ある♀社長の由無し事

実名のブログやFacebook等でなく、匿名だから言えることを綴っていきます。

強制削除

2014年03月09日 | 介護
父用に買ったケータイの電話帳から
私のケータイ番号を削除しました。

父からの「イタ電」に
私の我慢も限界になり、
電話帳から私の番号がなくなれば
かけて来れないだろうと思いまして。

「イタ電」については
「何もしてない」
と本人は言い訳しますが
私のケータイには着信履歴が、
父のケータイには発信履歴が、
しっかり残っています。

どうやら日頃の父の行動から推測すると

(1)意味もなくケータイをいじる

(2)電話帳を開いているうちに
   登録番号1番に登録してある
   私のケータイにかけてしまう

(3)本人は私に電話したという
   自覚は全くない

ということのようです。

本人に悪気はないし、
認知症の症状がさらに進んだことで
ケータイですらまともに
操作できない状況であると
頭では理解はできます。

ただ、
「イタ電」を受ける側の感情は
「もういい加減にして!」と
冷静でいることは難しいです。

誰か第三者からすれば
「何もそこまでしなくても・・・」
と言われるかもしれません。
でも、私の精神状態を守れるのは
私自身だけです。
父の言動で
私のココロの平和を乱されるのは
まっぴら御免です。

電話帳から私の番号が消えたことで
もう二度と父からの「イタ電」に
悩まされることもないと思うと
本当にスッキリしました。

母と口論

2014年01月04日 | 介護
12月某日、
お正月を別荘で過ごすため
両親が東京を離れました。
おかげで
私は子ども(=猫)達と
平穏な暮らしを楽しんでいます。

ところが
またも私の心に
波風を立てるようなことが
持ち込まれてしまいました。

父の持っている
ある権利に関することで
ちょっと面倒な作業が必要で、
それを私に「やれ」と
父の周りの人間が
言っているそうです。

この一年、
いえ、
この半年だけ見ても、
父のその場その場の気分に
周りが振り回され、
当然私も巻き込まれ、
随分嫌な思いをしてきました。

前に
「私は父に関することは
 極力関わりません!」
という宣言をして
実行しているにも関わらず
こんな状態なのですから、
まともに相手をしていたら
本当にどうなっているやら。

なので、
別荘にいる母に電話して
「私は一切関知しません!」
と改めて宣告しました。

当然のことながら
母は当惑して
「あなたがやってくれないと
 どうしようもないじゃない」
「お父さんに、
 あなたに全部任せる、
 って言わせれば良いの?」
と言いましたが、
もう既にそういうレベルの
問題ではないと
きっぱり言いました。

母は私に何を言っても通じないと
悟ってくれたのか
父の仕事関係の人達と
相談してみる・・・と言って
電話を切ってくれましたが
どういう話になるのか・・・。
母お得意の泣き落とし作戦で
私を口説き落とすつもりか、
父の仕事関係の人達が
束になって説得工作を試みるか、
どんな手段を考えてくるか
ちょっと楽しみではあります。(苦笑)

介護離職

2013年12月01日 | 介護
録画しておいた
NHK「クローズアップ現代」を
やっと見ました。

この回のテーマは
介護離職」でした。
介護と仕事の両立ができず
仕事を辞める人が
年間10万人いるとか。

私も親のことがあって
自分のペースで仕事が
できていないので
他人事ではありません。


   ※番組の詳しい内容はこちらを → 


見終わって
「だから、どうすれば良いの?」
という気持ちになりました。

もちろん、
この番組は問題提起を
しているだけであって
解決策を示しているのでは
ないことは分かっています。

ですが、
当事者のひとりとしては、
ゲストのシンクタンク研究員の
コメントのひとつひとつに
過剰なほど反応してしまいます。
「それができないから
 仕事を辞めるんじゃない!」と。

例えば
介護と仕事の両立を支援する制度として
「介護休業」をあげていましたが
認知症の親を介護するのに
こんな制度はほとんど役に立ちません。
介護休業の93日を過ぎたら
どうすれば良いのでしょう?

