行政書士中村和夫の独り言

外国人雇用・採用コンサルティング、渉外戸籍、入管手続等を専門とする26年目の国際派行政書士が好き勝手につぶやいています!

1年で日の出の時間が1番遅いのは冬至ではなかった???

2009-12-30 10:37:12 | 旬なお話

 私の老父は、慢性硬膜下血腫を患って外科手術を受け、無事に退院はしたものの、今現在療養を兼ねて某有料老人ホームにショートステイしている。

 27日の日曜日に、カミさんと見舞いに行ったら、その93歳の父が、

 「そろそろ、日の出時間が1年で一番遅くなる頃だから。」と呟いたのである。

 「あれ? 今年の冬至は22日に終わったから、もう日の出時刻は早くなって、日の入り時刻は遅くなっているでしょう!」

 と、私はとうとう父が惚けたのか思ったのである。

 ところが父曰く

 「いやいや、冬至の日が1年で日の出時間が1番遅いのではないのですよ。日の入り時間も同様でなのです。冬至は、1日の日照時間が短いというだけの暦なのです。」

 「ええっ! 冬至、つまり今年で言うと12月22日が日の出時間が1番遅く、日の入り時間が1番早い日ではないっ! って言うの!」と、私、

 「日没時間が1番遅いのは、冬至ではないのですよ。調べてご覧なさい。」と、再び父、

 「んんん・・・、冬至の日が、日の出時間が1番遅いと思っていたし、日没時間が1番早いと思ってたんだけど・・・」と、どこか半信半疑の私であったのであった。

 それは、記憶障害や麻痺が診られた為に、硬膜下血腫であることが判明したばかりだったので、もしかしたら再発したのか! とも思ったからである。

 ところが、先ほど国立天文台の天文情報センンターのサイトの”今週のこよみ”で確認したところ、確かに父の言うとおりだったのだ!

 つまり、東京都では日の出時間が最も遅いのは、12月27日から1月14日の間で、時刻は6時50分となっているのだ。ちなみに、冬至の12月22日の日の出時刻は、6時47分で3分ほど早いのである。

 一方、日の入り(日没)時刻も、11月29日から12月13日までの間が、16時28分で最も早い日の入り時刻であって、12月22日の日の入り時刻は16時32分であって日の入り(日没)時刻が4分程遅いのだ。

 「んんん・・・、知らなかった。 冬至の日が日の出時刻が最も遅く、日の入り時刻が最も早いと思っていたのに・・・」

 来月94歳を迎える惚けかかった老人かと思っていたのだったが、さすが東京物理学校(現、東京理科大学)応用物理学科卒業だけのことはあるようだ。

にほんブログ村 士業ブログ 行政書士へ

にほんブログ村 経営ブログ コンサルタント・コーチへ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 横浜の外れにあるエスニック... | トップ | 父、再び倒れる! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

旬なお話」カテゴリの最新記事