日々の恐怖 12月29日 ご神木
うちの叔父は土建屋やってて、いわゆる“ご神木”を処理したことがあるんだが、帰る途中で事故起こして、神木を処理した重機はめちゃくちゃになった。
重機に乗っていた叔父も事故で骨折+指3本車体に挟まれてもっていかれたうえ、その後から奥さんが乳がん・甲状腺がん・胃がんを繰り返して結局死亡した。(ちなみに転移じゃなく、それぞれ別の癌らしい。)
息子も事故に巻き込まれて人工関節をいれたし、後遺症でかなり長く苦しんだり、もやもや病で現在も定期な検査が必要だ。
その後、息子は長く付き合っていた恋人と結婚したんだが、生まれた子供は上が生まれつき心臓に疾患もちだった。
下の子は3歳の検診の時に耳の異常で引っかかって真珠腫と診断を受け、摘出手術をしたけど、数年後に再発した。
難聴で耳が聞こえづらく、顔面麻痺まで併発していて水もうまく飲めない。
あまりにも不幸が続くので、周囲からお祓いをすすめられたこともあるらしいが、
「 馬鹿らしい。」
と言い聞く耳もたない。
本人だけならともかく、家族や孫にまで影響がでてる。
その肝心の叔父は、現在食道ガンで闘病中である。
童話・恐怖小説・写真絵画MAINページに戻る。
大峰正楓の童話・恐怖小説・写真絵画MAINページ