銀幕大帝α

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殺人犯

2010年11月01日 23時49分01秒 | 亜細亜サスペンス
MURDERER/09年/香港/121分/犯罪サスペンス・ミステリー/劇場公開
監督:ロイ・チョウ
出演:アーロン・クォック、チャン・チュンニン、チョン・シウファイ

<ストーリー>
猟奇連続殺人鬼は自分?という疑念にとらわれた記憶喪失の刑事の運命は・・・。
<感想>
もうちょっとで傑作に成り得る脚本かと。
少し話を小難しくし過ぎたのが勿体無い。

ラストの衝撃展開が味を出しているだけに、それを引き立たせる上でもシンプルに流れを持っていた方が良かったんじゃないかな。
曖昧なシーンが何箇所かあった事と、犯人の動機が余り明確でなかった事が傑作になれなかった要因かな。

主人公レンを演じたのは香港四天王の一人アーロン・クォックですが、終盤でドリルを持って犯人に鬼気迫る演技は表情からして中々のもの。

記憶を失った男が自身を疑いつつも犯人を突き止めようとする辺りは『メメント』であり、猟奇殺人やダークな雰囲気作り、後味の悪さからしては『セブン』でもあり。
しかし、この映画の軸は養子をもらった夫婦に訪れる悲劇を描いた『ケース39』『エスター』そのもの。

子供が絡んでくると否応なしに不気味さが生まれてくる。
そして相手が相手だけに何も出来ないもどかしさ。

発育障害、悪魔の子、そして本作の○○症などアイデアが尽きない限り、今後もこのような裏に何かを隠し持つ子供をテーマにした映画が生まれるんだろうね。

レンの妻を演じたチャン・チュンニンがとても美しい人でした。
だけにオーブンで・・・のシーンは流石に辛い。

オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★
10/11/01DVD鑑賞(新作)
殺人犯 アミューズソフトエンタテインメント
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レンタル開始日:2010-10-22
コメント (6)
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