車体の組み立てに戻りました。ステップ3から入って車輪を取り付けますが、付けるのは起動輪と誘導輪のみとし、転輪は塗装後に取り付けます。
ステップ4では戦闘室前面部と左右フェンダーを組み立てます。戦闘室前面部は左隅部の形状を劇中車に合わせて改造します。左右フェンダーもガルパン仕様にあわせてリブを削り取ります。
ステップ3で組み付ける車輪類やダンパーのパーツです。転輪はタイヤゴム部のパーツを付けていない状態です。
転輪を仮組みし、サスペンションの並びを一直線に揃えて調整し、サスペンションを接着固定しました。転輪は後で外す予定です。上部転輪は取り付けてタイヤゴム部のパーツを塗装後に組み付けます。
ステップ4に進んで戦闘室前面部の組み立てにとりかかりました。ガルパン仕様に合わせて、不足している視察窓ハッチをドラゴンのジャンクパーツよりもってきました。上図のグレーの2個のパーツです。
戦闘室前面部のパーツC6です。このまま使うと劇中車とは形状が違ってきます。左右に突き出すステーは位置がやや後ろにずれますので、後でカットし、位置をずらしてジャンクパーツなどで補完します。
視察窓のハッチをドラゴンのパーツに置き換え、機銃のパーツを組み付けました。
内側は塗装しています。
車体に組み付けたのち、左隅部の形状を劇中車に合わせてプラ板を張り、上図のように改造しました。
改造部分は内側ではそのままにしました。完成後は完全に見えなくなるからです。
左側の視察窓ハッチを取り付けました。
戦闘室前面部の組み立てと並行して、左右フェンダーのガルパン仕様への改造も進めました。キットのパーツC26およびC27は余分なモールドも多くて形状もやや異なるため、不要パーツに含まれているF1およびF2に置き換えました。F1およびF2はE型以降のタイプなのですが、劇中車のフェンダーがこれに最も近似しているためです。
おそらく、劇中車の基本デザインは、従来言われてきたように、B型からE型までの各型の特徴を合わせているのでしょうし、それによって史実には無いB/C型などという謎バージョンが設定されたのだろう、と推察します。
さて、キットのパーツでは御覧のように4本のリブがステーの位置を飛ばして先端から後端までモールドされていますが、劇中車のフェンダーにはリブが無く、平滑面となっています。
そこで4本のリブを削り取り、ヤスって平滑面に仕上げました。上図ではまだ痕跡が見えていますが、この後でアートナイフでカンナがけして更に削っています。
そうして車体に組み付けた左右フェンダーの様子です。
戦闘室前面部のパーツC6の、カットした左右のステーを劇中車の位置に合わせてドラゴンのパーツで付け直しました。
以上でステップ4が完了しました。戦闘室前面の機銃は、ボールマウント部を接着固定していませんので、実車と同じように可動で、グルグルと旋回出来ます。上図の状態は仰角いっぱいに上げています。 (続く)