砲塔の改造の続きです。砲塔後部の拡張部分を除去すべく、ニッパーで切り取ってヤスリで形を整えていきました。
砲塔前部の張り出しは、形状が異なるので、実車の画像などを参考にして改造します。
張り出しの上面を上図のようにカットしました。
カットした部分にプラ板を張ってL-60の初期型砲塔の形状に合わせました。
砲塔後面は、熱をあてて曲げ加工したプラ板をあてて円形に整え、薬莢排出口の穴をあけました。
砲塔上面の工作の状況です。プラパイプで機銃架を作り、プラ板でハッチとハッチの枠を作り、ジャンクパーツで跳弾板とペリスコープと砲塔背面のフックを作りました。
改造が完了しました。なんとかL-60の初期型砲塔に近づけることが出来ました。
反対側からの姿。
上面の様子。ハッチは開閉自在にしようかと迷いましたが、接着固定しました。
武装は、主武装がマドセン20ミリ機関砲、副武装が7.92ミリマドセン機関銃ですが、トルディⅠでは副武装が34/37A 8 ミリ機関銃に換装されているため、副武装のC1の代わりにジャンクから形状の似た7ミリ機銃のパーツをもってきて取り付けました。
ちなみにL-60のスウェーデン陸軍向けの量産型つまりL-60sは、主武装がボフォース37ミリ戦車砲に強化されているので、今回のL-60aタイプとは容易に識別出来ます。
この初期型砲塔と武装のL-60軽戦車をもって、新潟ビゲン高校チームは試合にのぞんでいたわけですね。 (続く)