真夏日。
猛暑が叫ばれる昨今。
地球温暖化、CO2の影響でオゾン層の破壊が叫ばれたのは今は昔。
太陽の熱量が直に地球に突き刺さる日々。
熱中症で倒れる、そして、亡くなる人が多くなった。
そんな夏の陽射しの降り注ぐ8月10日。
俳優の渡 哲也さん 78歳がこの世を去った。
石原裕次郎さんに憧れ、石原プロへ入社。
大都会シリーズや西部警察などのドラマで活躍。
映画でも、たくさん活躍された渡さんは、私の尊敬する人だった。
それは自分の憧れだった。
渡 哲也さんの生き方は、昔ながらの男の美学、哲学そのものだからだ。
普段は寡黙で優しく、無駄に文句を言わない。
凛として、清々しいほど、潔い腹を持っていた。
だけど、人を喜ばせるためには豪快にハメを外すことも忘れない。
2003年 西部警察の新作の撮影中に所属俳優が自動車事故を起こし、撮影を見に来ていた、複数の観客を巻き添えにしてしまった。
渡さんは、その観客の病室を一人一人訪ね、土下座して謝ったという。
素直に謝るということ。
今の世の中、そんな事出来る人は数少ないだろう。
見渡せば、コロナによって混沌とした状態だ。
ネットでは罵詈雑言が並び、自分が抱えたストレスを誰かにぶつけて憂さを晴らす。
逆に誰かを謝らせて、マウント取った気になっている連中にも反吐が出る。
そんな事で自己顕示欲を満足させて何になる?
渡さんには全てお見通しなのだ。
人を批判したり、なじったり、攻撃しても、自分自身の焦燥や怒りは決して消える事が無い。
そう、自分の生活は何も変わらないということだ。
人に褒められたいなら、人を褒めろ!
人に好かれたいなら、人に好かれるように行動しろ!
人から良く思われたいなら、人を良く思え!
人に喜んでもらいたいなら、人が何を喜ぶか考えて行動しろ!
人から尊敬されたければ、人を敬え!(石原裕次郎さんは、日活の食堂で初めて渡さんに会った時、食事中にも関わらず立ち上がって、「君が新人の渡 君ですか。頑張ってください」と握手をしながら肩をたたき激励したそうだ。昭和の大スターに初めて会って、こんな待遇をされたら、誰でも感動するだろう)
この世は全て裏返し。
自分が吐いた汚い言葉は決して消えることの無い、闇の中へ深く浸透していくだろう。
何時までも、暑い夏が続くわけじゃない。
コロナだっていつまでも続くわけじゃない。
渡さんは誰に彼に文句も言うわけでもなく、寡黙に旅立った。
我々はその精神を学ぶべきである。
そこに日本人としての男の美学があるからだ。
渡さん、ありがとうございました。
黙とうをささげると共に、ご冥福をお祈りいたします。
猛暑が叫ばれる昨今。
地球温暖化、CO2の影響でオゾン層の破壊が叫ばれたのは今は昔。
太陽の熱量が直に地球に突き刺さる日々。
熱中症で倒れる、そして、亡くなる人が多くなった。
そんな夏の陽射しの降り注ぐ8月10日。
俳優の渡 哲也さん 78歳がこの世を去った。
石原裕次郎さんに憧れ、石原プロへ入社。
大都会シリーズや西部警察などのドラマで活躍。
映画でも、たくさん活躍された渡さんは、私の尊敬する人だった。
それは自分の憧れだった。
渡 哲也さんの生き方は、昔ながらの男の美学、哲学そのものだからだ。
普段は寡黙で優しく、無駄に文句を言わない。
凛として、清々しいほど、潔い腹を持っていた。
だけど、人を喜ばせるためには豪快にハメを外すことも忘れない。
2003年 西部警察の新作の撮影中に所属俳優が自動車事故を起こし、撮影を見に来ていた、複数の観客を巻き添えにしてしまった。
渡さんは、その観客の病室を一人一人訪ね、土下座して謝ったという。
素直に謝るということ。
今の世の中、そんな事出来る人は数少ないだろう。
見渡せば、コロナによって混沌とした状態だ。
ネットでは罵詈雑言が並び、自分が抱えたストレスを誰かにぶつけて憂さを晴らす。
逆に誰かを謝らせて、マウント取った気になっている連中にも反吐が出る。
そんな事で自己顕示欲を満足させて何になる?
渡さんには全てお見通しなのだ。
人を批判したり、なじったり、攻撃しても、自分自身の焦燥や怒りは決して消える事が無い。
そう、自分の生活は何も変わらないということだ。
人に褒められたいなら、人を褒めろ!
人に好かれたいなら、人に好かれるように行動しろ!
人から良く思われたいなら、人を良く思え!
人に喜んでもらいたいなら、人が何を喜ぶか考えて行動しろ!
人から尊敬されたければ、人を敬え!(石原裕次郎さんは、日活の食堂で初めて渡さんに会った時、食事中にも関わらず立ち上がって、「君が新人の渡 君ですか。頑張ってください」と握手をしながら肩をたたき激励したそうだ。昭和の大スターに初めて会って、こんな待遇をされたら、誰でも感動するだろう)
この世は全て裏返し。
自分が吐いた汚い言葉は決して消えることの無い、闇の中へ深く浸透していくだろう。
何時までも、暑い夏が続くわけじゃない。
コロナだっていつまでも続くわけじゃない。
渡さんは誰に彼に文句も言うわけでもなく、寡黙に旅立った。
我々はその精神を学ぶべきである。
そこに日本人としての男の美学があるからだ。
渡さん、ありがとうございました。
黙とうをささげると共に、ご冥福をお祈りいたします。