会社と相談して
短時間勤務にしてもらえば良い
とも例に出していましたが
それをOKと認める会社って
どれ位あるのでしょう?
経営的に体力・余力のある
会社でないと無理だと思います。

介護サービスを使おうにも
利用希望者が多くて空きがなくて
使えない現実もあります。
都会だから仕方ないのでしょうが
我が家の地元でもそうです。
例えば、父をショートステイに
預かってもらいたいと思っても
今までの利用者さんでいっぱいで
「ご新規さん」の利用は
かなり難しいと聞きました。
(なので、ショートステイの利用は
 初めから諦めています。)

番組の中では
介護と仕事をうまく両立させている
ある家族を紹介していました。
また、
介護と仕事を両立させやすい
介護サービスを組み立てていく
ケアマネさんの取り組みも
紹介していました。
ただ、これは
「本当にラッキーなレアケース」
としか私には思えません。
その家族のような
使い勝手の良い介護サービスを
どれ位の利用希望者が
受けられるのでしょう?

番組では
介護する側がもっと「情報」を
入手できるならば
介護と仕事の両立が
しやすくなるのでは・・・
という感じの締めでしたが、
何だか現実を知らない
評論家のセリフに聞こえて
見終わっての後味は
あまり良くないものでした。


父の物欲・その4

2013年09月13日 | 介護
父は2階の自分の部屋に2台(!)、
1階の現在寝室にしている部屋に1台、
インクジェットプリンタを
持っています。
どれも比較的新しいモデルで、
もちろん故障もしていません。

なのに数日前、
また新しいプリンタを
買おうとしていたそうです。

呆れてものも言えません。

仕事でどうしても必要だから
買うということであれば
まだ理解できますが、
はっきり言って
父はもう「現役」ではありませんし
今あるもので十分のはずです。

でも本人は
そんなことは全く理解できないで
「欲しい!」
と思ったらぱっと買おうとするのです。

父は認知症だから
本人に何を言っても無駄、
仕方ないと諦めて
父が注文したもので
キャンセル可能なものは
家族がキャンセルするということを
事務的に処理するしかないのでしょう・・・。

認知症患者の運転免許

2013年06月27日 | 介護
夏生まれの父に
運転免許の更新のお知らせが
届いていました。

もちろん父にはもう何年も
車の運転を一切させていません。
ある時期までは
我々を騙すようなことまでして
運転しようとしたこともありましたが、
さすがに骨折してからは
足の運動機能が衰えているのを
自覚したのか、
「何で運転させないのか!」
と怒鳴り散らすことはなくなりました。

はっきり言って
父には運転はもう無理です。
でも、
免許の更新の時に
たまたま運良く検査や講習に
パスしてしまったら
そのまま新しい免許証を
手にすることになるのです。

父が今のようにまだ判断能力があって
「運転はできなさそう」
と思っているうちは良いですが、
認知症がさらに進行して
それすら分からなくなった状態で
勝手に運転するようなことが起きたら・・・。
考えただけでもぞっとします。
単独事故を起こしてその結果
父が死んだとしても自業自得ですが、
人身事故を起こしたら
どうするつもりなのでしょう?

父の場合は
本人の自主的な免許返上は
まず有り得ないと思うので、
何か他の方法で
免許の更新をさせないように
できると良いのですが・・・。

好きなものすら忘れる

2013年05月23日 | 介護
父の認知症は相変わらず・・・
と言うか、
順調に進行しているようです。(苦笑)

多分、真面目に
「認知症の親を持つ娘のブログ」
を書き始めたら
書くネタには全く困らない位です。

ただ、
以前も書いたように(→)、
ブログが父が原因のストレスの
発散の場になるどころか
「負の感情」を呼び起こすだけなので
父のことは
極力「感じない」ようにしています。


そんな日々が続いていますが
昨夜は
「認知症もここまでなるのかぁ!」
と呆れるやら、感心するやらの
出来事がありました。

昨夜はNHKの「クローズアップ現代」を
見ながら晩ご飯を食べていました。
番組中に末期癌のおじいちゃんが登場し
「何か食べたいものはありますか?」
と聞かれて
「バッテラが食べたい」
と答えるシーンがありました。

その直後、父が
「バッテラってどんなやつだったか?」
と言い出したのです。
母も私もそれを聞いた時
「はあ?」
という感じで一瞬フリーズしました。(苦笑)

なぜなら、父は魚嫌いですが
なぜかバッテラは大好物という
全く理解不能の嗜好でしたので、
自分の好きなものすら忘れる、
覚えてないという状況に、
「人間ってここまで壊れるものなんだ・・・」
と思ってしまいました。

