記事が長いので初めにお礼を…
☆5月3日の方
拍手ありがとうございます! 嬉しいです♪
NHK教育テレビで放映中の連続人形活劇「新・三銃士」第35話『戦いの果て』の感想です。
文中の台詞はうろ覚えです。
ロシュフォールに追い詰められ、崖から飛び降りたダルタニアンは運良く茂みの中に落ち、助かりました。
そして、一人はぐれて迷子になってしまったルイ13世に出会います。
ルイは「パリに帰ったらすぐに兵を訓練して再び戦場に戻る。絶対に今度は勝ってみせる」とダルタニアンに言います。
ダルタニアンはルイと共にパリを目指しますが、途中、反乱軍兵士のルミエールに出くわしてしまいます。
戦いで重傷を負ったルミエールは二人に銃を突きつけ、自分が殺した政府軍兵士とルミエール自身の墓穴をダルタニアン達に掘らせます。
死を真近にしたルミエールの悲痛な言葉。
「戦争で得をするのは上にいる奴らだけさ。
オレは戦争がはじまるまでは農場でチーズを作っていた。
戦が始まり戦場に駆り出され、何人も敵を殺した。
殺さなければ自分が殺される。
この間までチーズを作っていたオレが見ず知らずの奴を殺さなければならない。
この政府軍の男だってオレのチーズを上手いと言って食っていたかもしれない。
何で殺さなければいけない? この戦争を始めた奴が憎い」
墓穴を掘る二人の横で美味しいカマンベールチーズについて語るルミエール。
穴が掘りあがった頃、ルミエールは息を引き取ります。
号泣するルイ。
ルイは自分の過ちに気付き「もう戦は終わりだ。このような不幸は二度と繰り返してはいけない」と誓います。
ところで、やはりパリに戻る途中の宿屋でアトスとミレディーが再会。
アトスは近い将来田舎に帰るのでミレディーに一緒に来てほしい、と告げます。
何だかいい雰囲気の二人です。
同じ宿屋にリシュリュー枢機卿も滞在。
ミレディーに罪の赦免と引き換えにバッキンガム公の暗殺を命じました。
今度の戦争を終わらせるには反乱軍の後ろ盾になっているバッキンガム公に死んで貰わなければならない。
バッキンガム公が死ねばイギリスは反乱軍から手を引く。
後ろ盾を失った反乱軍はもはや我らの敵ではない、という枢機卿の政治的な判断は至極もっともです。
ミレディーは「この者は枢機卿の庇護の元にある。決して手出しをするな」というお墨付きを枢機卿から取り付け、イギリスへ向かいました。
今回は心の底から子供に見て貰いたいドラマだな~と思いました。
(子供に見せて良いのか…?というシーンが多いのですが…!)
ルイ13世は為政者として成長しましたね。
そしていまだ意識がもうろうとした状態のポルトスの容態が心配です。
そういえば、老婆を殺したことを悔やむアラミスは銃士の剣を投げ捨ててどこかに消えてしまいましたので、こちらも心配です。
今回、ルミエールの声を演じたのは爆笑問題の太田光氏。
朴訥としたチーズ職人を渋く演じていらっしゃいました。
人形も本人を模したもの。
でも、田中祐二氏のバッソンピエール人形と違って、適度にデフォルメされ物語の世界にちゃんと溶け込んでいて好印象でした。
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