自己正常化への道 対人恐怖症、視線恐怖症、会食恐怖症、正視恐怖症が治った男のブログ

対人恐怖症・視線恐怖症が治った男のブログ。超腕利き心理セラピスト岩波英知先生(ありがとう!)の自己正常化プログラム体験記

間違った認知を正していこう 認知行動療法の必要性

2008-03-11 | 僕の対人恐怖症・社会不安障害が治った経緯を公開

認知行動療法が最近うつ病でもパニック障害でも、そして対人恐怖症(社会不安障害)でも取り上げられることが多くなってきました。

神経症の投薬治療がいわゆる対症療法なら、認知行動療法は根っこから治す方法です。
僕が思うに、薬で症状を抑えたからって、治るわけじゃない。
だから、悩まなくなる自分を創りあげなければいけない。
だから、認知行動療法はすごく神経症に効果的だと思う。
僕も岩波先生の元で認知行動療法をやったから、よくなった自負もある。

考え方、とらえ方一つで悩みが寄りついてこなくなったり、ますます悪化させてしまう。
それぐらい認知の歪みって大きい。
だけど、なかなか一人ではわからないし、薬だけの治療でも距離を遠くしてしまう。

誰かが言っているけれど、神経症は周りが普通で、自分だけがちょっと違っているという状態。精神病(統合失調症)は自分が正しくて、周りが以上だという。

だから、認知行動療法が有効なのはやっぱり神経症の人ということになる。
認知行動療法が友好的なのは、自主的に自己変革を望む人なのだから。
もし、自分がすべて正しくて、悪いのは環境だ!と言い張るなら、はっきりいって認知行動療法は役立たないと思う。

心のどこかで「あれ?おかしいな? なんでだろう? どこかいけないのか」と道に迷っているなら、認知の歪みを正すことは、非常に有効だと思う。

思うに経験からいうんだけど、神経症を克服するには、無意識からの深いトラウマなどの問題の根っこを解消、解放させなければいけない。同時に、意識でも認知行動療法でどんどん自分の思考や考え方の誤りをはっきりと受け入れて、正していくことをしなくてはいけない。この二つが必要だった。

思わず膝を打つような「あ、これだ! この思考が俺を歪めて、生きにくくさせていたんだ!」という経験を僕はするたびに、どんどん神経症がよくなっていったと思う。

なかなか文章化しにくい無意識世界のトラウマ処理、感情抑圧の発散はひとまずおいて、認知の歪みについて書いていきたい。

神経症で悩んでいる人なら、自分の考え方の不都合さを思い知っていると思う。
なら、どうしたらいい? となると、てんで距離が遠くなる。
模索が続き、試行錯誤をし、結局スタートラインに戻ってしまう。
一人で認知行動療法をしようとすると(ほんの力を借りても)、時間が無駄になるし、思考の歪み自体が何だったのかわけがわからなくなる。

神経症といくら闘っても、青木ヶ原の樹海に入り込んだ五里霧中の心境になるのは、僕もさんざん経験してきた。どうしても主観的になり、独善的になりかねない。

だからこそ、認知行動療法は、的確なアドバイスができて、人間心理に精通した専門家による指導が必要だと思う。だけど、認知の歪みを正すということは、こちらが気づかなければいけない。
それに、もしかしたら自分の今まで積み重ねて守ってきた思考(人とうまくやろうとする思考、人から悪く言われないように生きようとする姿勢)など)を覆さなくてはいけなくなるかもしれない。これってけっこう残酷なんだけど、乗り越えなくてはいけない壁だ。

どうやって乗り越えられたかというと、ルーツ分析をして、過去してきた僕のそういう思考がどれだけ症状を悪化させ、逆に自分を追いつめて抑圧していったか、感情でわかったから。

いままでそういう思考をして、ギリギリのところで生きてきたんだろうが、実は歪んだ認知や思考にしかすぎなかったと自分の過去を洗い出して、分析して知ることがすごくよかった。

いずれにしても、認知行動療法は自分との対話であるし、対決でもある。
年齢が高くて、神経症のキャリアが高い人ほど、歪んだ固定観念にとらわれやすい。
場合によっては、そういう人は自分の過去を殺さなくてはいけない。否定しなくてはいけなくなる。それは積み重ねてきたプライドが絶対許さないことだと思う。

それなら、そのプライドがどれだけ自分の人生に悪影響を与えてきたか、同時にそのプライドがどれだけ自分を支えてきたかも分析していくべきだと思う。
認知分析に終わりはないし、神経症じゃなくなって、何時だってやるべきだと思う。

認知療法は「気づき」をどれだけ多く経験するか。その「気づき:には、相手からの客観的なサポートと、サポートしてくれる専門家への信頼がなければいけない。尊敬や信頼していない人間の言葉に、それが正しくても耳と傾けないのが人間だからだ。

だから岩波先生のようなエキスパートレベルの専門家の元で認知分析療法をやった方がいいと思います。

認知の歪みこそ神経症の元凶なのだから、柔軟な思考をもって取り組むといいと思います。
極論すれば、考え方を一つ変えるだけで、悩みって無くなっていくものなんですね。

認知の歪みは自分で気づいていくしかない。
その気づくきっかけは`岩波先生の言葉・講演集`にもたくさんあると思います。
先生の言葉・講演集が掲載されているアドレスを乗せておきます。

岩波の言葉・講演集

先生から教えてもらったことは、リンク先に掲載されていないものもたくさんあります。
これが先生の言葉のすべてではないですし、上級者レベルとか中級者レベルとか段階的に教えてもらうこともあります。
でも、入り口として大事なことばかりだと思います。


1 コメント

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岩波先生のところでは認知療法をやっているのですね (muhisoft)
2009-03-19 14:46:55
岩波先生のところでは認知療法をやっているのですね
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