去年10月の模型サークルの会合にて、ガルパンプラモ仲間のTさんと、アンツィオ戦OVAの話で盛り上がりました。Tさんは、アンツィオチームが参戦させた3種の車輌のなかで、M41セモヴェンテに思い入れがあるようで、「劇場版でも活躍してほしかったなあ」と何度も言いました。プラモデル的にもM41セモヴェンテは面白いなあ、と話していました。
確かにM41セモヴェンテはプラモデル的にも面白いかもしれません。P40のキットはイタレリ製品のみ、CV33はブロンコ製品のみですが、M41セモヴェンテはタミヤ、イタレリ、ズベズダなど複数のメーカーからリリースされています。それらのうち、ズベズダの製品はイタレリのOEMであるそうです。
ガルパン公式設定資料図の劇中車です。以前にタミヤ製品にて再現製作をやりましたが、車体各部の形状や寸法などがあちこち異なるために、劇中車に限りなく近づけることは不可能でした。
その後、劇中車の元モデルはイタレリまたはズベズダの製品であるらしいと聞き、そちらのキットでも作ってみようかと考えたのですが、該当キットが古い時期の品であるためか、模型店でも通販でも入手出来ない状態か長く続き、機会を得ないままでした。
該当キットをようやく見つけたのは12月上旬、岡山市内のブックオフにおいてでした。上図のズベズダの製品を1000円で購入しました。キットはM40ですが、劇中車のM41と外見は同じですから問題はありません。
そして手元には、以前に制作したタミヤキットの車輌があります。可能な限りガルパン仕様に合わせて改造もしくは修正しています。とりあえず、この完成品も参考にしてみます。
このタミヤキットの車輌は、劇中車とはあちこちで輪郭や寸法が異なります。今回製作するズベズダ製品は果たしてどうでしょうか。
今回のズベズダ製品の中身です。意外にシンプルで、タミヤ製品とあまり変わらないようなパーツ数の少なさです。
車体パーツの底面にはズベズダのマークが見えます。本当にイタレリからのOEM品なのだろうか、とちょっと疑問に感じました。
しかし、バリがすごいですね・・・。
履帯はベルト式です。これは個人的には有り難いです。
短い履帯パーツも2種類ついています。予備履帯でしょうか。
説明書です。ロシア語ですので全く読めません。紙質も良くないうえに、経年によって茶色っぽくなっています。昔の新聞紙みたいです。
説明書の裏面が組み立てガイド図になっています。
ランナーを見ていて気付いたのですが、パーツ番号がどこにも見当たりません。
パーツ番号は、組み立てガイド図の横のパーツ図に表示されていました。これを見ながらパーツを切り出してゆくのだと気付きました。 (続く)