27日㈭、コロナの感染拡大によって、また予定のキャンセルが増えてきた。これが最後になってほしいものだ。2月の節分を越えれば、時代の切り替わりがあるようにも感じている。
午前中は、綾部における西脇知事の支援母体「活力京都・綾部会」の今後の活動について、事務局長の梅原哲史市議と共に塩田展康会長を訪ねて相談・協議した。
午後は中丹広域振興局の平田俊也副局長が来られて令和4年度の京都府予算(令和3年度2月補正予算を含む)の説明を受けた。
2月補正と合わせた14ヶ月予算としては1兆848億1400万円となり、前年度同様、コロナ対策費を含めて1兆円を超える大型予算となった。
4月に知事選があるため、一応「骨格予算」とするためか、土木費が前年度比88.5%と11.5%下げて予算計上してある。その分は6月補正に回るのかもしれないが、こういう形式的なことはせずに当初予算に満額上げた方が良いと思う。6月だとすでに出水期に入って、河川の工事は年末以降にしかできなくなるし、そうなると年度内の予算執行も厳しくなる。
引退する知事なら、新たな知事の裁量を残すために「骨格予算」とするのも分かるが、2期目立候補を表明した上での令和4年度予算には「不必要な遠慮」だと思う。
令和4年度予算について、いくつか個別にピックアップして説明します。
コロナワクチンの3回目接種の準備が進められていますが、綾部ルネス病院(綾部市大島町)にもモデルナワクチンの接種会場を京都府が設置することになりました。
綾部市が今後設置する集団接種会場と合わせて、こちらが都合良ければご利用下さい。
看護・福祉に従事する方々の処遇改善の費用も予算化されました。
ただ、単純に給与に上乗せするだけだと、配偶者の扶養に入っておられる方は「130万円の壁」に引っかかり、勤務日数や時間を減らして調整せざるを得なくなります。そうなると現場の労働力が減り、現場の負担は増大します。
処遇改善と同時に「130万円の壁」を引き上げるか、税金のかからない「給付金」のような形で上乗せするか、厚労省は現場実態を理解して、もう少し知恵を絞ってほしいと思います。
扶養から外れて社会保険加入をすることを勧めようとするのなら、事業所にも事業主負担分の支援をしないと事業所の運営が立ち行かなくなります。
大雪により被害を受けたパイプハウスの復旧・撤去および茶の樹勢回復等に要する経費に1/2以内で補助する予算として1億1000万円が計上されています。
府管理道路の除雪予算も3億円が追加補正されます。
12月議会の府民環境・厚生常任委員会で質問した「不妊治療」に対する府独自の負担軽減制度が拡充されました。保険適用される治療の内容と含めて、今後も拡充支援が求められる課題です。
京都府北部には治療できる病院がないため、北部の府民が京都市内の病院へ行く際の交通費の全額補助(現在は半額しか補助されていない)や駐車料金の補助(現在は補助なし)なども引き続き、要求していきます。
来年度から府立高校入学生のタブレット購入が義務となることに対し、保護者の負担軽減策として、購入費の1/3程度(上限1万円)が補助されることになりました。(年収472万円未満の世帯には上限2万円まで補助)
タブレットを導入して何を学ばせるのか、についても今後、提案していきたいと思っています。
今から1年ちょっと前、2020年10月の決算特別委員会で質問した京都府の財政調整基金が2000万円程度しかないことに対して、来年度、30億円が財政調整基金に積まれることになりました。
災害等、不測の事態に対して、国からの支援等を待たなくても、スムーズに支援策を打つことができるようになります。
その質疑の内容は2020年10月7日のブログ「総務部の書面審査」の中段に掲載してあります。ご参考までに。
28日㈮、議員団会議のため、京都へ。来週4日から2月定例会が開会する。