行政書士中村和夫の独り言

外国人雇用・採用コンサルティング、渉外戸籍、入管手続等を専門とする26年目の国際派行政書士が好き勝手につぶやいています!

類は友を呼ぶ?

2013-03-14 10:59:47 | 行政書士のお仕事

 英語では、Birds of a feather flock together.(同じ羽毛の鳥は群がる)

 スペイン語では、Dios los cría, y ellos se juntan

 (神は、彼等を創造し、彼等は彼等同士で集まろうとする)

 というのだそうだが、我々士業の依頼人も全く同じであると思う。

 実は事務所の売上げが最も多かったのは、8年前の平成17年

 つまり、開業して7年目の時だったのである。

 この頃は、毎日夜10時、11時頃まで働いていたのだった。

 勿論、南米エスニック新聞などにも広告を出していて、

 基本的には、怪しい依頼人による怪しい依頼を別にして、

 特に依頼された事案を拒むことはなかったのであった。

 そんな中、翌年の平成18年当初から

 「何のために行政書士になったのだろうか」と自問自答の日々が続き、

 「この依頼人の為に全力で仕事をしてあげたい」と思うような方々からの

 依頼に極力絞るようにすることにしたのである。

 当然、平成18年度売上げは激減したのだが、

 一つの事案に打ち込める時間が増えて、時間的な余裕も出て来たのである。

 そして何よりも、仕事上でのストレスが激減したのである。

 更には、2008年(平成20年)のリーマンショックの時も、

 そして、あの2011年(平成23年)の東日本大震災の時でさえも、

 幸いにも、その影響は最小限度に抑えることが出来たのだった。

 つまり、事務所の顧問先や依頼人である法人や個人の方々は、

 いずれも大変良い方々ばかりであるので、結果として良い仕事、

 良いサービスに繋がっているだと思う。

 それが、また新たな良い依頼人への紹介に繋がって来ており、

 良い循環パターンが動き出しているのである。そして、

 前回の記事にも書いたが、受託総件数は大幅に減っているのだが、

 依頼人に喜んで頂いている事案数は、平成17年に比べて、

 昨年の平成24年度のご依頼では格段に増えているのである。

 それも90%以上の依頼人は、ご紹介中心の方々ばかりなのある。

 まさに、これこそ「良い依頼人は良い依頼人を呼ぶ」という

 事務所運営の最良のパターンが機能し始めているのだと思う。

 さて、皆さんは開業5年~7年目でどうされますか?

 必ずしも、私の選択が正しいとは言いませんが、

 「何のために行政書士になったのか?」と、

 売上増ばかりを考えずに、時として士業本来の使命を

 思い出して頂ければ、僅かばかりの先陣を切った者としては、

 とても嬉しく思う次第です。

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