母は優しいので(笑)
「バッテラって、ほら、サバ寿司のことじゃない」
「上に薄い昆布がのってて」
「貴方が好きだったでしょ」
と教えると
「ああ、そうか」
と父は言いました。
本当に思い出したのかは分かりませんけども。

こうやって
いろいろなものを忘れていく父。
はやく私のことも
記憶から消してくれないかな。(苦笑)

いないだけでほっとする

2013年04月24日 | 介護
今朝もはやい時間から
父とひと揉め。

風邪(?)で体調がイマイチのところに
イライラの原因を作ってくれて
もうチョ~不機嫌です。

不幸中の幸いは
午前中は父の通院日だったので
出掛けてくれたこと。
数時間ですが
家にいないと思うだけで
何とも言えない解放感があります。
先生の診察の後
「このまま入院して下さい」って
言われないかなぁ・・・。


ボケ老人とわかっていても

2013年04月10日 | 介護
朝から父と大喧嘩しました。

相手はボケ老人。
自分のやっていることがどういうことか
客観的な理解が無理なので
言っても仕方ないことでしょうし、
言ってはいけないことかもしれませんが、
とにかく私も冷静ではいられない状況でした。

弱い立場のもの(今回は私の猫)の
生命が脅かされるようなことは
実の父親だろうと
ボケ老人だろうと
言うべきことは
はっきり言います。
絶対に許しません。

ある日のトラブル・食事編

2013年01月21日 | 介護
21時を軽く回った頃
家に着いたら
両親がまだ晩ご飯を食べていました。

私も夕食がまだだったので
ありあわせのもので自分の分を
台所で用意していた時、
母が寄ってきて
父の愚痴を言い始めました。

その日は午後から親戚が来て
父の大好物の「最中」をお土産に
持ってきてくれたそうでした。
親戚が夕方になって帰った後、
父はお土産の最中をイッキに3個食べたそうです。
それでお腹いっぱいになったらしく
19時近くなったから母が
「ごはん食べる?」
と聞きても
「まだ食べたくない」
と父が言ったので
母は父がお腹空いたと言い出すのを
じっと待っていたそうです。

私が帰る少し前、
父が突然
「いつになったら飯を食わせてくれるんだ!」
と大きな声をあげたそうです。
いつになったら晩ご飯を出せるのか
イライラしながら待っていた母は
これにはキレたそうで
「食べるなら食べるって言いなさいよ!」
と言い返したとか。

そういうトラブルを避けるためには
お腹が空いていようがいまいが
病院みたいに定時にご飯出すしかないんじゃない?
・・・と母に言いました。
母も「そうね」と言いました。

言葉は悪いですが
認知症患者を「まともな人間」と思っては
介護する側が精神的にまいってしまいます。
ドライに、機械的に、
対応することが必要です。
私は父を「まともな人間」とは思わないようにしていますが
母はまだ割り切りができないようです・・・。

父の物欲・その3

2013年01月18日 | 介護
晩ご飯の支度をしているとき、
某通販会社から電話がありました。

また父が
インターネット回線の契約を条件に
格安で買えるタブレットPCを
注文したそうです・・・。(唖然)

たまたま私が電話を取ったので、即
「そのオーダーはキャンセルします」
と言ったら、
「どうして勝手にキャンセルするんだ!」
と父が怒鳴りました。

前に買ったWindows7のパソコンと
一緒に契約した(させられた)
インターネット回線の2年契約が
まだ残っているのに、
二重に契約する意味があるの?
と父に尋ねました。

すると
「カメラがオマケで付いてるんだ」
と。

「デジカメなら持ってるでしょう?」
「これ以上買う必要があるの?」
とさらに尋ねました。

それに対して
「昔の(フィルム使う)カメラしかないから買うんだ!」
と返してきました。

父はコンパクトデジカメを
私が知っているだけでも2台持っています。
持っていることを覚えてないのか尋ねると
父は黙り込んでしまいました。

それ以上の抵抗(!?)を見せなかったので
私は何事もなかったように
また晩ご飯の支度に戻りましたが
内心はかなりムカついていました。(苦笑)
認知症だから仕方ない、と半分は理解しつつも
どうして無駄遣いばかりするんだろう、って。

認知症は治ることはないにしても
困った行動(=父の場合は余計な買い物をしたがる)を
何とかコントロールする手段は
ないものでしょうか・・・。