銀幕大帝α

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死霊のはらわた(1981)

2013年10月15日 21時04分44秒 | 洋画ホラー
THE EVIL DEAD
1981年
アメリカ
86分
ホラー
R-15
劇場公開(1985/02/23)



監督:サム・ライミ
製作総指揮:
ブルース・キャンベル
サム・ライミ

脚本:サム・ライミ
編集助手:ジョエル・コーエン
出演:
ブルース・キャンベルアッシュ(アシュレイ・J・ウィリアムズ)
エレン・サンドワイズシェリル
ベッツィ・ベイカーリンダ・ウィリアムズ
ハル・デルリッチスコッティ
サラ・ヨークシェリー

<ストーリー>
郊外で楽しい休暇を過ごそうと山荘を訪れたアッシュら男女5人が、悪戯で復活させてしまった邪悪な死霊に次々と血祭りに上げられていく。

-感想-


奇襲!!死霊三人娘!




危うし!アッシュ!!
今こそ立ち向かえっ!
だがしかし・・・

怯え過ぎ
オタオタし過ぎ
不意打ち食らい過ぎ

と3拍子揃ったアッシュ君、主人公の癖に役に立たな過ぎ使えない(≧m≦)ぷっ!

遂先日リメイク版を観た影響もあって、超久しぶりにオリジナル版を再見。
言わずと知れた80年代ホラーブームの立役者であり、スプラッター映画というものを世界中に知らしめたサム・ライミ監督のデヴュー作にして大傑作。

笑いと恐怖は紙一重とは良く言うが、無駄にやり過ぎな描写の数々が可笑しくもアリ逆に怖くもアリで、作品全体に漂う半端無い緊張感に心地好さも覚えて目が離せなくなる状態に陥る事必至。

自主制作級の低予算ムービー故に特撮技術にはショボさを感じるが、その低予算を逆手に取っての身近にあるあらゆる小道具と素材を駆使して「真剣」に「丁寧」に撮影した結果、スプラッター描写の全てに対して存分に味わうことの出来る“気持ち悪さ”というものを生み出す事に成功している。


小屋全体を覆いつくすかの様なスモッグには“これからとんでもない事が始る”そんな予兆を持たせ不気味さを感じさせてくれるし、不安を煽るかのようなカメラワークや効果音もホラー映画の醍醐味として存分に発揮している。

金がなくても優れたアイデアと情熱、そして高い演出力があれば面白いものが撮れるんだという事を証明してくれたライミ監督、お見事であります。

本作最大の見所はアッシュが血糊を大量に頭から浴びまくる終盤。
ここで起きる邦題通りの死霊がはらわたを撒き散らす“死霊のはらわた”シーンはクライマックスに相応しいグログロ祭りになっており、今観ても何度観てもその出来の素晴らしさと可笑しさに心の中で拍手喝采。


いや~良い映画は何時観ても何回観ても面白いものは面白い。
そしてしっかりと記憶に残してくれる。
リメイク版に足りなかったのはコレ!
後、テンポも物凄く良かった。
傑作と言われる映画はどれだけ年月が経とうとも内容を忘れないし、また不意に観直したくなる中毒性を秘めてるよねぇ。

評価:★★★★
13/10/15DVD鑑賞(旧作)
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レンタル開始日:2013-10-09
メーカー:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:
『死霊のはらわた(1981)』(シリーズ第1作)
『死霊のはらわた II(1987)』(シリーズ第2作)
『キャプテン・スーパーマーケット(1993)』(シリーズ第3作)
『死霊のはらわた(2013)』(リメイク)

『死霊のはらわた ライジング(2023)』

コメント (10)
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