13日㈬、すごい寒さ。氷が分厚い。一晩おいても全く溶ける様子はない。午前中は来客等。
昼に綾部ライオンズクラブ(梅原哲史会長)の例会にお招きいただき、府政報告をさせていただいた。
コロナによる緊急事態宣言が発令されることに伴い、飲食店等に時短営業の協力金(1日6万円)を支給する制度を説明した後、京都府の移住定住の所管が農林水産部から政策企画部に移り、府の総合政策となることについても説明した。
移住者を増やすには、現在の住民の住環境を維持することが重要。
特に3点、①医療・福祉②教育③雇用(生きがいづくりも)について、日本で最高レベルとは言わないまでも、一定レベル以上のものが備わっていない地方都市は人口減少の進み方が激しいというデータ(三菱UFJリサーチ&コンサルティング/高校存続・統廃合が市町村に及ぼす影響の一考察/2019年11月発表)について、昨年2月の代表質問でも取り上げた。
教育については、綾部市で唯一の府立綾部高校について、府議に就任当初から教育内容の充実に取り組んでおり、今年春の入試の志望者数だけみると、中丹の府立高校では一番多い。人気は定着しつつあり、次は実績+αに取り組んでいる。
雇用については、コロナ禍で企業の地方進出ニーズは高まっているものの、工場が立地できる土地がない。京都府と綾部市が連携して、早期に工業用地の確保に動いてほしいと思っている。子どもや若者には「企業等への就職」だけでなく、「自分で起業する」という道があることを教えていくことも重要だと考えている。
中丹では綾部市の倍以上の人口がある舞鶴市、福知山市という都市に挟まれており、小さい綾部が「待ち」の姿勢ではその後塵を拝することになるため、積極的に仕掛けていかなければならない。
10年の府議としての経験からすると、「当たり障りのない政治家」よりも「当たり障りのある政治家」を目指していかなければ、綾部市の生き残る道はないと感じている。舐められたら噛みつくことも必要だ。
今年も「新たな仕掛け」にチャレンジしようと思っているので、皆さんのご支援をお願いします、と締めくくった。
例年なら夜に開催されて、例会後の懇親会でいろいろご意見をお聴きするのだが、今年はコロナの影響によって、昼になり、例会のみとなった。