ハーバード大学医学校の研究者ロナルド・デピンホさんが、自身の開発した「若返り薬」で実験用マウスの若返りに成功した、との記事をインターネットで見つけました!
http://topics.jp.msn.com/digital/gizmodo/column.aspx?articleid=461185
それによると、細胞の老化現象に関与しているといわれている「テロメア」という染色体の末端部にある構造体が短くなると、老化現象が起こるらしいのです。マウスでの実験ではありますが、そのテロメアに投薬したところ新たな細胞が確認されたのだそうです。
もし、これが人間に応用できれば、老化と逆の現象を引き起こすことが可能になるのだそうです。つまり、還暦(私も、あと4年足らずです・・・)なのに、二十歳の肉体に逆戻りできるという、神の領域に踏み込んでしまうかもしれないのです。
万能細胞が新たな臓器を作り出すなど、京大の山中教授の実験で、昨今有名になりましたが、今度はいよいよ老化防止どころか、若返りとは・・・。
地球への惑星衝突の危険性によって、もし人類が生存できる新たな惑星を求めて宇宙に飛び出して宇宙を旅する決断をしなければならない時が来た場合、この若返りシステムは不可欠な薬となるのでしょうね。
しかし、細胞の不死化と癌化とは紙一重なので、まだまだ研究は必要になるのでしょうが・・・。それにしても、この技術の登場は、何かの天の啓示のような気がしてちょっと怖い話です。
ところで、数年前、老父に
「何か欲しいものがあったらプレゼントするよ」
「何かない?」
と聞いたら、即座に「若さ!」
と云われて笑ってしまいましたが、
いつの日か、「何歳迄さかのぼる薬にする?」
なんて会話になるかもしれませんね(^_^)。
そんな将来だったら、有り難いのですが・・・。