題。そんな謳い文句に、伸ばした契約件数。

 

それがもたらしたものは、情報の洪水である。だからと言って、インターネットが悪い!なんて馬鹿な政治家みたいな極論は言うまい。どんなものでも、メリットとデメリットはあるのだから。だが、問題はその洪水をコントロールすべき人間側にあると思うのである。

 

先に挙げた新聞、雑誌、ラジオ、テレビは、一定の情報量以上見ることができない。つまり、人間側にもその受け取れる情報の許容量と言うのが、そもそもあるわけだ。それは、幼い頃からそうしたメディアに触れ、その許容量を持たされてしまったというのが正解なのかもしれない。

 

ところが、インターネット上の情報量は、留まることを知らない。よく言われる掲示板やMIXI、ブログといった個人情報から世界の情報まで自由に発信し、自由に受け取ることができるのである。

 

つまり、その情報量に対して、自らのキャパ(限界値)を越えたものになると、人は辟易し、錯乱状態を作り出すのである。そうした情報の洪水に「あれも駄目これも駄目、駄目駄目」となる個人制限を設けて限界を作っているのは、誰でもない自分自身なのである。

 

情報化社会が悪いわけではないが、それらを受け取る側が取捨を誤ると、自ら、檻の中に入っていくようなものでもあるのだ。「政治家が悪い」のも「官僚が悪い」のも「社会が悪い」のも「マスコミが悪い」のも「怠惰な自分が悪い」のも、「世間の見識が狭い」のも、「全て誰かのせいにして逃げてる自分」も。

 

そう言ってしまうのは、何故だろうか?何か、おかしいと思わないだろうか?十年前を振り返ってみて欲しい。こんな事がまかり通る、世のになった原因は何処にあるだろうか?

 

先に書いたインターネットの登場が大きいとは思わないだろうか?情報の波に飲み込まれ、見えない何かに追われている気がするのではないだろうか?見えない敵、それは社会不安である。

 

その社会不安の元凶は、バブル崩壊後の相次ぐ経営破たん、景気低迷も一つに数えられるだろう。しかし、本当にそれだけだろうか?ネット上で飛び交う様々な情報に、昔、習ったはずの太平洋戦争を今更、新しい事実に上書きしなければならかった事なのだろうか?(アメリカのWGIP(ウォーギルトインフォメーションプログラム)によって7年間の戦争断罪をさせられたことや、朝鮮半島の事、中華民国で起こった事件のこと。)韓国人や中国人の裏切りを知り嫌いになったことだろうか?

 

綺麗事ではすまない、この日本の裏側を知ったら、「破壊」の二文字が心の何処かに浮かんでくるのではないだろうか?それが、社会の歪になり、崩壊へ一歩一歩、歩を進めているのではないかと考える。

  

派遣の未来は暗い。前の見えない真っ黒な回廊を歩いていくようなものだ。経歴に書いても「所詮は派遣」っと切って捨てる会社もごまんとある。そうした疑心暗鬼を続ける社会は、崩壊の一途を辿っても文句は言えまい。超一流な自動車会社だって、正社員以外、使い捨てぐらいにしか思っていないのだ。

 

それを変えるためには、大きな力が必要だ。例えば「派遣会社が悪い」「政府の対応が悪い」と言うならば、何故、派遣労働者達は、全員で労働組合を作ろうと働きかけないのであろうか?「皆で作れば怖くない」のである。

  

今やマクドナルドやワタミの例を出すまでもなく、労働者達の反撃は確実に始まっているではないか。ただ、問題は、「いい子ぶりっ子した裏切りもの」が出ると、そっちに流れてしまうと、下らない心配をしていないか?そんな心配より非正規雇用の人間を合わせれば、下手すれば一千万人を越えることを考えればよい。

 

もしも、企業が非正規雇用の人間を切り捨て、海外から移民を促すような企業であるならば、不買運動をすればよい。非正規雇用の数の力を見せてやればよい。企業が怖れるのは、絶対的多数の人間に不買運動を起こされることだ。

 

政府もマスコミも沈黙させたければ、その力を結集し、戦う姿勢を見せねばならぬ。そのために必要なツールは、これもインターネットだと思うのである。相手の怖がるものは何か?もうお解かりであろう。政治家は投票の票が怖い。マスコミは、発行部数、視聴率が怖い。それらの敵の弱点を知ったら、それを利用して屈服させることは、絶対的多数の人間であれば、たやすいと思わないだろうか?

