第8回「あやべ寄席」を開催した。あやべ福祉フロンティア、綾部ローターアクトクラブ、ふるさと綾部の老人を守る会、綾部共同作業所、綾部市社会福祉協議会で共催し、あっという間に8年が過ぎた。
8年前、アクトは保坂くんが会長で、「あやべ寄席」と「モンゴル草原の歌コンサート」を1ヵ月のうちに開催した。
第1回の時に「お茶子」さんをしてもらった日下部さんが、今回も「お茶子」を務めてくれた。あの頃はまだ10代だったそうだ。
午前中から、スタッフ、出演者が順番に集まってきて、着々と準備が進んでいく。スタッフも手馴れてきたので、僕は指示をするだけで、みんながどんどん進めてもらえる。
開場とともに、会場はほぼ満席となる。14時の開演の頃には、ほぼ一杯の人で会場が埋まった。
最初は聖マリア音楽院の子ども達の合唱。満員のお客さんに、いつになく子ども達は緊張していた。
続いて、桂文鹿さん。言葉づかいがやけに丁寧すぎるお嫁さんをもらった辰さんの噺だった。
次は三扇さん。三扇さんのおかげで、「あやべ寄席」は毎回続けられている。
自らが桂三枝さんのところでの弟子修行時代の逸話を枕に、丁稚の男の子がおかしな失敗をする噺をされた。
落語が二つ続いて、次はプロ囲碁棋士の中野泰宏九段による津軽三味線の演奏。
毎年、出演してもらっていて、趣味の津軽三味線を披露してくれる。
最後はゲストの笑福亭鶴笑さんだった。
和田山竹田家具のCMに出演しておられ、人形を使った「パペット落語」で世界を股にかけて活躍しておられる。
今回は「紙切り」も披露していただき、会場を驚きと爆笑の渦に巻き込んでいただいた。
ちょうど予定時間の16時に終演となった。
「おもしろかった!」と皆さん、帰り際に喜んでおっしゃっていただき、本当にうれしかった。
これからも、遠くまで寄席を観に行くことができないお年寄りや障害のある方に生の落語を楽しんでいただきたい。
また、日本の伝統文化である落語を綾部でも低料金で楽しめる機会をつくり、子どもや若者にも落語の面白さを知ってほしいと思っている。
打ち上げは出演者の方にも全員ご参加いただき、「そばの花」で「そばすき鍋」をした。
「そばの花」の村上さんにもスポンサーになっていただいたり、プレイガイドになっていただいたり、大変お世話になっている。