御存知ガルパンコミックの「フェイズエリカ」です。同じコミックの「リボンの武者」とともに、多数多種の戦車および車輌が登場することで知られます。アニメシリーズには出てこない車輌が多いので、再現製作も様々に楽しめます。
これらの作中車のうち、私の製作においては、既に継続高校チームの戦車を7輌作りました。そして主人公逸見エリカの属する黒森峰女学園チームの車輌を計4輌作ります。1輌目としてシムカ5、2輌目としてキューベルワーゲン82型を作りましたので、今回は3輌目にトライしてみます。
3輌目の車輌は、コミック第3巻の終わり近くに初めて登場した、上図の車輌です。独特の背面観によって、第二次大戦期ドイツ軍の代表的な装甲兵員輸送車であったSd.Kfz.251-1であると分かります。 よくみると、車体側面の工具箱が装甲と一体化しており、1943年9月から生産された新型つまりD型であることが分かります。
続くシーンでも上からの俯瞰アングルで車体の後部のみが描かれます。試合後のチームの移動用に使われているようですが、元々が兵員輸送用に開発された車輌ですから違和感はありません。外観もSd.Kfz.251-1D型そのままである、と思いました。
早速、最も入手しやすい適応キットとして上図のタミヤの品を買ってまいりました。ミリタリーミニチュアシリーズの195番で、模型店でも定番として並んでいて普通によく見かけるキットです。
タミヤからはSd.Kfz.251-1のキットが5種類出ていますが、いずれもSd.Kfz.251-1の開発元であるハノマーク社の名前をとって、ハノマーク兵員輸送車、ハノマークD型の称で商品名にしています。
中身です。安定と安心のタミヤですから、履帯もごらんのとおり、初心者に優しいベルト式です。
説明文付きの組み立てガイドです。
ステップ1では、車体下部を組み立てます。
ステップ1で組み立てるパーツ類です。車体が一体成型でワンパーツとなっているのがタミヤらしいです。ドラゴンやAFVクラブの製品では車体も幾つかのパーツに分割されていますから、タミヤのほうが楽であることは間違いありません。
組み上がりました。 (続く)