 

だが、この容疑者のように、人生に辟易した人間につける薬はない。そんな時には、「知らぬが仏」で暫く、心を休める必要があると思う。「知らぬが仏」とは、知らなくても良い事を知ってしまったがために、精神的に翻弄される。だからいらぬことは知らない方が、仏のような安穏とした生き方が出来るという諺だ。暫く、リフレッシュをして準備を整えるのだ。そして、汝の敵を討て!


児童ポルノ規制の先にあるもの

2008-05-25 00:05:34 | 日記・エッセイ・コラム

最近になって、また降って沸いたような規制の数々。児童ポルノ所持で規制、インターネットの容量規制、中国人の犯罪行為より日本人を規制。なんでもかんでも規制、規制、規制...。今日は少し長くなるのをご了承頂きたい。

 

この『児童ポルノ、単純所持規制法案』についての話しである。まず、自分の考えでいけば、幼児に対して、性的欲求をぶつけるというのは、一般常識として、自然界の摂理からしても、おかしな話だと思う。まあ、自分自身は、ロリコンとかの類の趣味は、ないのでどうでも良いと、言えばどうでも良いのだが、ただ、この法案には、自分が考え付く限り、大きな落とし穴が二つ考えられる。

 

 一つは、闇での売買の横行。二つ目は、冤罪の可能性である。

 

一つ目の話は、アメリカの例を出してみよう。1920年 アメリカで『禁酒法』を制定、施行したが、これが犯罪の増加や夫からの暴力、マフィア同士の抗争による治安の悪化などの社会問題を引き起こす、きっかけとなった。さらには、酒の密造やカナダからの輸入が急増。それをマフィアが、高値で大量に売りさばき、莫大なる資金源とした。

 

つまり、欲しいという願望を持つものがいる限り、残念な事に、この世から無くなることは決してないのである。当然、それを規制することによって、今まで見えていた部分が、闇のそのまた闇の中へと販売ルートが移るだけであり、その結果、暴力団の資金源として成り立つ危険性を秘めているのである。

 

また、二つ目の『冤罪』について言えば、痴漢行為と同じく、何の落ち度も無い人間が、そうした犯罪者としてデッチ上げられる可能性があるのである。

  

例えば、女性が恋人の男性宅で同棲していたとする。ふとした、きっかけから男性側から女性に別れ話をしたとしよう。もし、この時女性が男性を憎いと思えば、荷物を纏めるフリをして、その男性が居ない間に、こっそりと押入れの中に児童ポルノをしのばせ、パソコンに、これでもかっと言うぐらいの、児童ポルノ画像を入れ込んでおく。そして、男性が帰宅したのを確認し、警察に訴え出る。知らぬは、男性本人ばかり成り。瞬く間に、冤罪で起訴されてしまうのである。

 

それだけではない。女性側でも同じような冤罪に持ち込まれる可能性を秘めているわけで、例えば、買い物袋を提げた女性が電車に乗っているとしよう。買い物袋の口が開いていれば、そこの児童ポルノを入れられて、通報される可能性はゼロだろうか?「私は女性だから、女児のポルノなんて入れられても、おかしな話じゃない?」とお思いのそこのあなた。児童ポルノと一口に言うが、男児も女児も含まれていることに注意しなければならないのだ。

 

