お年寄りの自動車免許

池袋で車が暴走して事故を起こし
不幸にも亡くなった方が出てしまいました。

暴走車を運転していたのは
８７歳のおじいちゃんだそうで。

その後の報道によると
２年ほど前に免許を更新したときの
お年寄りに義務づけされている
認知機能検査では「問題なし」とされ
免許更新がされているとのことでした。


この報道を見て、思ったこと。

私は父を近くでみていた経験から言うと、
「本当にこんなので免許更新されちゃうの？」
と疑問に思うほど
認知機能検査は形式的なものという
評価をせざるを得ません。

実際に父の最後の更新の時点で
運動能力も認知能力も
娘の目から見ると
「かなりあやしい」レベルでした。

でも、いくら私が反対しても父は
「絶対に更新する！」
と言い張り、
検査で
「更新できません」
となってくれないかと
ひそかに祈っていましたが・・・
新しい免許証を手にした父の姿に
絶望感すら抱きました。


ですから、
例のおじいちゃんが免許証を持っていること、
イコール、
「正常な運転ができる状態である」
と言い切れないと思います。


また、
年寄りって急激に
状態が悪くなることが多いです。
昨日までフツーにできていたことが
今日は全くできなくなっている、とか。

そのおじいちゃんも
２年前はちゃんと運転できていても
２年たった今は・・・というケースも
じゅうぶん考えられます。


それこそ個人差があるから
年代で切るのは乱暴ではありますが
８０歳過ぎたお年寄りの免許の有効期間３年は
ちょっと長すぎるかもしれません。

１年更新とか
半年に一度の検査とか
できないものですかね・・・。