17日㈰、昨日、京都府の総合政策環境部長から悪い知らせが入ってきた。
綾部市西部を流れる府の管理河川、犀川において、物部町の天野川との合流点から下流で年1回の水質検査をした結果、水に含まれる有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)の値が国の基準を大きく上回っていたことが判明したとのこと。
原因は天野川の上流に位置する事業者からの流出水であると推察されており、現在、事業者に水処理の改善を指導し、20日に改善を完了し、21日に再検査するとのことだ。
水道水への影響がないことは、綾部市において確認済だが、地下水への影響がまだ分かっておらず、井戸水を飲用に利用しておられる方には控えてほしいと注意喚起を促している。
この事業者は綾部の業者ではなく、地元自治会と長年、話し合いをしてきており、昨年10月に開催した物部地区の御用聞きの会でも地元自治会の役員さんから「地元との約束通り、必ず事業を終了させてもらいたい」と強い要望があった。そのため、この事業許可をしている中丹東保健所には私から地元の意向を伝えて、事業者が今秋の地元との協定の期限到来をもって、事業を終了するようにアドバイスをしてほしいと要請していた。
意図的なものではなく、先月の大雨で敷地内から流れ出てしまったのではないかと思うが、原因をしっかり特定して早急に対策を講じていただきたいと京都府には伝えている。