先日の模型サークルの会合にて、ガルパン戦車の適応キット等に関して、インテリアも作って楽しめる製品は沢山あるのか、というような質問を受けました。いずれはインテリア付きで作って楽しみたいので、良さそうなのを紹介して欲しい、とも言われました。
ガルパンのアニメ劇中には数多くの戦車の車内シーンが登場します。戦車道試合におけるキャラクター達の活動の大半は車内で行われています。インテリアキットで車内空間を疑似体験しながら作れば、ガルパンの世界をより楽しめるのは間違いありません。
私自身、これまでに幾つかのガルパン戦車をインテリア付きで作った経験がありますので、類似の製品については色々と調べていますが、沢山あるようには思えません。その代表的な製品について、今回まとめて紹介してみます。
まず、大洗女子学園チームの車輌のインテリア付きキットとしては、上図のドラゴンの38(t)戦車G型が挙げられます。劇中のカメさんチームの搭乗車はB/C型という謎仕様ですが、インテリアはG型と同じであるため、インテリアに関しては適応キットの一つに数えて良いと思います。ただし、外見はB型に合わせるべく改造が必要です。ホビーサーチでの案内情報はこちら。
38(t)戦車のキットは、ホビーボスからもB型のインテリア付きキットが出ています。旧トライスター製品の再販になります。劇中車とは無線機の位置が異なるようです。ホビーサーチでの案内情報はこちら。
他に、ウサギさんチームのM3中戦車リーも、アカデミー発のインテリア付き製品が出ています。ホビーサーチでの案内情報はこちら。
次に、黒森峰女学園チームの車輌のインテリア付きキットとしては、上図のライフィールドモデル発のティーガーⅠ初期型がまず挙げられます。細部の幾つかにおいては劇中車に合わせる改造が必要であるようですが、品質の良さは折り紙付きです。隊長西住まほの気分に浸りつつ作り込むのも良いでしょう。
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また、タコムからは上図のティーガーⅡヘンシェル砲塔タイプのツィンメリット無しキットが出ています。 副隊長逸見エリカになりきって車内での動きをあれこれ追体験してみてはいかがでしょうか。
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プラウダ高校チームの戦車の元ネタのソ連軍戦車のインテリア付き適応キットは、AFVクラブの製品群が知られます。上図のT34/85の他、T34/76も出ています。ガルパンの劇中車に合わせるには外見の改造および転輪の交換が必要ですが、インテリアに関してはそのまま使えるようです。
なかでも、隊長カチューシャ搭乗のT34/85の適応キットとしては、上図の品番35S55の品がおすすめです。転輪の交換こそ必要ですが、あとはそのまま組み立てても良いのではないかと思います。スケルトンキットですので、外から内部が見えるようになっているのも魅力的です。
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知波単学園チームの車輌のインテリア付きキットとしては、上図のファインモールド発の九七式中戦車の限定版キット2種が使用出来ます。車台と砲塔との組み合わせが史実通りですので、ガルパン劇中車に合わせるには交換が必要です。もしくは、公式キットを購入して、インテリアのみを移植するという方法もあります。
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上図のドラゴン発のⅡ号戦車F型のキットは、そのまま西住家Ⅱ号戦車の公式キットに転用されています。劇中車には一切のマークが無いため、デカール等が必要ありませんので、このキットを使用しても構いません。
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「最終章」第1話に登場するBC自由学園チームのルノーFT-17軽戦車については、上図のキットがモンモデルより販売されています。2013年発売の新しい製品だけあって、精度も良く高品質です。公式キットはフライホークのキットを用いた1/72スケール品が先行して発売される予定で、1/35スケール品はこのモンモデル製品が公式キット化されることになっていますが、インテリア付きであるかどうかは、まだ分かっていません。
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最後に、公式キットになっているインテリア付き製品として、アンツィオ高校チームのCV33カルロ・ベローチェが挙げられます。元キットはブロンコの製品です。
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以上、代表的な製品を紹介しました。チームによってはインテリア付き適応キットが見当たらない車輌の方が多く、聖グロリアーナ女学院やサンダース大付属高校チームの所属車輌は全く製品化がなされていないようです。
ただ、幾つかはインテリアパーツのみがレジンキットなどで出されて、それを既存のキットに移植するという方式をとるバターンもあります。例えば、Resicastから出ていたM4シャーマン用の操縦区画インテリアセットというのがあり、シャーマン系列の各車のキットに使用出来るという触れ込みでした。
なお、ドラゴンやタミヤの製品の中には一応インテリア部分も大まかに再現されているものがあります。大洗女子学園チームのⅣ号戦車やⅢ号突撃砲、アンツィオ高校チームのM40セモヴェンテ等の車輌が該当しますが、完全というには程遠いので、色々追加工作が必要になります。
その他の車輌に関しては、公式設定資料などを参考にして自作するしかないでしょう。
唯一履帯のみ異なるので別のところからミラー履帯を用意する必要があるだけです
エンジンの配管類が省略されているのでそこを拘る人にはちょっとだけ手間かもしれませんが
同じくRFMからパンターG型が、トランぺッターからマウスのインテリアキットが発売されますので黒森峰はかなりそろいますね
ティーガーⅡについて言わせてもらえば、タコムよりもインテリア別売りのMENGの方が優れています。
(砲弾とラックが別パーツのため組みやすい等)
あと近々、ライフィールドとタコムからパンターがでます。ライフィールドはAFVクラブ同様、初回クリア外装です。
フルインテリアはディスプレイを工夫しないと苦労が報われません、プロポーションは犠牲になりますが私は下記のように飾ってます。
https://twitter.com/Dance0130Happy/status/961555168209780736
https://twitter.com/Dance0130Happy/status/858616660948697089
そうですか、まほ車仕様へのパーツが全部余剰パーツとして入っていますか。それは知りませんでした。素晴らしいですね!
RFMのパンターG型、当方としたことが、すっかり失念しておりました。一番好きな戦車なのに、です・・・。パンターはタコムからも出るそうで、どっちを買おうかと迷っています・・・。両方欲しいのですが、資金が・・・。
いずれにせよドイツ戦車は人気がありますから、フルインテリアキットは今後も出てくるでしょうね。
梅原屋での展示、素晴らしいですね!やっぱり分割して内部を開放するという方法がベストですね。
砲塔内部にアニメ画が貼ってあるのですか。アニメオタクの部屋みたいで笑えます。
こんな凄い展示が見られるのであれば、大洗に行きたくなるではないですか・・・。やだもー。
フルインテリアはこういったネタを詰め込めるのが好きです。
逸見エリカだけでなく、ノンナもIS-2の砲塔内で同じ事をやっていそうですね。
ということで、今度はIS-2のフルインテリアのディスプレイを是非!
戦車に限らず、内部空間でのドラマを再現または追体験出来るだけでなく、自在に表現出来る、という点にフルインテリアの魅力的な楽しみ方がありますね。
インテリアが不要な人はインテリアを購入しないという選択肢が生まれるわけで、そのぶんかなり安価に出来の良いキットを購入できるわけです
そういえばタコムのパンターはGではなくA型では?