2019年4月12日より15日まで、三泊四日の行程にて「ゆるキャン△」マイカー巡礼に行きました。マイカーでの旅は、2018年5月の長野、山梨、静岡周遊に続いて二度目でした。
今回の巡礼範囲は、山梨県の富士五胡エリアと長野県の諏訪エリアとに絞り、その間に身延エリアと北杜エリアをはさみこむ形でコースを決め、身延に一泊、諏訪に二泊して諏訪の歴史観光もついでに楽しむことにしました。
4月12日の朝5時前に京都西大路の下宿を出て、適度な休憩を重ねつつ名神、新名神、新東名を走り、新富士インターで降りて、すぐにガソリンを補給しました。
降り出した雨の中を、富士西麓の国道139号線、および県道71号線を進み、季節外れの寒波による雪景色にビビりつつも、なんとか無事に抜けて富士吉田市に入り、上図の「道の駅富士吉田」に着いたのは、10時11分でした。京都から5時間余りかかったことになります。
御覧の通り、富士山周辺は先日までの積雪が残り、これで4月中旬かと思うほどの寒さでした。ほぼ一週間前にレンタカー利用での身延、早川エリア巡礼を実施しており、その時は快晴で少し暑いぐらいでしたから、今回の荒天ぶりには驚かされました。
しかし、天気予報では午後から晴れるとのことでしたので、それに期待しつつ、とりあえず計画通りのコースをたどることにしました。
今回の聖地巡礼の最初のスポットは、この道の駅富士吉田に2ヶ所ありました。一つは上図のモンベル富士吉田店です。付近には各務原なでしこの幟も立てられていました。
このお店は、「ゆるキャン△」原作コミック第6巻の64ページ1コマ目に、「カリブー富士吉田」の名前で登場しており、山中湖キャンプに向かう大垣千明、犬山あおい、斉藤恵那の3人が立ち寄っています。
私は車で来ましたが、3人は富士急行の富士山駅からバスでやってきています。実際にその路線バスがまもなくやってきて、道の駅の施設前のバス停に止まっていました。
とりあえず、原作コミック第6巻の64ページ1コマ目と大体同じ構図で撮ってみました。原作のシーンは魚眼レンズ風の広角ワイド構図が多いので、ピッタリ合わせるのは難しいです。
入ってみることにしました。10時開店なので、到着後すぐに入ることが出来ました。
玄関口のすぐ内側左手に、大きなクマのマスコットが立っていました。原作コミック第6巻の64ページ3コマ目に出ているシカの「カリブーくん」の元ネタです。作中では犬山あおいや大垣千明が抱き着いてモフモフ感を楽しんでいましたが、私はやりませんでした。
しかし、お店の方は、「ゆるキャン△」の巡礼の方はけっこう抱き着いたりしてますね・・・、と苦笑まじりに話しておられました。オッサンやオジサンが入れ替わり立ち代わり抱き着くのですから、クマのマスコットも大変だな・・・。
以前はそんな光景は有り得なかったそうですから、いかに「ゆるキャン△」の影響が大きいかがよく分かります。
次は、向かいの高台にある富士山レーダードーム館に行きました。施設までの歩道わきに各務原なでしこの幟が立っています。たぶん、誘導の目印を兼ねているのでしょう。
施設前庭には、志摩リンの幟もありました。二人とも冬キャンの服装なので、この日の季節外れの雪景色にうまくマッチしていました。
この施設は、かつて富士山頂に設置されたレーダードームを移して保存維持する役目をもち、35年間にわたる台風などの気象観測の歴史、富士山頂の概容などを体験出来る学習施設の一種です。原作コミック第6巻の63ページ4コマ目にバス停の背景として登場しています。
ここで5月6日まで開催されている「ゆるキャン△」パネル展示を見るのが、今回の来訪の目的でした。そういうチャンスでもないと、この種の施設にはなかなか来る機会が得られません。と言うか、こういった施設があること自体、今回の企画を通して初めて知りました。
玄関口を入ると、左手の多目的ルームが展示スペースになっていました。
正面に2体のキャラクターパネルが設置されていました。この2体は、他のキャラクターパネルと違って、原作者あfろ氏の描き下ろしイラストを用いてありました。
各務原なでしこ。原作のタッチは、アニメのよりもスマートですね。
志摩リン。いずれも温かい飲み物を手にしていますが、何の飲み物でしょうか・・・。
パネル展示だけかと思いきや、奥の方に見慣れたモノが置いてありました。
やっぱり志摩リンのビーノが、お約束のように置いてありました。3月の巡礼時に身延山ロープウェーの下の駅舎内で見かけたのと同じです。身延山ロープウェーの下の駅舎内での展示を終えてどこかへ移されたと聞いていましたが、ここだったのですね。 (続く)