四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

出口汪先生と共に教育改革、そして地方創生を

2021年10月16日 | 教育・子育て

 16日㈯、9時過ぎに綾部高校に行き、先月末から開始している「土曜日の自習室開放」の様子を見に行った。大学受験を控えている3年生、また今からそれに向けて頑張ろうとしている1年生が来てくれていて、PTA役員が交代で当番を行っている。

 学力を伸ばしていくためには「自習」が重要だと考えており、綾部高校にそのための良い環境ができるようにPTAとして、しっかりとバックアップしていきたい。

 午後は7月に引き続いて、「現代文のカリスマ講師」である出口汪(ひろし)先生綾部にお越しいただいた。今回綾部市の小学校に出口先生が開発された教材「論理エンジン」を導入するために、現物の一部を持って来ていただいて、綾部小学校、中筋小学校の研究主任の先生方それを見せて説明してもらった。

 論理エンジン20年前に開発された当初高校生向けに、その後、私立中学校でも多く採用され始め、2年ほど前「論理エンジンキッズ」という小学生向けの教材が開発されている。

 論理エンジンは高校では公立でも導入事例があるが、まだまだ少なく、進学を重視する私立が中心だ。出口先生は「教育の機会均等」のためには、所得や地域で差がつかないよう公立学校での導入を進めていきたいと考えておられる。

 私も「教育の機会均等」こそが真の「地方創生」につながると考えている。そのため、「ぜひ、綾部市の学校を論理エンジン公立導入のモデル校にしてほしい」お願いしている。

 府議として、若い人口をどうやって綾部に増やすのか、ずっと考えてきて、「教育移住」がそれには一番だと思っている。そこで、京都府には移住条例を「教育移住」への支援もできるように今年度、改正してもらった。

 同時に京都府教育委員会には「教育環境日本一プロジェクト」を掲げるようお願いし、今年度、実現した。

 そうしていると、今年の正月出口汪先生から年賀状をいただいた。その返信「綾部の教育改革にも力を貸してください」添え書きしたところ、「なんでも協力しますから、おっしゃってください」ありがたいメールをいただいた。

 ありがたいことだが、有名でお忙しい方なので、本当に何でもしてもらえるのかな?と思って、今年2月に大阪まで会いに行ったら、「なんでもやりますよ。綾部へも必要があればいつでも行きますよ」とおっしゃっていただいた。

 そして、7月に綾部にお越しいただき、その際には山崎善也市長村上元良教育長、綾部小学校小林治校長らと懇談の機会を設けた。

 出口先生とは、17年前に綾部で講演していただいてからの縁で、当時も綾部に「論理エンジン」を導入したいと思っていたが、その2年後には府議選で落選し、なかなかそういった課題に取り組むことがかなわなかった。

 落選の4年後、11年前にようやく府議に当選し、まずは綾部高校の改革に邁進し、10年かかって「人気は中丹で一番の府立高校」になったので、次は「実力も一番」にと考えている。

 17年前ではまだ「論理エンジン」の実績がなく、私も綾部での立場が定まらず、導入には至らなかったが、「論理エンジン」で学んだ世代が30代、40代となり、私立学校ではすでに多くの実績が見えている、今が「天の時」なのだろうと思う。

 夜は出口先生に「花山」を体験していただいた。

 

 17日㈰、9時半に出口汪先生と共に綾部高校へ行き、国語科の先生を中心に懇談の場を設けた。皆さん熱心に質問などをしていただき、12時過ぎまで懇談が続いた。

 綾部高校でも、ぜひ「論理エンジン」を取り入れてもらいたいと思っている。そうなれば、出口先生も「全面的にバックアップする」とおっしゃっている。

 綾部の教育が劇的に変わり、全国から綾部への「教育移住」が進むよう、精一杯、頑張ることが自らの使命だと感じている。


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