ゆるキャン群馬キャンプ編の安中市エリア聖地巡礼、「アプトの道」の続きです。第三トンネルを抜けて間もなく、上図のように右側に国道18号線旧線が寄ってきました。それまでは高低差があってかなり下に見えていた国道18号線旧線が、今度は「アプトの道」よりも高い位置にやってきました。「アプトの道」のほうは緩やかに下っていくままでした。
そして国道18号線旧線が上図のように「アプトの道」の上をまたいでいきました。横川駅からタクシーで熊ノ平駐車場へ登った時にこの橋も渡っていますが、橋の少し手前で碓氷湖畔のカフェの横を通ったな、と思い出しました。
つまり、あと数分も歩けば、各務原なでしこ達が歩いた碓氷湖畔からのコースに合流するわけだ、と地図を取り出して確認しました。
国道18号線旧線の橋の下をくぐって少し行くと辺りがパッと開けて上図のようなスペースが左側にあり、東屋がありました。
この施設は、横川駅で貰ってきた「アプトの道」の案内マップ「碓氷峠路探訪」には載っておらず、「信越本線碓氷峠鉄道施設マップ」にも記載が無かったので、新たに設置された休憩ポイントだろうか、と考えました。
地図では上図の方角に碓氷湖が位置して見える筈でしたが、景色は夏の木々の深緑色の膨らみに覆われて湖面すら見えませんでした。もう少し先なのかな、と思いました。
とりあえず、東屋で休憩して、ちょっと空腹も覚えていたので、高崎駅で買ってきた弁当を開きました。気温の高い日でしたから、生ものも含まれる弁当は早めに食べておこうと考えたからです。
弁当を食べつつ、東屋の建物をあちこち眺め、上図の額を見上げました。まるでボランティア活動で作られたような、手描きの味わいある額でした。近くに中尾川というのがあるようですが、手持ちの地図には碓氷川しか載っていなかったので、その小さな支流だろうか、と思いました。
弁当を食べ終わったので、再び歩き出しました。上図の擁壁に挟まれた区間を進みました。奥が開けているようで眩しいほどに明るく見えていました。あの辺かな、と考えました。
その明るく見えていた地点に出ました。左上に赤い屋根の建物が見えました。道の左脇に小さな立て看板が二つ見えました。既視感を覚え、ああここだ、と気付きました。
作中で各務原なでしこ達が碓氷湖畔のカフェから「アプトの道」に降りてきた地点がここでした。ここから各務原なでしこ達と同じルートをたどるわけでした。原作コミック第16巻82ページ3コマ目です。
道の左脇の小さな二つの立て看板です。
「アプトの道」を歩いている時点では見えませんでしたが、小さな二つの立て看板の前から上にあがる細い石段道があります。作中で各務原なでしこ達が降りてきたのもこの石段道でした。
とりあえず、ここを登って、作中にも登場する碓氷湖畔のカフェへと向かいました。
石段道を登り切ったところの右手には、上図の「森の雑貨屋 コロボックリ」の店舗がありました。この日はお休みのようでしたので、その前を横切って反対側へ行きました。
「森の雑貨屋 コロボックリ」の北側に、駐車場をはさんで上図のオシャレなログハウス調のカフェがありました。
作中にて各務原なでしこ達が軽井沢駅からタクシーで移動し、熊ノ平駅跡と第三橋梁「めがね橋」に立ち寄った後にこのカフェまで来て、休憩ののち、ここの横から「アプトの道」へと歩いていったわけです。 (続く)