18日㈪、21日に北陸新幹線の問題が急に飛び込んできて、通常の更新が遅くなりました。申し訳ありません。
朝7時12分発の特急で京都駅へ。京都府議会の政策環境建設常任委員会(宮下友紀子委員長)の管外視察で二泊三日で新潟県に向かった。
東京駅で上越新幹線を乗り継いで、新潟市へ。新潟市議会で「新潟市の交通政策」について調査した。
バス・タクというバスとタクシーを組み合わせた移送手段やシェアサイクルの説明を受けた後、意見交換した。若手の頼もしい職員さん達が説明してくださった。
新潟市議会での調査を終えて佐渡ヶ島へ。本来はジェットフォイルという高速船を使う予定だったが、波が高くて欠航となり、フェリーで向かうことになった。ジェットフォイルだと1時間、フェリーは2時間半以上かかった。波が高く、フェリーもずいぶん揺れていた。
19時前に宿に入り、一日の行程が終了した。真っ暗になっていたので、島の様子はよく見えなかった。
19日㈫、朝、テレビをつけると佐渡市のケーブルテレビなのか、「JA営農情報」というローカルな番組が放送されていた。「佐渡米未来プロジェクト作柄検討会の日程」をJA職員の方が説明されていた。
たしかに、佐渡ヶ島で食べたコメはいずれも美味しかった。島なのでコメはあまりできないのかと思っていたが、佐渡ヶ島は大きい島で、大きな山もあるため、良いコメが取れるようだ。「トキと暮らす郷」という銘柄米もあり、減農薬でコメづくりに熱心に取り組んでおられるとのこと。
オンライン診療の勉強会のお知らせもなされており、島では医療が不足しているのだろうと感じた。
朝食後に宿の周りを散歩してみると、近くの諏訪神社の奥に展望の丘という場所があり、加茂湖という大きな湖が一望できた。牡蠣の養殖が盛んに行われているようだ。
戦前の思想家、北一輝も佐渡ヶ島の出身だそうだ。
午前中はまず佐渡市役所へ行き、ローカルSDGs未来都市の取り組みなどについてお話を伺った。
挨拶に来られた室岡啓史副議長は「三度の飯より佐渡が好き!」をキャッチフレーズにしておられる若い方だった。
続いて、トキの森公園を現地視察に。途中、田んぼの中にはたくさんのトキがいるのが見えた。飼育したトキを順番に放鳥し、自然で増えるようにしておられるそうだ。
次は、新潟大学の佐渡自然共生科学センターの研究活動について調査した。
これで佐渡ヶ島での視察を終え、午後は今度はジェットフォイルで新潟市に戻った。夕方には新潟港にて、「カーボンニュートラルポートの形成に向けた取り組み」を視察。
新潟県村上市や東北の日本海沖では洋上風力発電が国家プロジェクトとして進められているようで、発電機の組み立てのために港の地盤強化工事等が実施されていた。
夜は新発田市に泊まった。
20日㈬、午前中に新潟県胎内市にある石油のエネオスグループの関連会社が運営する「中条オープンイノベーションラボ」(略称:NOIL)を見学した。
地熱や風力、太陽光を活用した自然との共生を目指し、環境分野での新しい開発や研究のために産官学連携の拠点となる施設として今年6月にオープンされたとのこと。
これで視察の全行程を終えて、新潟駅から新幹線に飛び乗り、東京駅を経て京都駅、そして綾部駅に戻ってきた。
新潟を出発して少しすると美しい八海山が見えた。
21時頃に事務所に戻って、溜まっていた書類整理やブログ書きなど。そろそろ一般質問の原稿書きも始めなければならず、ちょっと焦っている。