「そんなことしても直ぐに疑いは晴れるよね。」と楽観視していると、酷い目見るだろう。痴漢の冤罪の例を見て見ればよい。『児童ポルノ所持違反で逮捕』なんて事が、近所にバレて、会社にもバレて、いくら冤罪で釈放されて「いやいや、あれは冤罪ですよ。誰かが私を陥れようとした罠なんです。」と言い訳をしても、周囲の目というものは、何処か他所他所しく、冷たい視線を感じるようになると思わないだろうか?特に、あなたに好意を持っていない人間からすれば、「ざまーみろ!」と冷たくあしらわれ、散々陰口を叩くだろう。

 

要は、厳しい規制ばかり作っても、決して、問題の根本解決に至ることはないのだ。しかも、「冤罪」がまかり通るような悪法を通そうとしてる議員は、やっぱりそこまで頭の回らないアフォなんだと思う。いくら前に作った法案が破れているからといって、そこを補修もせずに、その上に厚化粧を施して、これで良し、などと話しをしているのが、こうした議員なんだろう。失礼な話しついでに言うが、こんな事考えてる暇があったら、そのぶ厚い皮の上に重ね塗りしなければならない厚化粧の事でも考えてた方がいいんじゃないか?と思う。それこそ、こんな駄案を通した暁には、その議員の机の中にでも、例のものを放り込んでおいて、「小○代表 児童ポルノ所持で逮捕」なんて新聞の見出しで発表されれば、少しは自分達の愚策に気づくだろう。

 

そもそも、「そうした性的嗜好を何故持つのか?」という問題定義が、全く抜け落ちていると思うのである。変な話をすれば、性癖というのは、SもあればMもあり、ホモも居れば、レズも居る。そのような性癖が何故、人それぞれに形成されているのかを考えなければ、問題解決のプロセスは、絶対に導き出されることはないのである。(どこぞのトラ退治をした姫様は、ドMの”ぶってぶって”姫だったそうだが・・・。)少数の嗜好に対して、あまりに過剰に反応して今回のような法案をぶち上げているようだが、その人間をどうやって、あぶり出し、その感情を歳相応の異性に適応できるように更生させれるかが、本来の目的でなければならないのでは、ないだろか。

 

自分の例で考えてみると、そうした類の嗜好を持たなかった原因は、一つは過去のトラウマであり、もう一つはその成長過程における恋愛プロセスであったと考えられる。

 

そのトラウマとは、生まれて初めて異性というものに対して、欲情を覚えた時であると考えれる。これは、ただの初心な初恋とは違い、その異性の体の構造に対して、敏感に反応したという事を指す。自分の話しで申し訳ないが、まだ小学校二年生だった頃。友人の家に、遊びに行った時に、その友人の母親が、自分らの目の前で、突然、下着姿になり、衣服を着替えていたことだったと記憶する。何故なら、今でもその光景が鮮明に脳裏に焼き、その状況を刻銘に綴っているのである。自分より年上の女性に対する初めての欲情という感情が、脳裏にインプットされていることを考えれば、幼い子供に対して、そのような感情が芽生える可能性はかなり低いのでは、ないだろうか?

 

これが、トラウマの正体であり、おそらく誰にでもこのトラウマはあるはずだ。それは、近所の優しいお姉さんのスカートが捲れ上がってパンツが見てしまった時かもしれない。あるいは、かっこいいお兄さんが、着替えをして三つに割れた腹筋を見た時かもしれない。まだ、幼かったあなたが、そうした日常にありふれた場面の中に、何かしら敏感に反応する場面を覚えていないだろうか?その感情は、相手に対する憧れや尊敬、羨望であり、そうした好奇心と性的衝動が交錯した時に、起こったと考えられる。

 

この過去のトラウマと同時にもう一つの成長過程における恋愛への得手不得手が、後のこうした幼児に対する性癖を形成していったのではないかと考えるのである。

 

そうした観点から見れば、このような性癖を持った人を矯正できるかと言えば、心理学を使った刷り込みによる矯正は、可能だと思われる。そうした性癖から脱したい人間が居れば、そうした人間に対して社会が、それの手助けをすることが重要なのである。 むやみやたらと「叩けばいい」「臭いものには蓋をすればよい」では、根本的解決はできないと思うのである。