セージは長い歴史を通じて、 全世界で不老長寿のハーブとして高く評価されてきた植物で、「長生きしたければ5月にセージを食べなさい」というイギリスの格言が、このハーブの威力をすべて物語っています。特に17世紀の中国では大変珍重され、オランダの商人は、葉1枚につき中国茶3箱という高値な値段で中国に売っていました。
saviaという学名は、治療力があるという意味のラテン語salvereからきており、このハーブが昔からもてはやされたことが沸かす。ローマ帝国では、儀式で捧げられる聖なる植物でした。儀式を受ける当人は、白いチュニックをまといパンとワインを捧げて、体を洗い清め、裸足になる習わしがありましたが、ローマの法律では、そのとき鉄の道具を使ってはならないとされていました。鉄とセージは相容れないものだと考えられていたからだそうです。
葉は四角、若い茎と葉は白柔毛で覆われて灰緑色になり、基部からよく分岐して、直生します。葉は対生、長い葉柄があって、表面は細かいしわになります。長楕円形で、長さ2.5~5cmです。初夏に花茎を伸ばして青紫色の花を穂状につけます。コモンセージ薬用種の代表的なセージです。ミツバチも大好きで、寄ってきます。メキシカンブッシュセージの葉は細長く、少しグレーがかっています。紫色の花を咲かせます。チェリーセージオータムセージともいわれ、甘いフルーツの香りがします。パイナップルセージの葉はパイナップルのような甘い香りがします。半耐寒性で、気温がマイナス5℃以下になるところでは鉢上げして冬越しします。フルーツセージ細かい毛で覆われた大きな葉は、甘い果物の香りがします。0℃以下のときは鉢上げします
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