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CENSOR
2021年
イギリス
84分
ホラー
R15+
劇場公開(2024/09/06)
監督:
プラノ・ベイリー=ボンド
脚本:
プラノ・ベイリー=ボンド
出演:
ニアフ・アルガー・・・イーニッド・ベインズ
ニコラス・バーンズ・・・サンダーソン
ヴィンセント・フランクリン・・・フレイザー
ソフィア・ラ・ポルタ・・・アリス・リー
エイドリアン・シラー・・・フレデリック・ノース
マイケル・スマイリー・・・ダグ・スマート
<ストーリー>
1980年代の英国を舞台に、過激な有害シーンのチェックを行う検閲官が、ある1本のホラー映画をきっかけに、幼いころに失踪した妹の生存を確信し、その映画の謎を調べるうちに、次第に映画と現実の境界があいまいにあっていく恐怖の行方を描く。(allcinemaより抜粋)
現実が、映画の中に
溶けていく
―感想―
え?これで終わり?
そんな映画だった。
結局主人公のイーニッドは虚構の世界に捉われて現実の世界に戻れなかった、そういうオチなのかねえ。
意味が分かんない(;^_^A
ま、あれだけ次々とB級スプラッターホラーを観ていたら頭もイカれてくるだろうよ。
検閲する映画のタイトルが面白い。
『地獄の食人祭』
『狂鬼のえじき』
『悪夢の切り裂き魔』
『野獣男』
『殺戮の文房具』←これ特に酷すぎる(笑)
そして『血塗られた教会』。
どれも積極的に観たいとは思わないタイトルなのが笑える。
けど、一部映画の内容が映し出されるのだが、かなりハードなゴア描写になっていて、そこはちょっとホラー映画好きな自分としては興味津々。
でも作品としてはつまんないんだろうなあ。
映画の中の映画はグロイ描写だらけだが、現実での殺人は正直そんなに、てのが個人的に不満。
後半完全に頭が狂ったイーニッドが撮影現場に訪れて、「お前らが全部悪いんだ!」とかなんか叫びながら男優や監督を惨殺するのだが、その小道具、本物使ってるのかよ、とツッコンでしまった。
検閲中に気分が悪くなり嘔吐した後のイーニッドが本当に顔面蒼白になっているのは良かった、リアルに表情を作り上げている。
後オープニングクレジットで流れるBGMが中々にホラーに合った雰囲気を生み出していて気に入った、それ位かな印象として強く残ったのは。
前述した撮影現場シーンは、その場に居たスタッフ全員を鬼の形相で纏めて殺す程の無茶苦茶さに近い突き抜けた感じにして貰いたかったかも。
なんか虚構の世界に拘り過ぎてか、芸術性寄りの意味不明でしかないんだよね、そういうのを自分は求めていなかったから余計に戸惑いながら観終えてしまったものはある。
観終えた後に監督が女性と分かって、あーだからかあ、とやっぱり俺は女性が監督した作品の大半はほんと相性が合わない。
そういえばかなり昔、凶悪な殺人事件を犯した犯人がその手のホラー映画のVHSテープを所持していたという事もあって、全国のレンタル店から有害なホラー作品が撤去された、てのが日本でもありましたなあと、ふとそれを思い出しました。
評価:★★☆
25/02/26Blu-ray鑑賞
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