9時頃から事務所で仕事をして、11時に高倉支部長、高橋副幹事長と共に、自民党府連の政務調査会主催の《TPP勉強会》に出席した。安藤副支部長とは現地で落ち合った。
京都文教大学の依田教授がコーディネーターとなり、京都女子大学の鳥谷教授(推進派)、伊藤教授(慎重派)のお二人による討論が行われた。
結果は論点整理の域を出なかった。どちらの先生も確信を持って言えるわけではなく、「交渉なので、良い条件が引き出せるのなら賛成、引き出せないなら反対」という点は一致していた。
結局は、野田総理や民主党にその交渉能力や決断力があるかといえば、「それはない」ということになると思うので、やはり、僕は《慎重》という立場だと改めて思った。
大店法改正をアメリカに要求されたとき、ドイツは「それは都市文化政策である」として、認めなかったが、日本は「中小商店や商店街の保護」という論法しか使えず、「障壁だ」と言われて改正させられたと伊藤教授がおっしゃっていた。
日本の政治家も、国づくりの信念や思想をしっかりと持つべきだろう。
帰りの車の中でも、三人でいろいろと話しながら帰ってきた。