日本の上空はどんよりと曇り、雨がしっとり降り始めた。ようやく梅雨の到来である。この時期になると、多湿の影響もあり、人の不快指数も高くなる。
それと同時に、社会保険庁の年金問題、市民税の値上げをこぞって取り上げ、国民を手のひらで動かそうと躍起になっているマスコミ諸氏。そして野党の類(たぐい)。それらは批判”だけ”するが、その癖中身の無い糸瓜(へちま)のような政策を掲げるので、自分の不快指数は、さらに上昇するのである。
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<Yomiuri Onlineより抜粋>
東京地検特捜部は13日、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の中央本部(東京・千代田区)の土地と建物を購入した投資顧問会社の社長で、元公安調査庁長官の緒方重威(しげたけ)氏(73)の自宅と事務所を、電磁的公正証書原本不実記録の疑いで捜索した。
同部は同日、緒方氏本人から任意で事情を聞いた。緒方氏は、同本部の土地建物の所有権を同社に移転させ、実態とは異なる登記をした疑いが持たれている。
緒方氏は13日、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見し、売買額について35億円と明らかにしたうえ、「朝鮮総連側からの依頼で購入を引き受けた。一点の違法もない」などと、適正取引であることを強調したが、購入資金がまだ集まっていないため、最終的に売買が成立するかは微妙な情勢だという。
朝鮮総連は2005年11月、整理回収機構から、不良債権の約628億円の全額返還を求めて提訴され、18日に判決を控えている。
緒方氏によると、この判決を念頭に今年4月、朝鮮総連側の代理人から「売却したい」との依頼があり、迷ったものの、「在日朝鮮人の権利を擁護する場所は必要だ」と感じ、売却代金を整理回収機構側に弁済することなどを条件に提案を承諾したという。
緒方氏は、「朝鮮総連が違法行為にかかわったことは事実」としながらも、「中央本部を追い出してしまえば、在日朝鮮人はよりどころがなくなってしまう」と述べた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070614it01.htm
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日本人強制連行事件(拉致)、パ○ンコ利権、サ○金、風ぞく(あえて漢字では書きません)、北朝鮮への多額の送金。何れにも関わっているとされているのに、元長官ともあろう人間が、心奪われ、日本人の魂まで売り渡す。裏切り者という輩はどこの世にもいる。しかし、日本国民の安全を保障し、守るべき義務を背負ったはずの人間が、初志貫徹(しょしかんてつ)という日本の精神すら忘れ、自らの私腹を肥やすなど持っての他だ。
職務怠慢、怠惰な社会保険庁といい、内部機密文章を流出させた危機管理の出来ない警察官といい、日本の役人の精神構造という歯車は、どこまで錆ついているのだろうか。(無論、そうした人間はほんの一部であると思いたいのだが)役人に限らず、我々日本国民も、いい加減ぬるま湯に浸かるのを止め、傷つくことを恐れず、今一歩踏み出す時期に来ているのかもしれない。